2020年06月25日(木) 更新
【キャッチフレーズとは】効果的に自己PRする方法・例付き
この記事の監修者
キャリアアドバイザー
赤塩 勇太大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。
目次
キャッチフレーズで効果的に自己PRできる
キャッチフレーズとは?
キャッチフレーズには、「心を強くとらえる効果を狙った、印象的な文句。宣伝や広告などで、人の心をとらえるように工夫された印象の強い文句・言葉」という意味があります。
「キャッチ = つかむ」という言葉の通り、相手の心をつかんで強い印象を持ってもらうために使う言葉や文言です。使い方としては「〇〇のキャッチフレーズは、✖✖です」などが代表的です。人に対して使うときは、その人を象徴する内容が含まれる場合が多くなります。
ここでは、就活をする上で大切になってくる「キャッチフレーズ」について解説していきます。キャッチフレーズを上手に使えるようになると、効果的な自己PRが可能になりますのでぜひ参考にしてみましょう。
キャッチコピーとは商品購入意欲を煽る言葉
キャッチフレーズと同じような、キャッチコピーも良く耳にする言葉でしょう。キャッチコピーとは、商品の購入意欲を煽る言葉です。
有名企業を例にご紹介します。日産自動車の車種「セレナ」を売り出す際のキャッチコピー「モノより思い出」や、太田胃散の胃薬販売の際に作られた「ありがとう。いい~くすりです」などは、皆さんも耳にしたことがあるでしょう。
キャッチフレーズが就活で必要な理由
面接官に強く印象付けることができる
キャッチフレーズが就活で必要な理由としては、面接官に強く印象付けることが挙げられます。
キャッチフレーズという短くインパクトのある言葉を使用することにより、面接官に強く自分を印象付けることができます。企業では毎日たくさんの学生の面接をおこない、合否を決定していますが、その数は膨大なものです。
多くの学生を判断していますので、中には全く印象に残っていない人もいますし、印象に残っていない=興味がないと判断して不合格になることも少なくありません。選考を通過するためには、まずは面接官の印象に残ることが大切であり、そのためにはインパクトのあるアピールをしなければなりません。キャッチフレーズがあれば印象に残りやすいですし、選考を有利に進められることもあります。
自分を客観視できていることのPRになる
キャッチフレーズがあることでインパクトのあるアピールをすることができますが、就活で必要な理由はそれだけではありません。キャッチフレーズとは、自分の特徴を短くまとめたものでもあり、自分という人間がどういうものか客観視できているPRにもなります。
キャッチフレーズでつけた内容をアピールできることはもちろん、それに加えて客観的に物事を考えられることもアピールでき、一石二鳥です。
キャッチフレーズひとつでさまざまな能力を一度にアピールすることができますので、より高評価を得やすくなります。合否は評価の積み重ねで決定しますので、少しでも多くのアピールをしておくことが大切です。キャッチフレーズは一度にたくさんの能力をアピールできますので、就活攻略のためには必須のものです。
キャリアアドバイザー|赤塩 勇太
友達に自分の印象を聞いてキャッチフレーズを作るのもひとつの方法
就活は自分という存在を人事に認めてもらう活動のことではなく、自分という「商品」を相手に魅力的にプレゼンする場です。キャッチフレーズは広告のコピーのようなもので、イメージのしやすさが重要です。とはいえ、自分を客観視していない状態でキャッチコピーを作成するのは難しいと思いますので、周りに「自分とは?」と聞いてみるといいでしょう。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
キャッチフレーズをESの自己PRに活かすコツ4つ
就活の自己PRやESで使うキャッチフレーズの作り方に苦戦している人は、是非参考にしてみて下さい。ここからは、5つのコツについて詳しくご紹介していきます。
①キャッチフレーズに人柄を盛り込む
就活におけるキャッチフレーズでは、「自分がどのような人物なのか」が面接官に伝わらなければ意味がありません。
自己PRやESに盛り込んだキャッチコピーやキャッチフレーズの一言によって、その人のキャラクター・人物像が伝わるように意識しましょう。 たとえば「情熱は自分を動かすガソリン!」というキャッチフレーズであれば、「何事にも熱い人」という人柄を伝えられます。
②誰もが知っている物・名前にする
就活の自己PRなどでキャッチフレーズを活用するとき、相手に伝わる内容だと、面接官も理解しやすく、頭に入りやすいです。
例えば、「キャッチフレーズはアイデアシェイカーです」とだけ言っても、面接官にはどういう意味なのか伝わりません。「色々なものをシェイクさせ新しい価値を生み出すアイデアシェイカーです」と言えば、どのような意味のキャッチフレーズなのか分かりやすいですよね。
③短く覚えやすいものにする
