トーマツの面接に受かるための対策と回答例

トーマツ対策：面接の流れと内容

トーマツは監査法人として守秘義務を尊守はもちろんのこと、業務遂行のための安定した人間性など、内面的な部分も重視した面接が行われます。この部分はトーマツの回答例などを参考にした対策を立てることはできませんので、客観的な自己分析をおこない具体性のある事例をあげておくと良いでしょう。

面接ではコミュニケーション能力や表現力をチェックされる

トーマツの業務に必要な知力については高い選考基準が設定されます。こちらは過去のトーマツの回答例を参考に、十分な対策をたてて面接に臨みたいものです。実際の面接は複数回行われますが、まずは身なりを正し清潔感のある雰囲気を作るようにしましょう。質問に対してはて簡潔明瞭を心がけ、面接官と会話が成立するコミュニケーション能力や表現力をチェックされますので想定練習は必要です。積極性はもちろんのこと集団性、情緒安定性、マナーなどトーマツでは多岐にわたる選考基準が設けられています。

面接において第一印象が与える影響は大きい

自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか？それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

トーマツ対策：過去の回答例を研究し傾向対策をすること

トーマツはいくつかの方法で面接が行われますので、それぞれに対策が必要となり、特に過去の回答例などチェックできるものは積極的に研究し、事前に対策を立てておきたいものです。なお知力・能力系については一定のレベルをお持ちでエントリーされているでしょうから、それほどの対策を立てる必要はないと思います。一応過去の回答例などを見て傾向対策だけは必要かもしれません。

面接の質問例

トーマツの出題例としては「志望動機」や「他社ではなく当社を選んだ理由」が多く、客観論よりも具体論が効果的です。他社の実名をあげ部分的な比較項目をあげたうえで志望していることを伝えるイメージです。また「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」「研究成果」など実績に関する面接には正答はありませんので、トーマツの回答例から伝え方を学ぶといいでしょう。

トーマツ対策：面接の質問と回答例①

【質問】
「クライアントのグレーゾーンのジャッジにどこまで対応しますか」

【回答例】
「私は監査の在り方として、原則は「公正な第三者の視点に耐えうる」ことが必要と考えますので、法令を順守していなければ厳しいジャッジは免れないと考えています。ただし企業内のコンプライアンスであれば、経営者の判断が最大限尊重されるべきと考えていますので、まずは経営判断を求めることになります。このとき経営者であるクライアントからの要請があれば、さらにその範囲や規模について調査をします。その結果クライアントに対して改善や是正または防止マニュアルの作成など限定的な提案を行うことはあっても、辞職勧告や公表についてなど確定的な決済につながる指示を求めることはありません」

トーマツ対策：面接の質問と回答例②

【質問】
「志望動機を教えてください」

【回答例】
「私は、公認会計士としての仕事をするうえで、企業規模の大きな監査を行いたいと考えており、御法人がその規模のクライアントをお持ちでしたので応募させていただきました。もちろん監査自体には企業規模は関係ありません。ただし仮に小規模事業者であれば、適正ではない経理の発覚が倒産に繋がることもあり、企業や職員の生殺与奪を握ることが続くと長く働くことが厳しくなるであろうと感じたからです。不正を見つけることが仕事ではなく、監査がいるから不正ができないと言う抑止力でありたいと考えています」

トーマツ対策：面接の質問と回答例③

【質問】
「なぜ監査法人を選びましたか」

【回答例】
「私は、当初金融系の企業説明会を受けていましたが、金融業社のクライアントとして御法人があり、興味を持ってセミナーに出席させていただきました。国際社会のなかで伝統的な倫理や基準に変更が見られるなか、いまだ企業トップにはその感覚が追い付いていないところが多いことがわかり、今後監査法人の役割が増すこと、そして期待される業種であることが分かりました。そこで4つの法人のセミナーを受けさせて頂き、そのなかから御法人にのみ応募をさせていただきました」

トーマツの面接は回答例から傾向対策をした上で面接官からの質問に的確に応えられるように想定練習が必要

監査法人であるトーマツの面接対策のポイントは、質問に対して的確に応えることです。就活誌に出ている回答例から引用した奇をてらう話など必要なく、面接ではコミュニケーション能力や協調性が備わり、適切な表現力と安定的な思考を表現することができれば、回答例など気にせずに自ずとトーマツから内定を受けることになるはずです。トーマツの面接では監査人や会計士として信頼に足り得る人物であることを表現することが対策と言えると思います。