2016年12月12日(月) 更新

BCG(ボストン・コンサルティンググループ)のインターンシップの選考と対策

インターンシップの選考対策①:企業研究

BCG(ボストン・コンサルティンググループ)は世界的なコンサルティング企業

BCGは世界的なコンサルティング企業になります。あの有名なアメリカの元大統領候補であるミット・ロムニーも元BCGで働いていたことでも知られています。BCGは日本でも多くの有名人を排出しており、岩瀬大輔や内田和成などもBCGで働いていました。

世界45カ国・オフィスは81箇所あるグローバル企業

コンサルティング業界ではマッキンゼーと並び、世界で最も有名なコンサルティング企業になっています。グローバルに活躍している企業で、世界では45カ国、オフィスは81箇所にあります。

インターンシップの選考対策②:制度

インターンシップとはどの様な制度なのか?

インターンシップはアメリカで始まった制度になります。インターンシップをすることで、どの様な学生でどの様な能力を持っているのかを企業側が知ることができるので、その分就職に有利になると言われています。

BCG(ボストン・コンサルティンググループ)のインターンシップはコンサルタント志望必見

そのため、将来ボストン・コンサルティンググローバルで働きたいという人や、コンサルティング業界で働きたいという人はBCGにインターンシップに行くと非常に有益でしょう。企業にもよりますが、インターンシップ用に特別にカリキュラムを組んでいる場合もありますし、直接BCGのコンサルタントと話す機会もあります。

インターンシップの選考対策③:エントリーシート

BCGのインターンシップに行くためには、エントリーシート選考を突破しなければなりません。いったい、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

選考:エントリーシートの内容はオーソドックス

過去に記載されていた項目としては、以下のようなものがあります。

・「研究内容、または卒論のテーマなどを教えてください」
・「学校生活において、学業以外のことで力を入れたことを教えてください」
・「あなたが人生で一番大切にしていることを教えてください」
・「今までの人生において、あなたが成し遂げた人に自慢できることを教えてください」

項目の内容としては、他の企業のエントリーシートにも記載されているような、オーソドックスなものが多いです。

対策:実績のアピールと業務内容の理解を!

コンサルティング業務を担う企業は実績を重視する傾向があるため、学歴はもちろん、これまで受賞した賞や特殊な語学能力などがあれば可能な限りすべて記入しましょう。また、当然のことながらコンサルティング業界や戦略コンサルティングの業務内容はしっかりと理解しておくようにしましょう。『コンサルティングの基本』(神川貴実彦)がコンサルティング志望の学生に人気の良書となっているようです。

インターンシップの選考対策④:面接

BCGのインターンシップ選考の面接は連続して二回

BCGのインターンシップに行くために最も難関なポイントが面接です。BCGの一次面接は、連続して二回行われます。不合格となると、一回目が終わった時点で帰らされてしまうため、注意が必要です。インターンシップに行くためにもしっかりと対策を行っておきましょう。

一次選考:一対一で約十分間(基本的なもの)

BCGの面接は、一対一で約十分間、という形式で行われます。二回あるので、約二十分ということになります。内容としては、通常の面接というパターンと、ケース面接のパターンがあります。通常の面接は、志望動機や自己PRというような、いわゆる一般的ものです。十分という短い時間ですから、それほど対策の必要もないはずです。

二次選考:一対一で約十分間(ケースインタビュー)

ケース面接は、例えば
「タクシーの一台における一日の売り上げを答えてください。そして、売り上げを伸ばす方法もお願いします」
というような問題を論理的に解答するというものです。このようなケース問題における一番重要なことは、とにかくロジカルシンキングを行い、矛盾なく答えるということです。相手はあなたの思考力を評価しているので、「○○だから、○○」という基本のかたちを覚えておくような答え方をするよう心がけましょう。

対策:ケースインタビューは楽しむことが大事

BCGは自社のホームページにてケース面接の対策について以下の項目を設けて解説しています。

・面接官に質問する
・課題の構造化と、課題解決の枠組みを意識する
・考えてから話す
・優先順位を考える
・課題解決の仮説を立てる際にクリエイティビティを意識する
・実際のビジネスにおけるリアリティを考慮する
・素早く正確に計算する
・理解が曖昧なまま分析に入らない
・答えがはっきりしなくてもうろたえない
・自分の考えに拘らない
・一人で考えない
・定型の枠組みにとらわれない

上記の内容から、問題解決において重要なのは課題の構造化と論理立てて仮説を立てること、そして他者のアイディアを盛り込んでブレインストーミングし、結論に導くことなのだということがわかります。また、複数の論点がある場合インパクトのあるものを選択して提示した方が、他者と差別化できて印象を残すめんで良いようです。そしてBCGはケースインタビューについて、「楽しむことが大事」というように括っています。

対策:論理的な思考力を身に付ける意識を!

コンサルティング業務の面接で見られるポイントは以下の三点です。

①思考力:コンサルティング業務を実際に担うことのできる論理的な問題解決能力を持ち合わせているか。
②コンサル適正:コンサルティングに必要な情熱と成長意欲、プロ意識(プロフェッショナルマインド)を兼ね備えているか。
③人柄:企業の中でクライアントと業務遂行できるだけの協調性やビジネスマナーがあるか。

ケース問題で重要視されているのは①の思考力です。選考対策としてロジカルシンキングを身に付ける訓練を日常的に行い、問題解決の提案ができるだけのプレゼンテーション能力も、選考前に身に付けておくようにしましょう。

BCG(ボストン・コンサルティンググループ)のインターンシップ選考対策にはケース面接を楽しめるだけの思考力を養っておこう!

BCGについて見てきました。BCGで働きたい学生はかなりの数がいるのです。インターンシップは自分を成長させるいい機会になります。学生でも実際に優秀なコンサルタントと働くことができるという点はかなりのいい経験になるのではないでしょうか。

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