【就職に使える】グループディスカッションにおけるマーケティングの考え方

就職に面接の一つ「グループディスカッション」の基礎知識

就活において、選考フローの初期段階で多くの企業が取り入れているのが「グループディスカッション」です。５～１０名ほどのグループに分かれて出されたお題について制限時間内に議論して結論をまとめます。

グループディスカッションの流れは、〔役割分担〕→〔時間配分の決定〕→〔前提を揃える→アイデアを出す〕→〔アイデアを絞る〕→〔結論をまとめる〕というのが一般的です。

グループディスカッションではマーケティングの考え方が使える

グループディスカッションではさまざまなジャンルからのお題が出されます。その中でも、下記のようなビジネスシーンをイメージさせるお題がよく出されます。
・地球環境問題の解決法
・クレームに対する対応策
・新規事業を考えてください
・当社の新商品を開発してください

こういったお題のグループディスカッションにおいては、マーケティングの考え方を利用するとスムーズに議論を進めることができます。

マーケティングの考え方とは？

マーケティングの考え方とは、いわゆるフレームワークです。そもそもマーケティングというのは、お客様に価値を提供してその対価をもらうことです。その価値を提供する際の分析に使う考え方がいくつかあるのですが、そのうちの３パターンをご紹介しましょう。就活生は覚えておくと良いでしょう。

マーケティングの３Ｃ分析

３Ｃ分析とは、Customer（市場）、Competitor（競合）、Company（自社）の頭文字をとったものです 。

市場分析は、製品やサービスを、購買する意志や能力のある顧客について、ニーズや購買決定のプロセスを把握することです。競合分析は、その通り競争状況や競争相手について把握することです。自社分析は、自社の売上高やブランドイメージ、技術力などを把握することです。この流れで分析することで、現状を客観的に捉えて今後の方針がみえてきます。

マーケティングの４Ｐ分析

４Ｐ分析とは、Product(製品)、Place(流通チャネル)、Promotion(コミュニケーション戦略)、Price(価格)の頭文字をとった分析です。それぞれの側面からどのようにアプローチしていくかを考えます。

マーケティングのＳＷＯＴ分析

ＳＷＯＴ分析とは、Strengths（強み）、Weaknesses（弱み）、Opportunities（機会）、Threats（脅威）の頭文字を取ったものです。どのように強みを活かすか、どのように弱みを克服するか、どのように機会を利用するか、どのように脅威を取り除くべきか？といった視点から分析します。

何でもマーケティングの考え方を使えばいいというわけではない

マーケティングの考え方はただむやみに使えばいいというものではないので、気を付けましょう。グループディスカッションでは、あなたのコミュニケーション能力や協調性はもちろんですが、企業側が一番注目しているのは「思考力」です。すぐにありがちなフレームワークを使おうとするような学生は、むしろ印象が悪くなることもあります。

もちろん本当にそのフレームワークを使うべき場面で使えば、評価は上がるでしょうから、その判断は慎重にすべきです。

グループディスカッションは思考力で勝負

グループディスカッションで出されるお題には、基本的に正解があるわけではありません。マーケティングの考え方を使えば解決できるというわけでもありません。就活生はそれぞれが培ってきた思考力で意見を自由に出し合いながら、最善の結論に持っていくことができるようみんなで協力し合いましょう。

それぞれの役割での対策がある

適切な役割を把握した上で、練習を進めた方が効率的に対策ができます。しかし、集団討論でどの役割を担えばいいのかは、多くの就活生が悩むものです。そこでおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりの役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか？無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。

就職面接で行うグループディスカッション！必要な場面でマーケティングの考え方を活用しよう！

いかがでしたでしょうか。就職活動において多くの人がグループディスカッションを経験することでしょう。グループディスカッションで出されるお題の中でも、ビジネス関連のものはよく出されます。実際企業において使われているマーケティングの考え方はそういったお題にも活用することができます。
ただし企業側が見ているのはあなたの思考力ですから、柔軟な発想で意見を述べることが基本です。マーケティングの考え方は必要な場面で使うようにしましょう。