ドイツ銀行の面接に受かるための対策と回答例

ドイツ銀行対策：面接の流れと内容

ドイツ銀行の面接は試験合格者にのみメールで連絡がきます。多くの応募者はESと試験で足切りされていますので、面接の内容は濃いと思った方がいいでしょう。事前の対策としては過去の回答例が参考になります。ドイツ銀行は質問数が多くたっぷり時間をかけて選考するタイプですから、僅かばかりの回答例で対策をたてても、多くの質問から見破られてしまうことが多いようです。

集団面接では分析・プレゼン能力が問われる

ドイツ銀行の選考は最初の集団面接は6人で行われ、企業の課題に関する問題が提示され、その企業の数値を示した資料をもとに分析を行います。10分程度で分析結果を元に課題について1人ずつ発表することが前哨です。ここからドイツ銀行の本格的な集団面接が始まり、発表結果を元にコンセンサスをとり最終的に担当官に対して任意の1人がプレゼンする内容です。普段ゼミや研究室でこのスタイルをとっていても難易度は高いと思いますので、ドイツ銀行に挑む際には基礎的知識と十分な準備は必要と思われます。

ドイツ銀行対策：過去の回答例を参考にする

ドイツ銀行の面接ではさまざまな質問がなされますが、その年度や面接官によって違いがあります。基本的な質問はドイツ銀行の過去の回答例などを参考にすれば対策をとれますが、結果として面接官と何度もキャッチボールすることになり、質問や修正要望、また否定などもあって、回答例からだけでは難しいと考えた方が良いでしょう。

ケース問題の対策を準備しておくと便利

いわゆるケース問題を研究し、次善の策がとれるよう対策を用意しておくと便利です。ちなみにスタンダードな手法は、前提条件を掲げそれを元に説明し、前提条件が変われば置き換えて容易に修正の回答をすることができます。これまでの質問例では「志望動機」「他社ではなくなぜ当社であるか」などのスタンダードな質問のほかに、ケースでは「高齢化社会を止める最善の方法」「牛乳に色は、白色と透明のどちらであるべきか」といった、まさに突っ込みどころ満載のケースらしい質問では、必ず数値を明示しロジカルな答えを心掛けるようにしましょう。

ドイツ銀行対策：面接の質問と回答例①

【質問】
「高齢化社会を止める最善の方法」

【回答例】
「新生児を増やし人口構成比を変えることです。高齢化社会を止めると言うことは、人口構成比を変えると言うことになります。生産年齢は15歳から65歳までとなっていますから、65歳以上を高齢者と位置付けることになります。しかし現在では年金受給者資格の延長や高齢者優遇措置の年齢引き上げなどで、68歳から70歳を高齢者のスタートと考えるようになっています。つまり団塊の世代のすべての人達が高齢者になる前に、生産年齢をスライドすると当面の高齢化は防げたことになります。この間に新生児を増やすための効果的な施策をおこなえば、自ずと人口構成比が変わり、高齢化した社会は止めることができます」

ドイツ銀行対策：面接の質問と回答例②

【質問】
「牛乳は白色であるべきか、透明であるべきか」

【回答】
「牛乳は多色でも問題はありませんが、牛乳のネーミングを使うのであれば透明にはなりません。そもそも牛乳と呼ぶには成分に定められた規格があり、乳脂肪分が入っていなければなりません。ところが牛乳を透明にすると言うことは、その白色の素となる乳脂肪分をとりのぞかなければなりません。ですから牛乳から透明な液体は作ることはできますが、透明な牛乳を作ることはできないことになります。また牛乳の多色化は既に商品化されていて「いちご牛乳」「フルーツ牛乳」「コーヒー牛乳」など、さまざまな色や香り、味をつけた商品がある以上、「牛乳は白色であるべき」必要はないと思います」

ドイツ銀行対策：面接の質問と回答例③

【質問】
「大学が少子化でも定員割れしない方法」

【回答例】
「社会人や定年退職後に学びたい人を受け入れます。多様化した現代社会のなかで、18歳から21歳までが大学生を構成するという考えをやめて、社会人や定年退職後の人達が「想いがあれば入学できる」仕組みや、限定的な講義を学ぶスタイルは現在も行われています。しかし入学までのハードルが高く、高卒者のAO入試よりも厳しい試験を強いるため、限られた人しか入学することができません。また履修科目もインターネットを通じて自宅で講義が受けられる通信も行われていますが、今ひとつ人気がないのは学ぶ意欲が消えていくからだと思います。そこで学びたい人はハードルを低くして入学させ、そのかわり入学後は一生懸命勉強しなければ単位の取得ができない卒業できないとすれば、自ずと定員割れしない大学経営が可能になります」

ドイツ銀行の面接では過去や他社の回答例を参考にしながらケース問題の対策を準備しておくと便利

ドイツ銀行の面接は難易度が高く十分な対策が必要です。過去のドイツ銀行の回答例だけではなく、就活テキストの他社の回答例なども参考にして対策を立てるようにしましょう。
ドイツ銀行の面接では、清廉な部分を強調し信頼のける人物であることを伝えましょう。また論理的な思考で物事にあたるごとを習慣化していると、特別な対策を立てるまでもなく対応することができます。