就活の記念受験で社会人としてのモラルに反する3つの行動

記念受験をする学生は6人に1人

記念受験をする学生は、今や1/6人という時代です。それは、その企業への興味ゆえの行動であり、クリック一つで応募できてしまうのも関係しています。大学受験の際に記念で自分のレベルよりも高い学校を受けた人もいるでしょう。それは誰の迷惑にもなりませんが、企業の記念受験はそれとは全く別物だと心得て、社会人になっても引きずる可能性のあるものだと知りましょう。

記念受験をするなら企業側に失礼のないように

記念受験をどうしてもしたいと考えるようであれば、最大限企業側に失礼のないよう意識しましょう。なぜなら、企業はあなたのエントリーシートを見る時間、面接をする時間を割いてくれています。記念受験だからといっておろそかにしないよう、細心の注意を払ってください。就活生たちが記念受験をする上で気をつけるべき部分はどこでしょうか。例を交えつつ、説明していきます。

1. 企業名の正式名称やビジョンの間違いはモラルに反する

受けている企業の正式名称やビジョンやミッションなどはしっかり覚えていきましょう。名前があやふやであったり、間違った企業名を言うのは本当にモラルに反します。そんな失敗は絶対ないと笑った人こそ気をつけてください。このような失敗をしてしまった学生は本当にいるのです。

企業にとって重要な情報を間違ったらマナー違反

ある商社の採用担当者は、1次面接の担当でした。1日に数百人と面接をしていく中で、数人は違う会社のビジョンを言ってしまったり、企業名を間違えてしまったりしたそうです。確かに数十社を受けている中で、完璧に覚えるのは大変かしれません。ただし企業を受験するためにはそれぐらいの情報を覚えておくのがマナーです。ある採用担当者はそのような就活生をその場で返した日もあったそうです。いくら記念受験だからと言っても、基本的な所に手を抜くのはやめましょう。

2. 志望動機がない受験はモラルに反する

「なぜあなたは弊社を希望したのですか？」このような質問への答えは、本命の企業であれば必ず用意しているはずです。ただし、記念受験であると、そこまで思い入れもないし、そもそも面接まで進めたのが奇跡と考えている学生も多いため、意外に志望動機を言えない学生が多いです。そこで返答に困ってしまう学生が多いと採用担当者の方々はいっています。

他企業の志望動機を言ってしまう学生も存在する

志望理由を緊張感漂う面接の場で1から考えるのは、とても辛いです。あるエネルギー系企業の採用担当者は、コンサルティング企業で使ったであろう志望動機をそのまま自分の担当している面接で聞いたそうです。驚きですよね。記念受験の学生なんてそんなもんですよとその担当者も半ば諦めているようでした。

面接において第一印象が与える影響は大きい

自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか？それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

3. 奇抜な服装などのアピールはモラルに反する

記念受験で自分の個性をアピールするために奇抜な格好や発言をする人も多いそうです。しかし、そんな学生は会うだけ無駄です。企業も貴重な時間を利用して会ってくれている以上、真剣に臨みましょう。また、奇抜なアピールは大半の企業でうけないことを肝に銘じてください。

ロック調の格好をしてきた学生

服装の指定はなかったものの、自分の個性をアピールしようと髪型を含め、ロック調の格好で着た学生がいたと笑って話してくれたのは、あるIT企業の人事。その企業は一人一人の個性を大事にしていますが、その格好を見て面接をする前に引いてしまったそうです。また、別の採用担当者は、ジャージで着た学生にも出会ったそう。記念受験だから、最大限に自分をアピールしたい人もいるかもしれませんが、社会人になったことを相手が想像しやすいような服装や見出しなみで行くことを念頭に入れましょう。

就活の記念受験でのモラル違反は社会人になっても引きずる

記念受験だからといって、最低限のモラルや身だしなみを守らないと、相手企業に失礼ですし、準備を怠ることは避けなければなりません。将来、その企業は自分の取引先になったり転職活動でお世話になることがあるかもしれません。就活をする上で、どの企業を受ける際もマナーを守り、社会人になるにふさわしい行動を心がけましょう。