2020年06月29日(月) 更新
【資生堂のインターン選考突破法】押さえるべきコース内容とESの書き方
目次
インターンシップの選考対策①:企業研究
資生堂は日本国内シェア第1位、世界第5位という世界的に大手の化粧品メーカーです。事業内容としては「化粧品、業務用化粧品、石鹸、シャンプー、リンス、医薬品などの製造販売、輸出入」を行っており、世界89か国で商品を販売するグローバルな企業でもあります。通常の化粧品製造販売のほか、「ビューティークリエーション研究センター」をはじめとする「クリエイティブ活動」や、ギャラリーやアートハウス、企業文化史の発行など文化活動も盛んに行っており、まさに企業理念である「一瞬も 一生も 美しく」の言葉通り、さまざまな方面で華々しい企業活動を行っています。
また、2016年度のIR情報によると、既存ビジネスの売上拡大の基、売上高が、8,503億円(5.2%増)となりました。プレステージ、中国事業、トラベルリテールの成長がその要因です。営業利益に関しては、368億円と前年比17%減となりましたが、売り上げの拡大やコスト構造改革等により、期中のマイナス影響をカバーし大幅な減収から逃れました。今後は、更なる成長を期待して、既存事業、「Laura Mercier」等の傘下ブランドの強化を加速していきます。
資生堂のビジョン
資生堂のビジョンは、「美しい生活文化の創造」というミッションのもと、美しさを通じて人々が幸せになるサステナブルな社会の実現を目指すことにあります。資生堂グループは、常に社会とともにある存在で、お客さま、得意先、取引先などの多くの人々と出会い、創造的な関係を築くことを重視しています。また、常に本物を追求し続けることで、一時的な流行や表面的な美しさ、あるいは、短期的な利益に惑わされることなく、普遍の価値を発見することも重要な価値観の1つです。そして、世界中の人々の「美への思い」を真摯に受けとめ、美しい生活文化を創造し続けることを使命としています。また、140年続く伝統を大切にし、多様性で人材と組織を強め、革新して成長を生み出すことを目指している企業でもあります。
資生堂の仕事は大きく4職種に分かれる
資生堂の仕事は総合職(事務系・デザイン系)、美容職、総合職(技術系)、生産技術職の大きく4職種に分かれています。総合職での仕事内容は、営業やマーケティング、財務・経営管理、コーポレート企画・広告・宣伝デザイナー、プロダクトデザイナー、コピーライターなどです。美容職の仕事内容は、お得意先店舗(デパート、総合スーパー、化粧品専門店、ドラッグストア等)でのカウンセリングを通じた化粧品販売業務です。総合職では、国内外の技術拠点で、研究開発やサプライチェーンマネジメント関連業務などをおこないます。生産技術職の業務は、国内の生産拠点において、生産技術開発、生産、工程の設計、生産性向上に関する検討・実行、および工場の運営を担うスタッフ業務です。
仕事と育児を両立できるのも資生堂の魅力!
そして平均年齢は41.8歳、平均勤続年数17.3年となっており、勤続年数が比較的高い企業にもなっています。その、勤続年数が高い要因として挙げられるのが、資生堂が策定している「次世代育成支援行動計画」です。これは、仕事と育児の両立を目指して、資生堂が独自に働き方を見直すために取り組んでいる活動の一つであり、こうした福利厚生の充実が資生堂で働くことの魅力の一つにもなっていると言えるでしょう。女性の平均勤続年数が17.9年と、業界のなかでもトップクラスな点からも待遇の良さが表れているといえるでしょう。
インターンシップの選考対策②:実施内容
資生堂のインターンシップの募集は【生産技術】と【マーケティング】の2コースに分かれており、募集要項は以下の通りとなっています。
資生堂は【生産技術】と【マーケティング】の2コースで募集
【生産技術】
応募資格:大学、または大学院に在学中で、電気・電子系、機械系、化学・化学工学を専攻の学部3年生以上
募集人数:各工場5名
場所:埼玉、静岡、大阪
期間:5日間
報酬:なし(交通費・宿泊費・昼食支給あり)
選考:書類選考
【マーケティング】
応募資格:大学、または大学院に在学(学部、学科不問)
募集人数:50名程度
場所:東京
期間:5日間
報酬:なし
選考:書類選考
内容:大学生らが商品や広告などの企画を立案する形式
また、デザインコースというのも存在するようです。毎年インターンシップの募集形態は変化しているので資生堂の採用ホームページを常にチェックしておくことが肝要です。
【ビューティーコンサルタント】コースでも実施
実施内容は、ロールプレイングやワーク等の疑似体験を通じて、資生堂ビューティーコンサルタントが大切にしているおもてなしの心やお客さまと共に喜びを感じる楽しさに触れることです。現役スタッフが、日々の「お客さまとの出会い」によって得られるやりがいや醍醐味についてわかりやすく教えてくれる内容になっています。実施時期は、2018年は1月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)に東京都汐留にある資生堂本社ビルにておこなわれました。参加条件は、専門学校生・短期大学生・大学生または大学院生在籍中の人で、学部学科は不問となっていて、300名程度が参加できます。待遇としては宿泊・交通費の支給等はありませんので、注意しましょう。
障がい者向けの1DAYインターンシップもある
資生堂ではそのほか、障がいのある人向けに1DAYインターンシップというものを開催しています。内容は、変化する化粧品業界のなかで「お客さま価値」を提供するための企画立案などを体験するもので、企業理解、仕事理解を深めてもらうために行っているようです。こちらはとくに選考もなく、応募者のなかから抽選で参加者を決めるシステムとなっています。
インターンシップの選考対策③: エントリーシート
選考:エントリーシートの設問はキャッチフレーズ付けなど非常にユニーク!
