福利厚生としての社員持株制度のメリット・デメリット｜入社前に確認しておくべきポイント

社員持ち株制度について知っている就活生はそこまで多くない

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「社員持株制度ってどのような制度か知っていますか？」

アンケート結果によると、社員持ち株制度という福利厚生について知ってい人、知らない人はほぼ半々でした。業界や企業によってない場合があるため、こういった結果になったのだと考えられます。社員持ち株制度とはズバリ「社員が自社の株を所有できること」ですが、具体的にどういった制度なのでしょうか？本記事では、福利厚生としての社員持ち株制度の概要、社員にとってのメリット・デメリットを紹介していきます。

福利厚生の社員持ち株制度とは？

ここでは、社員持ち株制度のメリット・デメリットについて紹介していきます。その前に、そもそも福利厚生の社員持ち株制度とはいったいどのようなものでしょうか。社員持ち株制度の内容について、見てみましょう。以下で詳しくご紹介していきます。

社員持ち株制度＝会社を支援する制度

従業員(社員)持株制度というのは、従業員の自社株取得を奨励する制度です。従業員が自社株を取得しやすいように、奨励金の支給や株式取得資金の貸し付けなど、特別な配慮がなされます。上場企業などの従業員が自分の勤めている企業の株式（自社株）を定期的に購入して、会社を支援する制度といえるでしょう。

社員持ち株制度のメリットとは？

会社を支援する制度となると、従業員には何のメリットもないと考えてしまいますよね。従業員が自社株を保有できる社員持ち株制度のメリットには、どんなものがあるのでしょうか。ここからは、社員持ち株制度のメリットについてご紹介していきます。

社員持ち株制度の大きなメリットは資産運用

ではここで、どのようなメリットが従業員にとってあるのか、ご紹介していきます。

◆社員持ち株制度のメリット

・少額の金額から定期購入ができる
・給料もしくはボーナスから天引きされるので簡単
・会社によっては奨励金が支給される
・中長期的な視点で株式による資産運用が可能

上記のように、社員持ち株制度のメリットは複数あります。その大きなメリットは、株投資による資産運用が手軽に出来るという点です。

社員持ち株制度のデメリットとは？

福利厚生として社員持持ち株制度を導入するのはメリットがあるのは分かりましたが、反対にデメリットはないのでしょうか。社員持ち持ち株制度を奨励しない企業もあるため、必ずしもメリットばかりとは言えません。社員持ち株制度のデメリットについて、ご紹介します。

株価の下落により価値がなくなる可能性がある

社員持ち株制度のデメリットは、株価の下落にあるでしょう。給与天引きで株を購入していても、最悪の場合、価値がなくなる場合もありえます。毎月の給与からコツコツ貯めてきたものが、無価値になってしまう可能性があるのです。これは、大きなデメリットといえます。

勤務先の株であるため一般のものより売りにくい

社員持ち株制度は、株を売りたいときに売りにくいというデメリットもあります。勤務先の株であるため、売却するときは持株会に伝えなければなりません。積立投資に当たりますが、株を売却するとは言いにくいですよね。一般の株を売買するのと比べると、自社の株は売りにくいといえます。

自分の就活力を知る

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。

社員持ち株制度のは資産運用ができるメリットがあるが株価が下落するリスクもある

ここでは、社員持ち株制度のメリット・デメリットについて紹介してきました。企業の福利厚生が気になる方も多いはずですが、社員持ち株制度のメリットやデメリットもしっかりと押さえておくべきです。株に関することには、メリットやデメリットは絶対にあります。よく確認するようにしましょう。