2016年11月25日(金) 更新

毎年変わる就活の解禁時期における上手な活動方法

そもそも就活解禁時期って何?

本来、新卒での就職活動は人生に一度きり。そのため、新卒の就職活動者は常に初心者なのです。そんな彼らを翻弄するのが企業の就活解禁時期。企業が一斉に横並びで就活を解禁し、学生たちの採用に乗り出す時期のことをいうのですが……。

実は経団連の加盟企業にしか適用されないルール

就活解禁の時期は経団連に加盟した企業だけに適用される自主的規制です。就活の解禁時期は経団連加入企業のみに適用されるので外資系企業などにとっては、何の意味もないものです。

なぜ就活活動時期を定めているのか?

どこの企業もより優秀な人材を求めています。就活時期が決まっていないと、優秀な学生を確保するために、他の企業よりも就活時期を早めようとする考えが生まれます。また、企業が就活時期を早めると学生の求職時期も早まります。大学の目的が勉学ではなく就活メインにならないようにも、就活時期を定めているようです。

どうなる?14卒と15卒の就活の進め方違い

14卒が10月スタート、15卒が12月スタートとなる就活スタート。この2ヶ月の差は、その後の就職活動の進度にどのように影響するのでしょうか。

就職活動のスケジュールモデル

15卒の学生の一般的な就活スケジュールは
■8月にインターンシップや自己分析。業界・企業研究、筆記試験対策などの就活準備に入ります。 
■12月から企業が活動を開始します。 
■4月から選考が始まり、早い子は4月中に内定をもらいます。

15年は14年に比べ全体的に前倒し傾向

14卒と15卒で就活時期が同じ企業は「変更なし」と言います。就活時期が1ヶ月以上早まると「前倒し」、1ヵ月以上遅くなると「後ろ倒し」と言います。15卒は約10〜16%の企業が前倒ししており、後ろ倒しが2〜3%程度だそうです。
15卒の就活時期は全体的に前倒しであると言えます。

16卒の就活戦線はどうなる?

16卒の就活開始が、当初学部4年4月から、ということでしたが、春休みを活用するために3月開始とする、と発令されました。開始時期は遅くなりますが、内定時期は同じ、という日程で進んでいきますので、結果的に就活する期間が短くなります。

就活時期が大学3年生の3月からに変更

16卒の就職活動の解禁時期は15卒の3ヶ月後の大学3年生の3月となるようです。春休みに就職活動が始められように、という計算で3月からの開始になりました。就活開始時期は遅くなったが、内定が出る時期は変わらないので、就活期間が短くなったという事が言えます。

就活が先送りされて大学生の自主性が問われるように!?

就活サイトのオープン=就活解禁となっており、就活サイトに焦らされて就活を始めるという図式になっていました。16卒からの就活解禁時期の先送りが、自分で考えて企業選びをする、という就活本来の姿に戻るのでは、という考え方もあります。

就活解禁時期を踏まえて上手に活動を進めるには

就活の解禁時期から、逆算して就活準備をしなければなりません。就活を上手に進めるために就活の理想的なステップを確認しておきましょう。

押さえておきたい就活の3つのステップ

■インターンシップ:12月からエントリーを開始する企業が多いです。業務体験や企業に触れる事が目的です。
■自己分析:就活をするにあたって、自分について深く掘り下げます。自分は何をしたいのか、どんな特徴・強みがあるのか、という事を把握するためのものです。
■業界・企業研究:企業が求めている人材や企業が目指している先など、業界・企業についての知識を増やす事が、自分にあった企業選びに繋がります。

就活に早期に夢中になって前のめりにならないように

早く内定をもらうのが就活の目的ではありません。就活はこれまでの自分と、これからの自分を考えて、どちらにも見合った企業を探す事が重要です。時間がかかってでも、これから長く付き合う会社と自分の生き方についてゆっくり考えましょう。

毎年変わる就活の解禁時期における上手な活動方法、まとめ

いかがでしたか? 就活解禁時期については、毎年企業側、大学側などさまざまなところから議論があり、より良い形に変えていこうと改定されている現状です。それに対応する学生側の心構えやスケジューリングは難しいですが、大事なのは、こうした就活戦線の中においても「自分を見失わない」こと。大人の論理に振り回されて大事な選択を誤らないように、しっかりと自分の将来を見据えて取り組むことです。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

国内最大級のキャリア情報プラットフォーム、キャリアパークの公式アプリが登場!

就活生必見のお役立ち情報が満載!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント