2020年06月24日(水) 更新

就活で学校推薦を利用するメリットと知っておくべき注意点

学校推薦で就職先が決まる人もいる

就職活動にはさまざまな方法があり、学校推薦もそのうちのひとつです。一般的な就活の流れとしては、就活生が就活サイトなどを経由して、あるいは直接志望する企業に応募し、書類選考や複数回の面接などを経て内定、就職といった運びになります。

これ以外には、インターンシップなどを通して自分で築いたコネクションを利用したり、通常の選考を経て内定を得る方法があります。とはいえ、全ての企業がインターンシップや学校推薦の制度を導入しているわけではありませんし、採用枠が限られていることには変わりありません。

自分の通う学校に学校推薦枠があるのか、そして自分の志望する企業の採用枠があるのかなど、しっかりと下調べをしてから制度を利用するようにしましょう。

インターンの時期までに、自己分析を終わらせておこう

就活には自己分析が必須。遅くても、インターンの時期までに終わらせる必要があります。ただ、やり方がわからず、上手く進められない方も多いはず。

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、万全の準備を整え、内定への最短距離を走りましょう。

学校推薦とは

企業と学校(ゼミ)の関係からなる推薦オファー

学校推薦とはその名の通り、学校からの推薦を得て企業に応募するシステムです。企業側はより優秀な人材を求めています。その結果、特定の大学や学科、ゼミなどに所属する学生を優先的に採用できる「学校推薦枠」を設ける企業が出てくるのです。

学校推薦とひとくちに言っても、その募集要項や人数などにはばらつきがあります。学校単位で推薦枠が設けられることもあれば、特定の学科のみ、あるいは特定のゼミ生のみ、特定の教授からの推薦のみ、といったように違いがあるのです。企業が学生に求める能力が高ければ高いほど、その門戸はより狭くなってくるでしょう。

特に、企業と提携して研究を行っているゼミや教授のもとには、提携先の企業や、その分野に関係する企業から推薦枠が貰える可能性が高いと考えられます。

人気企業の選考が一部免除される

学校推薦をおこなう企業は、大手企業や業界でトップクラスの企業である場合が多いです。そして、学校推薦であれば、それらの企業の選考が一部免除されることもあります。

特に、多くの応募者がいる場合の足切りとしておこなわれる「書類選考」や「一次面接」などが免除されやすく、二次面接や最終面接からのスタートになることもあるようです。

これは企業から学校やゼミ、教授に対する信頼度の表れです。学校推薦で応募してくる以上、ある程度優秀な学生なのだろう、この分野に精通しているのだろう、といった期待値が「選考の一部免除」という形となるのです。

とはいえ、あくまでも選考の一部が免除されるだけであって、学校推薦=100%内定とは限りません。しっかりと面接対策をして選考に臨みましょう。

学校推薦は就職活動を有利にしてくれるが油断はできない

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査日時:2017年1月26日(木)~1月29日(日)
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の大学生・院生
■有効回答数:438人
■質問内容:「学校推薦枠で就活したい」

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「学校推薦枠で就活したいですか?」という質問に対して、40.5%の人がYes、59.5%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)

企業は新卒を採用する際には、学校との信頼関係により、採用枠を振り分けています。中でもより太いパイプで繋がっている、高校や大学には校推薦として応募できる人数を指定します。

これは、成績が優秀な生徒を学校推薦にすることで、良い人材を確保する為です。学校推薦を受けることが、できれば就活もより有利になるのです。そんな学校推薦枠ですが、実際のところ使用したいという人は40.5%もいるようです。利点ばかりが目立っているように思えますが、なぜなのでしょうか?

必ず内定が出るわけではない

就活で学校推薦を受けようと思ったら、就職課に申し込む必要があります。ただし、申し込めば誰でも、学校推薦が受けられる訳ではありません。応募者が多い場合には、成績を考慮して合否が決められます。ところがいざ、学校推薦が取れてもそのまま内定するとは限りません。採用試験はありますし、面接や実技の結果不合格になる可能性もあるのです。

学校推薦があっても内定をもらうには自分の実力次第

学校推薦があれば選考で有利に働く場合も多いですが、あくまで有利に働くだけであり、合格を約束したものではありません。学校推薦でも、内定は実力がある人に限りますので、きちんと対策をする必要があります。

選考で面接があれば、一般の就活と同志望動機を考え面接対策が必要です。理系分野の職種の場合、選考では実技として、数学の問題を採用担当者の前で解かせるといった選考をおこなう場合もあります。

学校の推薦として選考を受けているため、企業も高いレベルを想定しています。面接の回答がちぐはぐであったり、実技がまったくペンが動かなかったりする場合は、実力が足りないと判断され見送られる可能性もあるのです。

就活力を診断しよう

まずは、あなたの今の実力を診断してみましょう。「就活力診断」を受けるとあなたの就活偏差値がわかります。

就活を成功させるには、自分の苦手を知ることがとっても大切。20の質問に答えるだけで簡単に診断することができるので無料で診断してみましょう。

就活で学校推薦を利用する際の注意点

内定が出れば辞退はできない

学校推薦の大きな特徴のひとつとして、内定が出ると辞退はできません。一般枠での応募であれば、内定を受けるも蹴るも就活生側の自由なのですが、学校推薦枠はそれだけ特別なのだと覚えておきましょう。企業から学校や教授に対する信頼の証として設けられた枠なのですから、その信頼を踏みにじるような行為はご法度です。

企業側からしても、せっかく選考を一部免除してまで出した内定を蹴られてはたまったものではありませんし、そんな学生の所属する学校へは、今後は推薦枠を割り振らなくなることも十分ありえます。

学校推薦で就活を行う際には、自分は学校の代表なのだという自覚をもち、本当にその企業に就職したいのかをしっかりと吟味してから受けるようにしましょう。

早期退職は画工の印象が悪くなり学校推薦がなくなる可能性も

学校推薦で就職したからといって、退職ができないわけではなく、届さえ提出すれば退職はできます。

仕事を続けるかどうかは個人の自由ですし、どのタイミングで退職したとしても、それを止めることはできません。しかし退職自体は可能でも、入社後すぐに退職してしまうと、学校の印象が悪くなり後輩たちがその企業に入れない場合があるので注意が必要です。

学校推薦は就活が終われば関係なくなるわけではなく、企業に就職してからも続いていると考えなければなりません。最悪の場合は学校推薦そのものがなくなってしまう場合もありますし、退職には注意が必要です。学校推薦で就職した場合は、退職も自分だけの問題ではありませんので、しっかりと続けられる企業を選ぶことが大切です。

学校推薦で就職すると辞めにくいため注意して本当に入りたい企業を受ける

学校推薦で就職できるのは成績が優秀で、学校から太鼓判を押された人物だという証拠です。内定すれば学校からも企業からも評価されたということで、不安を感じることなく入社できます。しかし、その反面学校と企業からの期待も大きく、より一層仕事に励まなければなりません。

また、学校推薦を得たからと言って、選考がまったくないわけではありません。書類選考や一次面接は免除される可能性が大きいですが、面接や実技試験のあるケースがほとんどです。

学校推薦がない場合も、どんな選考があのかを把握し、対策は疎かにならないようにしましょう。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

国内最大級のキャリア情報プラットフォーム、キャリアパークの公式アプリが登場!

就活生必見のお役立ち情報が満載!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント