2019年05月31日(金) 更新
就活の時事問題|対策方法や把握しておくべきニュースを紹介
時事問題の勉強に悩んでいる就活生は多い
就活生を対象に1678名から集計したアンケートによると、「時事問題は何から勉強すればいいかがわからない?」という質問に対して、86.7%の人がYes、13.3%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
ほとんどの就活生が、時事問題を勉強する際に、どこから手をつけていいかわからず困っているのです。この記事では、2017年に起きた社会情勢や業界の出来事を紹介しています。
就活に役立つ時事問題対策【2018年の出来事】
①米朝首脳会談が実現
2018年6月12日、シンガポールのリゾート地にある高級ホテル内で、史上初めてとなるアメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がサミットを開催しました。
サミットは無事に終わり、米朝首脳会談は両国の初となる共同声明となりました。内容は「トランプ大統領は北朝鮮に対して体制の保証を提供する約束をし、キム委員長は朝鮮半島の完全な非核化について、断固として揺るがない決意を確認した」というものです。
こちらの共同声明には両名とも署名しました。今後の米朝関係に多大なる貢献を果たしたともいえる米朝首脳会談は、アジア太平洋地域における歴史的な瞬間となりました。また、この米朝首脳会談で取り決めた約束を実行するための、今後の交渉や外交政策についても注目が集まっています。
②安倍総理が消費税10パーセント増税を発表
2018年、安倍晋三首相は臨時閣議で「来年(2019年)10月に消費税を10パーセントへ引き上げる」と表明しました。
前回の消費税8パーセント増税後には景気が落ち込んだため、2019年10月の消費税10パーセント増税後はそのようなことがないよう、万事に備えて対策を行い、経済に影響を及ぼさないよう対応する考えも発表しました。
政府は、増税に向けた具体的な対策として幾つか掲げています。飲食料品などは8%に据え置く軽減税率の導入検討や、自動車保有にかかる税負担の軽減など、消費者の負担を軽減する措置も考えられています。他にも、住宅購入を促す政策や、ポイント還元などによる中小小売業の支援対策も予定しているようです。
③人手不足への対策として外国人労働者への改正出入国管理法が成立
外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法(入管法)が参院本会議で採決されました。2019年4月1日より施行されます。政府は介護や建設業などを含む14業種を検討の対象とし、今後5年間で最大約34万5千人の外国人労働者の受け入れを見込んでいます。
そして、こちらの改正法は、政府が指定した業種において一定の能力を認めた外国人労働者に対し、新たな在留資格となる「特定技能1号」と「特定技能2号」を付与することになりました。
近年の人手不足解消のため、外国人労働者を受け入れる目的ではありましたが、外国からの移住者が増えることに反対派の声も少なからずあります。改正出入国管理法は、日本の将来の暮らしに大きく関わり、そして外国人労働者を巡る歴史的な法律になりそうです。
④大坂なおみ選手日本選手で初めて四大大会位で優勝
テニスの四大大会最終戦、ニューヨークのフラッシングメドウズで行われた女子シングルス決勝では大坂なおみ選手が元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズを破り、日本選手として初優勝の快挙を遂げました。
また、男子を含めた四大大会のシングルスにおいて、アジア勢の全米優勝も初めてでした。優勝賞金は380万ドルで、日本円にして約4億2200万円もの大金となっています。
大坂なおみ選手は、日本人の母とハイチ人の父を持つハーフです。日本で生まれましたが、アメリカで育ちました。日本との縁もあり、今や日本のイベントやCMなどで引っ張りだこの人気選手です。
「なおみ節」と呼ばれる大坂なおみ選手独特の日本語も、謙虚で奥ゆかしいということで評判が高く、2018年の流行語大賞にノミネートされました。テニスの王女である面と、少女の面持ちを持つ大坂なおみ選手の今後の活躍には目を離せません。
⑤ブラックホールの撮影に初めて成功
ハワイや南米、南極などに設置された電波望遠鏡が協力する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」が、ブラックホールを撮影することに成功しました。
