2020年06月29日(月) 更新
地元に就職するメリットとデメリット5つ|就活生が後悔しないために知っておくべきこと
目次
学生が地元での就職を希望する理由とは?
就活をするときにまず決めておきたいのが、就職する場所ですよね。地元で就職するべきかどうか、頭を悩ませている就活生も多いのではないでしょうか。2017年卒 マイナビ大学生 Uターン・地元就職に関する調査によると、「地元での就職を希望しますか」という問いに、65%の学生が「希望する」「どちらかというと希望する」と答えました。学生はどのような理由で地元で就職したいと考えているのでしょうか。
①:両親や祖父母の近くで生活したい
最も多かった理由が、「(自分の意思で)両親や祖父母の近くで生活したいから」というものでした。親元を離れて暮らすなかで、家族という存在のありがたみを感じた学生も多いでしょう。地元から離れて暮らすと、生涯で家族と会える回数が極端に減ります。しかし、地元で生活をすると家族と過ごす日々が日常になるのです。家族との時間を大切にしたい学生にとって、地元での就職はベストな選択といえるでしょう。
②:実家に住むと経済面が楽になる
次に多かった回答は、「実家から通えて経済的に楽だから」です。地元に帰って実家で生活することで、一人暮らしに必要な経費が少なくなります。自分で料理をすることもなく、家に帰ればできたての食事をする環境の人も多いでしょう。慣れない社会人生活を送る時期に、温かい実家は落ち着ける場所となるはずです。
③:地元の風土が好き
地元で就職したい理由で、「地元の風土が好きだから」というのも多くありました。特に、地元が北海道・宮城・山形・長野・山口・福岡・大分・沖縄の学生は50%以上がこのような回答をしています。大学進学まで暮らしていた・または現在も生活している地元は、居心地がよく、気候も含めて過ごしやすいのでしょう。
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地元で就職をするメリットとは?
学生が、卒業後に地元で就職したい理由についてみてきましたが、他に就職したときに得られるメリットはあるのでしょうか。学生が、就職後に生活する場所として地元を選んだ場合のメリットについて、詳しくみていきましょう。
①:通勤ラッシュ・渋滞がなくて快適
地方だと、都心と比べて通勤ラッシュや渋滞がなくて快適です。地元が都心の人には当てはまりませんが、実家が地方にある人はうなずけるメリットなのではないでしょうか。地方だと、地元の通い慣れた道を車で通勤することもできるため、ストレスなく会社に辿り着けるでしょう。
②:自然豊かな環境で生活できる
こちらも、地元が都心の場合はあまり当てはまりませんが、地元がのどかな場所の人は自然豊かな環境で生活できるメリットがあります。都心は人や建物が多く、日常生活で山や海を目にすることが地方に比べて少ないです。しかし、地方だと通勤途中や会社の近くで、山や海などの自然を目にする機会があります。気分が落ち込んだときも、自然に触れることでリフレッシュできるのもメリットといえるでしょう。
③:家族や友人が傍にいる安心感がある
学生が地元で就職したい理由でもトップにあげられていましたが、やはり家族と過ごせるメリットは大きいといえるでしょう。家族や友人が近くにいると、困ったときに頼れるという安心感があります。また、家族や友人になにかあったときにもすぐに駆け付けられるので、お互いに助け合えるのです。
④:実家に住むと貯金ができる
上記のアンケートで、実家に住むと経済的に楽になると回答した学生が多くいました。それは、地元で就職すると貯金ができるというメリットにつながります。実家に住むと一人暮らしに必要な経費が軽減されるため、給料の多くを貯金に回せるでしょう。
⑤:地域でコミュニティの輪を広げられる
地元に住むと、幼少期から続くコミュニティの輪をさらに広げられます。例えば、子どもの頃とは違い、大人になると親戚付き合いの形も変わってくるものです。親戚が地元に住んでいる場合、自分も同じ地域に住むことでよりコミュニケーションを深められます。これは、地元に居るからこそできるのです。
地元で就職するデメリットとは?
地元で就職すると、都心とは違ったさまざまなデメリットがでてくるものです。地元が地方だと、都心との生活の違いに戸惑うことも多いかもしれません。ここからは、地元で就職するときに生じるデメリットについてみていきましょう。
①:企業数が少ない
地元が地方の場合、都心に比べて企業数が圧倒的に少なくなります。また、それに伴い会社説明会などのイベントも少ないため、就職に関する情報収集が難しいともいえるでしょう。インターネットを利用して求人情報を見ることはできますが、説明会などで生の声を聞けるチャンスが都心よりも少ないのが現状です。
②:車がないと生活が不便になる可能性が高い
こちらも地元が都心の人には当てはまりませんが、地方だと公共交通機関の整備ができていないところも多いです。電車やバスの本数が少ない場合、通勤や日常生活で車が必要になります。コンビニへ行くために車が必要な地域もあるため、運転免許を持っていない人にとっては大きなデメリットになるでしょう。
③:地元の知り合いが多くプライベートで窮屈に感じる
地元で就職するメリットに地域のコミュニティの輪を広げられると紹介しましたが、反対にデメリットになる場合もあります。地元には昔からの知り合いなどが多く住んでいるため、必要以上に干渉されるなどして窮屈に感じることがあるかもしれません。地元の人間関係でストレス溜めないためには、ほどよい距離感を保ちながら周囲と関わっていきたいものです。
④:地方だと都心と比べ休日に遊ぶ場所が少ない
地元が地方だと、都心と比べて休日に遊びへ行く場所が少ないです。都心に住んでいると、テレビや雑誌で紹介されているスポットへ、すぐに出掛けられますが、地方だとそうもいきません。買い物をする商業施設が充実していない場合も多く、都心に比べて洋服や雑貨を買う店が限られるでしょう。ネット通販の利用で解消できる問題ですが、店舗で実物を選ぶ楽しみを大切にしている人は物足りなく感じるかもしれません。
⑤:新たな人脈づくりが難しい
地元で就職すると知り合いが多い反面、新しい出会いが少ないため、人脈を広げようと思っても難しい場合が多いです。地元で新たな人脈が欲しいと思ったら、身近な人間関係を大切にするのが近道ともいえます。昔からの友人や知り合いが、あなたが知らない自分の友人や知人を紹介してくれるかもしれません。
地元で就職するメリットやデメリットを把握して自分らしい生活を心掛けよう
いかがでしたか。地元で就職するメリットやデメリットについて紹介してきました。地元で就職すると家族や友人と過ごせたり、居心地のよい環境に身を置けて気持ちに余裕が持てるというメリットがあります。デメリットとしては、就職に関する情報が少ないことや休日に出かけるところが少ないということがあげられるでしょう。就職後に実現したいライフスタイルを思い描いて、地元と都心どちらで暮らすのかを決めてみてはいかがでしょうか。
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