【就活】エントリーシートは面白い内容が重要か｜採用担当者に興味を持たせるためのポイント

エントリーシートの内容には個性が重要

マニュアル本や就活支援情報の浸透で内容が画一化している

エントリーシートを作成する際、就職活動を成功させたい気持ちが強くなりすぎて、マニュアル本や就活支援サイトの内容をもとに作成する方が多いのではないでしょうか。一部を参考にするならともかく、書かれていることをほぼ丸写ししたようなものは、良くも悪くも内容が画一化してしまっている場合があります。

就活生の個性が求められる時代になっている

エントリーシートは、採用担当者側が公平公正に就活生をジャッジするために用いる資料ですが、極端な画一化は選考時に判断しづらくなります。一定のレベルを超えれば誰でも良いという訳ではなく、その人が持つ魅力やスキルが実際の業務に役立つと採用担当者に判断されて、初めて選考を通過するのです。社交辞令やテンプレート通りの内容ではなく、面白いエピソードなどで「個性」を出して、採用担当者の興味を惹きつけましょう。

文字装飾や写真で面白みを出しても高評価を得られるわけではない

ここ最近「個性を目立たせよう」と考え、装飾や写真を多用するケースが増えています。確かに目立ちやすくて面白いのですが、装飾して目立たせるだけで個性がアピールできるとはいえません。見た目だけインパクトのあるものが優先して選ばれることはありませんし、「おふざけが過ぎている」として真っ先に選考から外されることも考えられます。

エントリーシートの内容が面白いと次の選考に進むチャンス

内容の面白さ=発想力やビジネス能力の高さに期待が持てる

エントリーシートでは、面白いエピソードを織り交ぜた回答にするといった「内容の面白さ」を意識してみましょう。内容にもよりますが、多くの仕事は経験を積み重ねることである程度のレベルに達します。しかし、計画を立てたり事業を実行する際に必要な「発想力」や「ビジネス能力」は、そう簡単に備わるものではありません。
エントリーシートの内容で面白さや個性を発揮することができれば、「発想力」や「ビジネス能力」、といった部分を評価され、次の選考に進めるチャンスへと繋がります。

「この就活生に会ってみたい」と思わせることが大事

書かれている内容が真面目なものだったとしても、その文章に面白いエピソードが混じっていれば、一気に関心を持たせるきっかけになります。「こんな伝え方があるのか」と、感心させるような表現をエントリーシート上でもできれば、「このエントリーシートを書いた就活生に会ってみたい」と思わせることができ、次のステップへと進める可能性が高まるでしょう。

変わった経歴やエピソードは採用担当者の興味を惹きやすい

エントリーシートに面白い経歴やエピソードが書かれていると、一度会って話がしてみたいと思う担当者は多いです。 趣味に関する話題はもちろん、何かの大会で表彰を受けるなど、周りとは異なる経歴を持っている方は興味を持たれやすいでしょう。ただし、それをエントリーシート上でうまく表現できなければ、興味を持たれるだけで評価につながることはありません。

面白いだけでは採用担当者に響かないこともある

面白いエピソードはあくまでも「興味を持たせるための導入」

面白い経歴やエピソードは採用担当者の興味を惹かせることにつながりますが、「将来像」や「取り組みたい仕事」など、真面目に答えてほしい設問にまで面白さを出そうとするのはNGです。エントリーシートは、企業が面接以外で就活生を知ることができる唯一の情報源です。将来設計につながる部分を真面目に提示できないと「本気で入社したくないのではないか」と思われかねません。あくまでも、面白いエピソードは「興味を持たせるための導入」と捉えましょう。

伝えたい情報の中身が充実していることが重要

エピソードの面白さやインパクトにこだわり過ぎた結果、スカスカな内容になるのは本末転倒です。将来取り組みたい仕事内容や、企業にどれだけ貢献できる要素を持っているのかなど、アピールポイントとして一番伝えたい情報を充実させましょう。そのうえで、「掴み」として自己PRに面白い内容を取り入れることが大切です。

大手企業の内定を得たエントリーシート（ES）から学ぶ

大手企業に内定した先輩方は、どのようなESを作成したのでしょうか。内定者の回答から、どのような考え方、アピールをしているのかを把握しましょう。「内定者ES100社まとめ」では、なかなか見ることのできないESを100社分ご用意しました！ANA、トヨタ、三菱東京UFJ銀行、伊藤忠商事、サントリー、IBMなど、就活でも人気が高い企業のESを無料でダウンロードできるため、内定者の回答だけでなく設問の確認がしたいという就活生にもおすすめです。

エントリーシートに面白いエピソードを取り入れるなら中身の充実さも肝心！

いかがでしたか。面白い＝個性でもあるため、人と変わったきらりと光る魅力をエントリーシートでアピールできれば、次のステップへと進めるチャンスが近づくかもしれません。ただし、将来像や取り組みたい仕事などの質問は、明確かつ真面目な回答が求められます。一番伝えたい情報の中身を充実したものにしなくてはなりません。「おふざけ」ではなく「発想力豊か」なエントリーシートを書けるよう、常に工夫を凝らしましょう。