まずは、資生堂のインターンシップ選考におけるエントリーシートの過去問を見ていきましょう。
①「今回のインターンシップへの参加を志望する理由をご記入ください」(300文字以下)
②「あなたが最近心を動かされた商品やサービスのブランドがあれば、ブランド名とその理由を教えてください。また他の人に勧めるとしたらどのように勧めますか?(※ブランドの業種・ジャンルは問いません)」(300文字以下)
③「手もとにある1万円を10万円の価値まで高めろ、と言われたらあなたはどんなことをしますか」(200文字以下)
④「あなた自身にキャッチフレーズをつけてください」(15文字以下)
⑤「なぜ上記のようなキャッチフレーズをつけたのか、ご記入ください」(200文字以下)
資生堂のエントリーシートは本採用でもユニークなことで有名ですが、インターンシップ選考におけるエントリーシートも非常にユニークなものとなっています。
対策:素直な姿勢で企業の求める人材像を打ち出す!
選考の設問は難解ですが、資生堂に「きてほしい」と思ってもらえるよう自身をアピールするという点で、ほかの選考とスタンスは変わりません。落ち着いて対策をして一つ一つ書き上げるようにしましょう。まず資生堂は、採用ホームページで求める人材像として以下の三点を挙げています。
・美を追求し、新たな価値を生み出せる柔軟な【発想力】
・自ら考え、スピーディに動きやり切る【行動力】
・未来を見据え勝ちにこだわる【競争心】
【発想力】の文からわかる通り、資生堂は一貫して「価値」を重視しています。
設問③からはとくにその性質が伺え、あなたが「ものの価値を高める際において、どのような方法を考える人間なのか」ということを知りたがっているのです。
それは④、⑤も同様で、「あなた自身に価値をつけるとしたらどのようなものか」「その理由は」ということなのです。
また、②からは「あなたがどのようなものに価値を感じるか」ということを、問われているのだということがわかります。またその魅力を他者にうまく伝えることができるか、というのも。あなたの「価値観」を素直な気持ちで書類にぶつけてみましょう。
そのほか、「インターンへの参加理由」は企業研究などの内容はとくに盛り込む必要はないでしょう。ゼミや他社のインターンでマーケティングに興味を持ったなど、素直にシンプルに書くのが無難です。
エントリーシートの他にも、面接やグループディスカッションの対策もしておくと安心でしょう。サマーインターン等のインターンシップは本選考突破の近道なだけあってライバルも多く、対策無しで選考に挑むのはおすすめできません。「サマーインターン選考対策」の資料を使って選考対策はしっかりとしておきましょう。
資生堂の会社情報とその社風とは?
社風について
資生堂社員は、自社を愛する社員が多いため、会社の離職率は低くなっています。また、社員間のコミュニケーションが取れており、男女問わず働きやすい会社です。さらに、産前産後休暇や育児休業後の副職率は2014年、2015年ともに国内資生堂グループは100%となっており、定着率も97%を超える数字となっています。また、30%を超える女性社員が初級管理職となっているところを見ても、女性が働きやすく、活躍しやすい企業であるとお分かりいただけると思います。
基礎情報
【社名】
株式会社資生堂
【代表者】
代表取締役執行役員社長 魚谷雅彦
【本社所在地】
〒104‐0061 東京都中央区銀座7‐5‐5
【本社アクセス】
JR・地下鉄新橋駅より 徒歩5分
地下鉄銀座駅より 徒歩5分
【資本金】
645億円
資生堂のインターンシップ選考は書類が独特なので「価値観」を磨いた上でうまく伝えられるよう対策を!
資生堂のインターンシップの選考と対策について紹介してきました。資生堂のインターンシップは開催されない年もあるので、逐一企業の採用ホームページをチェックしておく対策が必要です。化粧品メーカーとしては日本第1位かつ、世界第5位の資生堂で、生産技術やマーケティングを体験できることは、あなたの今後の就職活動を実り豊かなものに変えてくれることでしょう。ぜひ、資生堂のインターンシップ選考の対策を行って、参加できるよう頑張ってみてください。
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