2017年07月21日(金) 更新

勤務医が激務といわれる要因3つと疲労を感じるものTOP10~労働環境改善の取り組みについてもご紹介~

就活生は医者や勤務医が激務だと言われる理由を知っている?

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「医者や勤務医が激務だといわれる理由は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 精神的に重いからではないか。
  • 業務が客(患者)に依存するため,ルーチンワークとはいかないから
  • 休みがなさそう
  • 心労
  • 人員が少ないのに需要が多い

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「医者や勤務医が激務だといわれる理由は何だと思いますか?」
就活生は、医者や勤務医が激務だといわれる理由をネガティブに捉えている傾向にあることが分かりました。 「心労」や「精神的に重いからではないか」など、体力面だけでなく、メンタルも大きく関わってきていると考えているようです。 この記事では、医者や勤務医が激務であるといわれる理由を詳しく解説していきます。

勤務医の激務は医師の人手不足が関係している

約7割の勤務医が医師不足と感じている

勤務医の就労実態と意識に関する調査によると、調査となった勤務医の68.6%が医師不足と感じています。医師が不足するほど業務の範囲が広くなるため、その分責任を多く負うことになるでしょう。勤務医が激務と感じる要因には、医師不足の問題が大きく影響しているのです。

内科医の勤務医は約4,000人不足している

必要医師数実態調査によると、平成22年において、内科医では約4,000人の医師を必要としていました。必要医師数倍率に換算すると、1.14倍です。全体の必要医師数も内科と同じく1.14倍でしたが、平成27年の資料である日本医師会病院における必要医師数調査結果によると、1.11倍となり減少が確認できます。ただ、これらの倍率には科目での偏りと地域差もあるので、状況により必要な医師の割合は変動するでしょう。

勤務医が激務といわれる要因3つ

①:労働時間

勤務医の就労実態と意識に関する調査によると、勤務医の4割が週に60時間以上労働しているということがわかりました。病院での労働以外にも、個人的に勉強をしたり医師会に参加したりと、常に多忙なスケジュールに追われる勤務医も多いと思われます。

②:有給の取得率

同調査では、有給の取得率についての質問も設けています。それによると、1年間に取得した有給日数に関して、「4~6日(25.8%)」と回答した勤務医が最も多いという結果になりました。次いで「1~3日(24.9%)」「0日(22.3%)」となっており、約半数の勤務医が有給取得日数3日以下であることがわかります。

③:睡眠時間

勤務医が仕事を激務に感じるとき、体が十分に休めていないといえます。同調査による宿直1回あたりの平均睡眠時間に関する質問では、「4時間以上(52.7%)」と回答する勤務医が最も多かったです。しかし、4時間未満という回答47.4%が半数弱存在しており、十分な睡眠時間がとれていない勤務医は多いことがわかります。

激務な勤務医が疲労を感じるものとは?

疲労を感じるものランキングTOP10

激務な勤務医は、どのようなことに疲労を感じるのでしょうか。同調査では、「医師として働くうえで疲労を感じるもの」という質問も設けているので、ここでは、回答が多かった上位10位までを紹介していきます。

疲労を感じるものランキングTOP10

勤務医は、医師として働くうえでどのようなものに疲労を感じるのでしょうか。

  • ①当直(宿直及び日直)            61.6%
  • ②長時間労働(当直以外)           50.6%
  • ③患者(およびその家族)の理不尽な要求    49.0%
  • ④病院内の診察外業務(院内委員会活動・会議等)46.5%
  • ⑤レセプト以外の書類作成           44.8%
  • ⑥訴訟リスク                 39.1%
  • ⑦レセプトの作成、チェック          33.2%
  • ⑧職場風土・人間関係             24.8%
  • ⑨専門職としての評価の低さ          23.2%
  • ⑩自身の医療水準の維持            16.7%

勤務医は、医師として働く上で当直や長時間労働に強い疲労を感じるようです。当直は睡眠時間が不規則になり、生活リズムを崩す原因になってしまいます。健康状態に支障をきたす可能性がある仕事に、疲労を感じるのでしょう。

疲労感・睡眠不足感・健康不安を感じている勤務医が多い

仕事が忙しい勤務医の中には、身体の不調を感じている人が多いようです。同調査では、疲労感、睡眠不足感、健康不安についてのアンケートをおこなっています。それによると、疲労感(60.3%)、睡眠不足感(45.5%)、(健康不安49.2%)と、疲労感を感じている勤務医が最も多いです。疲労感は日々蓄積されていくため、医療ミス防止のためにも改善すべき課題といえるでしょう。

激務な勤務医の労働環境を改善する対策とは?

医師会では3つの取り組みを掲げている

日本医師会勤務医委員会の地域医師会を中心とした勤務医の参画と活躍の場の整備 -その推進のために日本医師会が担う役割- では、「勤務医の勤務環境の改善に関する取り組み」として、3つの対策を掲げています。

勤務医の労働環境を改善する取り組み

激務な勤務医の労働環境を改善するために、日本医師会では次のような取り組みを掲げています。

  • 各都道府県の医療勤務環境改善支援センターの積極的な活用
  • 「勤務医の労務管理に関する分析・改善ツール」の活用
  • 病院機能評価に勤務環境を位置づける

厚生労働省では医療従事者の勤務環境改善を支援している

医療従事者の勤務環境の改善についてによると、平成26年10月に医療機関の勤務環境改善に関する改正医療法の規定が施行されたそうです。今後も、医療従事者が健やかに働ける環境を整えることが、質のいい高度な医療を提供するためにも必要です。厚生労働省では、医療従事者の勤務環境改善の取り組みを支援しているので、今後の動向にも注目しましょう。

勤務医は激務のため日本医師会や厚生労働省が労働環境改善に向けた対策をしている

いかがでしたか。勤務医が激務な理由には、長時間労働や有給取得率の低さなどが関係しているといえます。疲労を感じている勤務医も多く、医療ミスなどを防ぐためにも改善すべき問題です。そこで日本医師会や厚生労働省では、労働環境改善に向けた対策を講じています。勤務医として活躍していくためには、働きやすい環境の整備が期待されるでしょう。

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