2019年11月01日(金) 更新

【大学職員になるにはガイド】必要な準備・主な仕事内容・業界の現状・採用試験について徹底解説

大学教員には「一般教養」や「専門知識」が必要だと多くの就活生が感じている

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「大学職員になるにはどのような知識が必要だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 十分な教育の知識
  • 一般教養
  • 専門知識
  • 教育知識
  • 英語

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「大学職員になるにはどのような知識が必要だと思いますか?」

就活生は、大学教員になるのに数多くの知識が必要だと感じているのがわかりました。アンケート調査では、「一般教養」や「専門知識」などが必要だと回答する就活生がほとんどです。
この記事では、大学教員の仕事内容から業界の現状、採用試験に至るまで、幅広い視野から見ていきます。大学教員を目指す就活生はぜひ一読しておきましょう!

大学職員の仕事内容とは

大学職員が普段どのような業務を行っているのかを、詳しく知っている人は多くないと思います。大学職員になるには、まず大学職員が普段行っている仕事内容を詳しく知るのが大切です。それでは大学職員の仕事内容についてご紹介します。

大学職員の主な仕事内容

主な大学職員の仕事内容は以下の通りです。

《仕事内容》
・大学入試センター試験や個別学力試験の実施
・学籍管理や修学指導、試験、成績の処理
・奨学金や授業料免除、学生の健康管理と生活指導
・学生の就職関連全般
・大学の行事やイベントの企画、運営
・大学内の会議の準備

紹介した仕事内容以外にも、もちろん行う仕事は多々あります。まずは紹介した仕事内容が、大学職員の主な仕事内容となっていますので、まずはこちらを頭に入れておきましょう。

大学の運営は多岐に渡る業務によって成り立っている

大学職員あるいは大学事務というと、学部事務室やキャリアセンターで働いている事をイメージする人が多いと思います。大学の運営は多岐に渡る業務によって成り立っています。

例えば、大学にもよりますが、教務庶務係では授業運営に関わる業務と時間割編成を担当しています。担当業務は係によって大きく異なります。

どんな企業があるのか知ることも一つの選択

まずはどんな業界があり、業界ごとにどんな特徴があるのか知るのも一つの手です。自分の求めている企業の特性を知ることで職業選択の幅も広げることができるでしょう。業界マップでは、就活生に人気の高い21業界200社以上の情報を一気に読むことができます。この機会に無料でダウンロードし、業界理解に役立てましょう。

大学を取り巻く環境とは

ここまで、大学職員の主な仕事内容について紹介してきましたが、ご理解いただけていますか?

続いて大学職員になるには、前述で紹介した大学職員の仕事内容だけでなく、職場としての大学はどのような場所であるのかを知っておく必要が有ります。大学に関する基礎知識をこれから見ていきましょう。

長期低落産業といわれている

大学は経営の面からみると、長期低落産業であると言われています。少子化の影響により顧客が減少しているにも関わらず、文部科学省は新設大学を次々と承認してきました。

その結果、現在は過当競争状態にあります。各大学はこの過当競争を生き残るため、顧客すなわち学生の獲得に尽力しています。大学職員になるには、こうした大学の経営に関する知識も必要です。

title: 大学職員になるための仕事理解とエントリーシート作成のポイント

大学職員の採用試験について

大学職員の採用試験についてご説明しましょう。大学職員になるには、どのような採用選考を勝ち抜かなければならないのでしょうか?また大学職員になるには、どのような準備が必要でしょうか?

国立大学職員の試験は7つの地域に分かれて行われる

まず、国立大学職員の採用について見ていきます。国立大学職員になるには、「国立大学法人等」の職員採用試験を受験します。試験は全国7つの地区(北海道、東北、関東甲信越、東海と北陸、近畿、中国と四国、九州)ごとにおこなわれます。自分の志望する国立大学がある地域の試験を受けましょう。

選考採用は下記の日程で行われます。

1月中旬 試験案内の確認
4月上旬 受験申込
5月下旬 1次試験
6月中旬 2次試験

公立大学と私立大学の大学職員、大学事務の採用選考は各大学で異なります。日程や選考フローに注意しましょう。公立、私立大学の大学職員になるには、大学ごとの採用試験の準備が必要となります。

教養とコミュニケーション能力が見られる

大学職員になるには、どのような採用選考対策をするべきでしょうか。ほとんどの大学の採用選考は、筆記試験と面接を行います。大学は筆記試験により、求める教養レベルを持っているかを判断します。筆記試験対策として、時事問題や基本的な語学に関する知識を身につけておきましょう。

さらに大学職員は、大学生や留学生、オープンキャンパスの来場者、他大学からの研究者など、さまざまな人の対応をしなければなりません。大学職員には、高いコミュニケーション能力も求められるといえるでしょう。「好印象を与える挨拶ができるか」「コミュニケーション能力は高いか」等が面接では見られていると意識して、準備をしてください。

大学職員になるには筆記・面接試験の準備が必要不可欠

大学職員になるには、筆記試験と面接試験を合格するための準備が必要不可欠です。大学職員は、教養とコミュニケーション能力が求められるためです。少ない採用人数に対し応募が殺到するため、教養やコミュニケーション能力に多少の自信がある程度では、大学職員になるのは難しいでしょう。

厳しい採用選考を突破するためには、筆記試験と面接試験の準備として、時事問題や基本的な語学に関する知識を勉強すること、その大学について研究しておくことが有効です。準備を怠らず、採用試験に臨みましょう。

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