キャッチフレーズは、ダラダラと特徴などを書き連ねるものではありません。短く覚えやすいというのが、キャッチフレーズの特徴でもあります。
商品に使われている上手なキャッチフレーズを思い出してみて下さい。商品の特徴を的確に表現しつつ、短く覚えやすいものが多いですよね。そこから分かる通り、良いキャッチフレーズを作るのであればそのポイントを意識してみましょう。
④仕事で活かせる内容にする
就活の面接などでキャッチフレーズを使うときには、できる限り仕事で活かせる内容がおすすめです。
例えば、食べることが好きな人で、良く食べる、好き嫌いが無いことをキャッチフレーズとしても人柄の紹介にはなりますが、就活においての自分自身のアピールにはなりません。
筋肉がある、歌が上手いなども、直接的に社会に出て仕事に繋がるものではありません。キャッチフレーズは自己PRとして使用できますので、仕事で活かせる自分のスキルをアピールしていきましょう。
キャッチフレーズを見つけるための自己分析なら
キャッチフレーズを自己PRで活かすコツを5つほどお伝えしました。では、実際にキャッチフレーズはどのように作ればいいでしょうか。
そんなときはこの自己分析マニュアルを使えば、あなたの適性や魅力、強みを掴むことができます。ぜひキャッチフレーズづくりに生かしてみてください。
キャッチフレーズの例
ここでは、就活で活用できるキャッチフレーズを作成する例をご紹介していきます。一から自分で言葉を考えて作りだすよりも、他の人が使っているキャッチフレーズをたくさん参考にすることで、作成のヒントになります。
ポイントとしては、シンプルな言葉で印象に残りやすい言葉を選ぶことです。また、ありきたりではないオリジナルで新鮮な響きの言葉は、相手により強い印象を与えられます。
「協調性」:裏方の達人
「協調性」のキャッチフレーズ例
【裏方の達人】:サポート役として他人のために一生懸命になれるため
「協調性」というフレーズは、そのまま使ってもなかなか面接官には良さが伝わりにくいかもしれません。そこで、このようにキャッチフレーズを用いて、よりアピールポイントとして魅力的にするように心がけましょう。
「真面目さ」:コツコツ人間
「真面目さ」のキャッチフレーズ例
【コツコツ人間】:地道にコツコツ真面目に取り組んで目標を達成するという姿勢を売りにしているため
真面目さというのは、アピールの仕方次第では「融通の聞かない人」だと思われてしまうかもしれません。そうならないためにも、「真面目さ」でどのような成果を得たのかまでアピールすると良いでしょう。
「聞く力」:やりてのカウンセラー
「聞く力」のキャッチフレーズ例
相手の話を聞く力に長けていて、上手に相手から話を聞きだすことができる・相手が自らどんどん話したくなる
自分の長所が聞き上手という場合にお薦めしたいキャッチコピーです。「やりてのカウンセラー」と聞くと、相手の話を聞く力に長けていて、上手に相手から話を聞きだすことができる・相手が自らどんどん話したくなる、という性格の人ということが読み取れます。
普通の表現の「聞き上手と言われます」という伝え方よりも、より印象に残るフレーズです。また、カウンセラーのようにじっくりと話を聞いてあげるだけでなく、的確なアドバイスもできる、という点も併せてアピールできるのではないでしょうか。
これはビジネスにおいても大切な点です。客観的に状況をみて人の話を聞くことができる、という能力としてしっかりアピールしましょう。
「吸収力」:止まることのないタケノコ
「吸収力」のキャッチフレーズ例
学びを辞めた時点で人の成長は止まります。入社以降、学ぶことは続きます。この成長力をアピールです。
もし、自分のアピールポイントが吸収力である、というときには、「止まることのないタケノコ」のキャッチコピーをあげます。タケノコは上に上にと伸びる植物で、人間の成長にも重ねてみれます。
「止まることのない」という形容詞は、勢いがあり継続して進む、ということを相手に連想させることができます。「新人らしく先輩や上司から教えてもらったことは何でも吸収し、どんどん成長していく」という長所をアピールできます。
新入社員は入社後にたくさん学ばなくてはいけないことがありますので、この成長力をアピールすると「より早く会社になじみ、仕事も覚えてくれそうな人だ」という印象を与えることができるでしょう。
キャッチフレーズは興味を惹く短い文で!例を参考に自分の人柄や売りを効果的にアピールしよう
就活で活用できるキャッチフレーズの作り方と例を見ていきました。是非参考にしていただき、数千人、数万人のうちのただの一人になるのではなく、「おっ」と興味をもってもらえる自己PRをしましょう。
上手なキャッチフレーズを作成できるのは、就活において武器になります。上手に活用して、周りの就活生に差をつけましょう。
魅力的なキャッチフレーズは、自己PRする上でとても有効に働きます。就活のひとつひとつの質問は当然、選考だからこそ、しっかりと例を参考にしながらオリジナルのキャッチフレーズを作成するのをオススメします!
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