2020年06月24日(水) 更新

営業補佐・営業事務で有利な志望動機の書き方|仕事内容と求められるスキル・向いている人も紹介

営業補佐・営業事務の志望動機を書くのは難しい?

約7割強の就活生が難しいと考えている

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「営業補佐・事務の志望する際の志望動機を書くのは難しいと思う?」という質問に対して、77.9%の人がYes、22.1%の人がNoと答えました(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)。営業補佐・営業事務を志望する就活生のほとんどが、志望動機作成に頭を悩ませているようです。確かに、営業や専門職と違って「裏方」というイメージが強いため、どのポイントを自分の将来像につなげていいのかわからないのかもしれません。

情報不足により仕事のイメージが浮かびにくい

志望動機を書けない大きな理由として、情報不足があげられます。営業補佐・営業事務に限らず、就活や転職で志望動機を書くには、その仕事について理解を深めることが求められるでしょう。事務志望の方は多いと思いますが、営業補佐・営業事務が具体的に何をする仕事か理解している人はそう多くありません。営業補佐・営業事務の志望動機を書く前に、基本的な知識を頭に入れておきましょう。

内定者の志望動機を参考にする

採用では、志望動機が重要視されています。志望動機で十分にアピールできないと、内定を得ることは難しいでしょう。志望動機を書くのが苦手という就活生におすすめなのが「志望動機まとめ」です。この資料には、内定者が実際に提出したESの志望動機20選が掲載されています。内定先の企業には「伊藤忠商事」「三菱東京UFJ銀行」「ANA」「JAL」「トヨタ自動車」「JR東海」など大手が多数です。公務員と民間企業は異なる点が多いですが、志望動機を書く上でのヒントを得られます。無料でダウンロードできるため、志望動機の作成に役立てましょう。

営業補佐・営業事務の仕事内容とやりがい

主な仕事内容は電話対応や在庫管理など

営業補佐・営業事務は、名前にも出ていますが営業担当者のサポートが主な仕事です。具体的には商品の在庫管理や受発注、営業用資料の作成や電話応対などが挙げられます。場合によっては、営業担当者の送迎をおこなうこともあります。ただし、営業活動自体は営業担当者の仕事なので、担当業務の棲み分けが求められるでしょう。

目標達成によって喜びを感じる

営業補佐・営業事務のやりがいとして挙げられるのは、営業担当が目標達成などをした際に、その喜びや達成感を共有できる点でしょう。また、日々さまざまな営業活動のサポートをおこなうため、常に新鮮な気持ちで業務に取り組めることも挙げられます。このように、営業活動に欠かせない存在の営業補佐・営業事務ですが、どのような人が向いているのでしょうか。

営業補佐・営業事務に向いている人とは?

就活生が考える必要な要素は「コミュニケーション能力やフォロー力」

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「営業アシスタントに必要な能力は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • コミュニケーション能力
  • フォローする力
  • 自分の仕事と営業担当者の仕事を区別する力

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年2月24日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「営業アシスタントに必要な能力は何だと思いますか?」

就活生の皆さんに伺ったところ、「コミュニケーション能力」や「フォロー力」など、営業担当の業務に支障が出ないように取り組めるかどうか、その部分が重要との認識を持っていることがわかりました。実際にどのような方が営業補佐・営業事務に向いているのでしょうか。

向いている人①:気配りができてサポートが好きな人

営業補佐・営業事務の仕事は、営業担当者を円滑にサポートすることが重要です。そのため、「気配りができてサポートが好き」という部分がある人が向いています。営業が効率よく活動できるよう、先回りした仕事ができるといいでしょう。例えば、出先の営業担当者にメールを打つときに、「このデータやURLも添付しておけば調べる手間が省けるだろう」といった気配りをできることが求められます。

向いている人②:地道で細かい作業が好きな人

営業補佐・営業事務は、書類作成や電話対応がルーチンワークになってきます。そのため、「地道で細かい作業が好き」でなければ長く仕事を続けられません。サポート役と言えど、営業資料にミスがあれば会社全体の評価が下がります。また、見積書はお金が関わってくるため、万が一ミスがあれば大きな問題になってしまうでしょう。1つひとつの作業を着実にこなせるかどうかも、大事なポイントなのです。

