2020年06月25日(木) 更新

「頑固」という短所を面接で上手く伝える方法と例文

面接では短所をきかれることが多い

面接ではよく聞かれる質問、というものが存在しています。面接を受けるからには、そのよく聞かれるような質問を知っておいて、それなりに対策を行っていかないといけません。
そのよく聞かれる質問として多くの人が困るのが、自分の長所と短所です。長所は自己アピールにも繋げやすく、話しやすいでしょう。しかし、面接という大切な場面で自分の短所を答えるのには勇気がいりますし、どのようにして答えれば良いのかという事もわからない人が多いのではないでしょうか。

「短所は何ですか」という質問には答えづらい

「短所は何ですか」という質問は、定番の質問の中でも回答が難しい部類です。
ですから、今回は面接で短所を聞かれた時、失敗しない答え方をお教えします。「頑固であること」を短所に選んだ場合の回答例も紹介するので、面接の予定がある方はしっかり確認しておきましょう。面接の準備にやりすぎはありません。

短所に「頑固であること」をあげる学生は多い

調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査日時:2017年1月26日(木)~1月29日(日)
調査元:ポート株式会社
調査対象者:キャリアパーク会員の大学生・院生
有効回答数:438人
質問内容:「短所を聞かれた時に「頑固」なところだと答えたことがある」

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「短所を聞かれた時に「頑固」なところだと答えたことがありますか?」という質問に対して、26.5%の人がYes、73.5%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

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短所に「頑固なところ」を選んだ回答例

「私の短所は頑固であることです。私が大学1年生のとき、所属しているサークルにおいて、学園祭に出店する出し物についてどうしても捨てられない拘りがありました。
コストや時間の都合上、周囲から反対を受けたのですが、私はその拘りを捨てる気になれず、結果として自腹を切ってその拘りを貫きました。こうした面からも、自分は頑固であると思います。しかし、頑固であることは高いクオリティを追及する持久力につながっているとも思います。
所属しているゼミナールでプレゼンを行うにあたり、資料の準備や疑問点の解消などに徹底して拘り、結果として担当教授から高い評価を得ることができました。今後は、どの場面や部分で頑固に拘るかをコントロールし、この短所を改善していきます」

短所を感じる話・功を奏した話・解決策を述べる

基本的に回答はこの頑固のように、しっかりと短所として受け取られるようなものにしてください。
なんとなく短所であるのかそうでないのか、わからないような曖昧な返答はよくありません。頑固だと述べる時には、例のように簡潔なエピソードも添えてください。

こういった時にこうしてしまい、頑固だと思った、程度のもので良いです。また、頑固であることが高いクオリティを維持することに役立つと繋げたように、短所が功を奏した例などを用いてアピールすることも有効です。そして一番大切な事は、その後に今後はその短所をどう治すのか、どういった課題があるか、そういった事をあわせて回答する事です。

短所を長所にすり替えて終わってしまっては、向上心を示せません。

面接では本当に短所と思っていることを述べる

実際の面接で実際の短所を回答する時に、自分の短所としてはどういったものを選べば良いのかも紹介します。
頑固というのは多くの人が使いますから、避けた方が印象を残すためにはベターかもしれません。やはり自分の本当に、短所だと思っているところを挙げた方が、エピソードや今後の課題も回答しやすいですし、信憑性があります。

解決策が無くあまりに悪印象な短所は避ける

ただし、あまりにネガティブで、聞いた人があまり良い気のしないような短所を、面接で述べるべきではありません。
人が全く信頼できない、切れたら手がつけられない、そういった常識的に相手からあまりに良く思われずに解決方法も無いような短所は、避けるようにしましょう。このポイントを抑えれば、面接もうまくいくでしょう。

面接で短所に「頑固なところ」をあげる際はそれが功を奏したエピソードや改善策を述べると良い

今回は、面接で短所をきかれた際、頑固さを答える場合を例に挙げて解説を行いました。
まずは、自分が頑固だと思ったエピソード、それを今後どうしていくかの課題、をあわせて回答してください。またネガティブで相手にあまりにも良く思われなさそうな短所というものは、実際の面接では避けるようにしてください。自己PRで自分を不利な状況に陥れる必要はありません。
面接で答える短所は、自分の一番悪い個所である必要はありません。長所としてもアピールできるような短所が理想的です。例を参考に、前もって答えを準備し、万全の態勢で面接に臨んでください。面接の準備こそ、頑固に取り組むべきではないでしょうか。

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