5,500万光年先の銀河の中心に存在するといわれている超大質量のブラックホールが直接撮影された史上初の快挙となりました。
ブラックホールは今まで撮影されたことはなく、その姿が本当にあるのかどうかこれまで数多くの議論がなされてきました。研究の成果により、ブラックホールの存在を裏付ける証拠は発見されてきましたが、ブラックホール自体を撮影するまでには至りませんでした。「イベント・ホライズン・テレスコープ」の撮影成功は、宇宙の未知を明らかにしていく大きな一歩となりました。
業界別に時事ニュースを紹介しましたがいかがでしたか。既に知っているものや、よく解していないものもあったのでは無いでしょうか。関心の無い出来事に対して詳しくなるのは簡単なことではないですが、よく出題される用語や時事ニュースに関してはおさえておきましょう。下記のリンクからダウンロード出来る「時事問題集」には、就活生が知っておくべ最新の時事ニュースがまとめられています。また、面接で意見を求められた際の回答例も掲載されていますので、選考に挑む前に確認しておくといいでしょう。
時事問題の対策方法
それでは、時事問題の対策方法のポイントを解説します。
時事問題として扱いたいテーマは定まったけど、どのように面接で活かすべきなのか悩んでいる方は多いと思います。時事問題は、扱う内容がタイムリーなものほど新鮮味があり、さらに内容が整理されていると情報収集力が優れていることをアピールできます。
そのためですから、扱うテーマは立派でも、中身が充実していなければ意味を成しません。
志望業界に関する内容はかかさず拾う
志望する業界の時事問題は細目にチェックしてください。面接で時事問題を聞かれた際は、その業界に関わる時事問題を話すと印象が良くなるでしょう。
志望業界と関連性のない話題を選ぶよりは、自身の志望する業界の時事ネタを取り上げた方が、業界に対する知識や興味が強いことをアピールできます。
また、ニュースを見ていくうちに志望業界に関わる専門用語などもわかってくるので、業界の動向や競合他社などの情報が身につき、選考時に周囲と差をつけやすくなります。業界のニュースや出来事から、気になるキーワードを見つけて調べていき、知識を広げていけるようにしていきましょう。
アプリを使用し空き時間に情報収集
では、どのように時事問題の情報を収集するとよいのでしょうか。おすすめはアプリの活用です。アプリには時事問題を紹介してくれるものもありますし、各種ポータルサイトのネットニュースをまとめているアプリがあります。
そして、今では新聞が読めるアプリもあります。新聞が読めるため、アプリを通じて本格的な時事情報が得られます。
移動時間や寝る前のちょっとした時間に、スマホを片手に時事問題を見る癖をつけておくとよいでしょう。時間がある時に目を通したり、調べておいたりすると、自然と知識が深まり、社会問題などに俊敏に反応することができます。
このように、ポータル化された情報をタイムリーに得られれば、毎日少しの時間で効率よく必要な情報を取り入れることができます。
出来事に対しての自分の考えも一言述べられるようにしておく
時事ネタを紹介するだけでは、何のアピールにもなりません。ただ単に「このような社会問題が起きていて、関心があります」ということを伝えるだけでは、時事問題を応募者に聞く意味がないのです。そのニュースに対してどのような見解を持っているのかも必ず伝えましょう。
社会で起きている問題や出来事に対して意見を持つことは、社会人として大切です。物事に対して能動的な姿勢では、自分の意思で自己実現をすることは難しいからです。
社会人は、時事問題を意識しながら、なおかつ自分の見解を持ちながら働くことで、様々な情報を駆使しながら仕事を進めていくことができます。
そして、多角的視点から物事を考えることで、戦略や解決策を見出すことができます。面接ではそのような素質があるかどうかも見ているので、ぜひ自分の考えも一言述べられるようにしておきましょう。
就活の時事問題対策はニュースに目を通して自分の考えを持つことが大切
面接では時事問題に対する質問がされるケースが多くあるため、対策しておく必要があります。世界情勢や政治など、新しい話題は日々更新されていきます。すべてに目を通すのは難しいですが、ニュースや新聞で中心的に扱われている出来事に関しては、ポイントをおさえておくようにしましょう。電車での移動中にニュースアプリをチェックしておくなど、隙間時間を有効活用してください。
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