営業補佐・営業事務の志望動機の書き方ポイント:未経験者編

ポイント①:なぜ一般事務ではなく営業補佐・事務なのかを提示する

ここからは、営業補佐・営業事務の志望動機の書き方を紹介します。まずは、事務職未経験の場合です。未経験の方は、なぜ一般事務ではなく営業補佐・営業事務を志望するのかを提示しましょう。例えば「一般事務の仕事は外部との交流が少ないが、営業補佐ならより多くの方と交流でき、やりがいを感じられる」と、営業補佐・営業事務ならではの特徴を選んだ理由をアピールしてください。

ポイント②:関連資格を取得している点をアピールする

2つ目のポイントは、営業補佐・営業事務に関連する資格取得のアピールをすることです。企業側は、未経験者であっても即戦力となる人材が欲しいと考えています。ExcelやWordの適切な使用ができる「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」など、会計・パソコン関係の資格があると評価されるでしょう。

ポイント③:チームワーク力や問題解決力を提示する

3つ目のポイントは、チームワーク力や問題解決力があることを提示することです。営業補佐・営業事務は、営業担当者とのコミュニケーションやチームワークが大切になります。発生した問題に対し、一丸となって解決できるスキルがあることを、エピソードを交えてアピールしましょう。具体的なエピソードを含めることで、より説得力を持たせることができます。

営業補佐・営業事務の志望動機の書き方ポイント:経験者編

ポイント①:これまでの経験や実績をアピールする

アルバイトや前職で事務職の経験がある人は、どういった書き方をすればいいのでしょうか。経験者の方は、営業補佐・営業事務の経験や実績をアピールすることが大切です。企業側に対してスキルがあると提示できますし、即戦力のアピールにもつながります。
これまでの経験を活かしたいと書けるのは大きな強みです。とくに、急募の求人の場合は即戦力を求めていることが多いです。事務作業に慣れていて、初めてのことでもすぐ要領を掴めるといった強みをしっかり書き込みましょう。一般的な業務より専門性が高いといえる、営業事務職の経験は、大いに役立ちます。

ポイント②:なぜその企業を志望するのかを明示する

なぜその企業の営業補佐・営業事務になりたいのか、その理由を明示するのも重要です。別企業で事務職のアルバイトをしている場合、採用担当者によっては「アルバイト先の企業で仕事を続けてもよかったのではないか」と思われることがあります。そういった懸念や不安を払しょくさせるために、企業を志望する理由を提示して、熱意を知ってもらうことが大切です。

営業補佐・営業事務の志望動機例

最後に、営業補佐・営業事務の志望動機例をみていきましょう。本記事では、事務経験者、未経験者それぞれのシチュエーション別で紹介いたします。作成のコツや例文などを参考に、説得力と熱意のこもった志望動機を作成しましょう。

営業補佐・営業事務の志望動機(未経験者の場合)

私は、学生時代に吹奏楽サークルの副代表となり、定期演奏会の開催日や会場予定地との交渉などをおこなう代表のサポート役として、資料作成や電話・メールによるアポイントメントなどに取り組んできました。副代表として活動して得たスキルを活かせる仕事はないかと考える中、企業説明会で貴社の営業補佐の仕事を知り、「この仕事なら経験をフルに活かすことができる」と考え、志望いたしました。サークル活動でExcelやWordを用いることから、大学2年にMOS資格を取得しました。貴社の営業活動を全力でサポートしつつ、いずれは営業担当としてのキャリアアップを図りたいと考えています。

営業補佐・営業事務の志望動機(事務経験ありの場合)

私は、営業事務をアルバイトとして3年間勤務していましたが、さらに成長できる環境の下で仕事を取り組みたいと考えました。地域の代表産業である○○に強みを発揮しつつ、積極的な営業活動で事業拡大を進めている貴社であれば、3年間で培ってきた営業事務としてのスキルを発揮できると思い、志望いたしました。

営業補佐・営業事務の志望動機は経験や実績・チームワーク力を提示するのがおすすめ

営業補佐・営業事務の志望動機を書く際、経験者の場合は実務経験やこれまでの実績を提示しましょう。また、未経験者の場合は営業事務の仕事を選んだ理由や取得資格、チームワーク力などがある点をアピールすると、熱意が伝わりやすくなります。
志望動機は面接でも聞かれるることが多いです。書類選考を通過したら、履歴書やエントリーシートに書いた内容を元に、話す決めてしっかり練習しておきましょう。

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