2019年11月20日(水) 更新

NHKを受ける就活生が知るべき業務内容と労働時間【日本放送協会】

NHK(日本放送協会)の労働環境について①:業務内容

NHKの労働環境について、初めに業務内容を見ていきます。NHKは、地上放送、衛星放送、災害放送、国際放送といったテレビ・ラジオ事業を中心に展開しています。視聴者の受信料で成り立つ公共放送として、放送の公平・公正で偏りのない放送を行っています。また、放送文化・調査研究や、放送技術開発、イベントや文化事業も手掛けています。

職種ごとの業務内容を把握しよう

それでは、NHKの業務内容を職種別に分けて見ていきましょう。業務内容として、以下のような例が挙げられます。また、このほかにも様々な仕事や業務内容があります。

番組の企画取材・制作に関わる仕事の業務内容

・ディレクター
番組の企画提案、出演者との交渉、台本づくり、演出、ロケ、編集、放送と、番組作りのすべての過程に携わる。情報・報道、教育・教養、ドラマ・芸能など、さまざまなジャンルの番組を経験して、自分の専門を決めていく。
・映像デザイナー
あらゆるジャンルの番組のビジュアルを受け持ち、番組を魅力的にする。スタジオ、ステージ、ロケの美術セットから、CG、映像合成、特殊撮影、バーチャルセットまで、映像設計全般に携わる。
・音響デザイナー
音の演出に責任を持ち、音楽、自然音、人工音などを駆使して、番組に厚みと奥行きを出す。
・アナウンサー
ニュースキャスター、司会、スポーツ実況、生中継、インタビュー、ナレーションなどで活躍するだけでなく、ジャーナリストとしての視点を持って多様なテーマを取材する。
・記者
災害・原発、政治、経済、事件、文化、スポーツなど多岐にわたるジャンルの取材や、取材内容の原稿化を行う。
・ニュース映像取材(報道カメラマン)
事件・自己や、スポーツ報道などの現場を映像に切り取る。現場上空のヘリコプターからの中継や、自ら企画したリポートの制作もする。活躍の舞台は海外にも広がる。
・ニュース映像編集
集まる映像の仲から、決定的なシーンを選び出して編集し、ニュースをわかりやすく構成する。政治、経済、事件、災害、紛争、スポーツなど、分野は多岐に渡る。

放送事業のマネジメント(放送管理・営業)に関わる仕事の業務内容

・放送管理
放送現場と連携してヒト・モノ・カネを管理する。財務、編成、広報、イベント、総務、など、様々な業務内容がある。受信料の確保を担う営業企画業務を行うことも。
・営業企画
・受信料を確保するための営業活動をマネジメントする。受信料の契約業務などを行う地域スタッフの募集・教育・運用やケーブルテレビ事業者等との渉外活動などを行う。

放送技術に関わる仕事の業務内容

・番組制作技術
ドキュメンタリーのロケカメラマンやニュース・報道番組、ドラマ、音楽・芸能、スポーツなど、様々なジャンルの撮影、音声、照明の業務を行う。また、スポーツ中継などのシステム構築や、映像・音声の品質を管理するビデオエンジニア、撮影不可能な映像をコンピュータで制作し、実写と合成する特撮CG技術といった業務内容もある。
・システムソリューション
ニュースや番組を確実に放送するシステムを開発・運用するとともに、多くのメディアへの展開のためのデジタルコンテンツの制作・システム開発を担当する。回線の構築や、新しい伝送機器の開発、番組制作のためのカメラ、音声設備、編集システム、中継車、スタジオなどの番組制作に関わる設備の開発も行う。
また、NHKのさまざまな業務を支援する情報システムの開発や、24時間放送を支える電源・空調設備といった、会館設備の開発業務も担う。
・放送ネットワーク技術
放送局からテレビ、ラジオや携帯端末までの安定した放送ネットワーク基盤を構築する。放送所の送信システムの開発や運用管理、放送用の電波の受信環境を調査分析し、その改善に向けたシステム開発も行う。スーパーハイビジョンなどの新たな放送サービスの普及にむけた放送ネットワーク設備の開発業務も担う。

NHK(日本放送協会)の労働環境について②:労働時間と休日制度

続いて、NHKの労働時間についてご紹介します。NHKの勤務時間は、9時30分~18時となっています。しかし、この勤務時間は業務によって異なります。またフレックスタイム制度を導入している場合もあるようです。

NHKの休日・休暇制度は充実している

NHKの休日・休暇制度についても見ておきましょう。NHKは完全週休2日制となっており、祝日や年末年始をあわせた年間休日数は約120日となっています。各年度連続5日の休暇が与えられるクリエイティブ休暇や、10年、20年、30年の勤務者に、連続10日の休暇を与えるリフレッシュ休暇制度、その他結婚休暇や産前産後休暇、母性保護休暇、妻出産休暇、看護休暇など、充実した休日・休暇制度となっています。
年次有給休暇は初年で12日付与されます。年次有給休暇制度は事前の申請が必要なので、会社規定を把握してから申請しましょう。

NHKを取り巻く業界研究をするには

テレビ業界は就活生からの人気が高いといえます。難関大学からの志望者も多く競争率が高いため、真剣に取り組まなければ内定を獲得するのは難しいでしょう。テレビ業界への就職を志望しているなら、業界研究・企業研究が欠かせません。そこでおすすめなのが、テレビ業界大研究Bookです。キー局5社やNHKの特徴、ポイントを比較することができ、決算推移などもまとめて確認することが可能です。無料でダウンロードできるため、テレビ業界への就職を目指している人はぜひ参考にしてみてください。

NHK(日本放送協会)の労働環境について③:残業時間

NHKの労働時間の次は、残業時間を見ていきましょう。NHKの残業時間は、職種によって異なります。また、繁忙期、閑散期の差もある業界です。自分が配属される職種がどのくらい残業しているのか、労働時間と合わせて確認できると良いですね。

NHK(日本放送協会)の業務内容はテレビ・ラジオ放送に携わるものが中心で労働時間は職種によって異なる

NHKの業務内容と労働環境、労働時間についてご紹介しました。就活生は、この業務内容やテレビ・ラジオ業界の一般的な労働環境を知り、エントリーしましょう。NHKの業務内容はテレビ・ラジオ放送に関わるものが中心ですが、そのほかにもイベントの開催などを行っており、業務内容は多岐に渡ります。労働時間や残業時間は、職種によって異なるようです。
このような業務内容や業界の研究は、志望動機やエントリーシートにも役立ちますので、エントリー前に把握する必要があります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、労働時間や業務内容をしっかり把握しておきましょう。

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