ニコンを受ける就活生が知るべき業務内容と労働時間

ニコンの労働環境について①：事業内容は精密機器の製造・販売

デジタルカメラを代表に、半導体露光装置や顕微鏡などの精密機器を製造・販売しているニコン。国内の精密機器業界でNo.1の売り上げを誇る企業です。
そんなニコンへ就職を希望する場合、事業内容や労働時間などの労働環境についての理解が必要です。働きやすい社内風土が整備されたニコンの企業情報から、まずは事業内容を確認しましょう。

デジタルカメラや半導体露光装置・顕微鏡などに強み

ニコンは、「光利用技術」と「精密技術」を基礎とする、多彩な技術・製品・サービスを展開しています。主な事業内容として、精密機器（デジタルカメラ、半導体露光装置、FPD露光装置、顕微鏡、測定機、検査機器など）の製造・販売を行っています。

「期待を超えて、期待に応える」ために

ニコンは常にテクノロジーを進化させ、成長し続けています。
既存の事業分野に加え、人々の暮らしと密接に関わるメディカル・バイオサイエンス・産業機器を重点領域とし、時代を先取りした価値を世の中に提供し続け、起業が目指すビジョンである「期待を超えて、期待に応える」を実践しています。

iPS細胞などのバイオサイエンス分野も開拓

ニコンといえば、カメラをイメージしますが、他の事業展開も積極的に行っており、バイオサイエンスの分野では、生きた細胞の評価・解析技術「ライブセルイメージング」を利用して、iPS細胞に代表される幹細胞ビジネスに注力しています。
競合の多い分野ですが、ニコンが培ってきた技術力と人的ネットワークを活かして創薬支援や再生医療に向けた取り組みにも力を入れています。

ニコンの労働環境について②：業務内容は「事務系・技術系・技能系」で別れる

ニコンの事業内容の次は、業務内容を説明します。
業務内容は配属先の職種によって異なり、主に国内外の営業や企画を担当する「事務系」と、研究・開発を行う「技術系」、サービス技術などを担当する「技能系」の3つに分かれます。

■事務系：国内・海外営業/企画/マーケティング/経理/人事/総務/調達/法務など
■技術系：研究・開発・設計/生産・製造技術/品質・生産管理など
■技能系：生産・製造技術/品質管理/サービス技術など

事務系の業務内容は世界を相手にする

事務英の業務内容は営業や企画、マーケティングなどです。営業は国内外を問わず自社製品の売り込みのためは活発に動きます。海外営業を担当する場合は、現地に製品を納品するプロセスを行います。自社製品への高い知識が必要です。

企画・マーケティングの業務内容は商品企画から販売の条件、生涯販売数の決定、販売施策の立案など、ものづくりの根幹から立ち会うことができます。

技術系の業務内容は設計など

技術系の業務内容は機械設計や装置全体のシステム設計などを担当します。世界初のiPS細胞由来細胞の臨床応用を目指している研究機関や企業など、最先端の研究者と一緒に仕事をし、人の暮らしを支えるために必要な製品の開発を行います。
製品に使用するガラスなども自社で設計、開発しています。

技能系の業務内容はアフターケアや比較分析

技能系の業務は測定機などのアフターサービスを世界中へ出張して行う技術サービス部門と、自社製品と競合他社の製品を比較分析し、技術の向上やコストダウンを行う品質管理部門があります。

ニコンの労働環境について③：労働時間は実働8時間/日

次は気になるニコンの労働時間についてです。働く上で勤務時間の長さは歳を重ねても働き続けられるかに関わる大切な要素です。充実した福利厚生と休暇制度が整えられているニコンの労働時間を確認しましょう。
ニコンの1日の勤務時間は勤務地により異なりますが、9:00～17:45までの実働8時間です。
職種によってはフレックスタイム制を導入し、定められたコアタイムを含んだ時間帯の間で、自由に出勤・退勤時間を調整できます。

月の労働時間は月平均170時間

月の労働時間は月平均170時間ほどです。これはニコンの勤務時間でと週休2日制を含む年間休日128日から計算しています。精密機器業界と比較しても標準的な労働時間です。
上記の労働時間はあくまで独自計算によるものであり、職種や繁忙期によっては実際の企業の労働時間や残業時間とは異なる場合があります。

在宅勤務も推進

ニコンでは、特にニーズが高い部署で在宅勤務制度を導入しています。今後は、在宅勤務導入による業務効率の向上やワーク・ライフ・バランスの充実を図りながら、制度を充実させていく予定です。
特に小さい子供のいる社員や、家庭の事情で家にいなければならない社員にはありがたい制度です。

仕事と家庭の両立支援も進める

ニコンでは、最長2年間の育児休暇が取得でき、育児や介護のための時差勤務と勤務時間短縮の併用や、時間単位の休暇取得が可能です。2015年3月期の時差勤務制度及び勤務時間短縮制度の利用者は、男性5名、女性75名の計80名でした。まだまだ男性が取得しづらい風潮ですが、今後は普及していくでしょう。

ニコンの労働環境について④：残業時間は業界でも標準的

ニコンの労働時間の次は、残業時間を見ていきましょう。働く上では残業時間の長さは非常に気になる情報です。
ニコンの残業時間は同じ精密機器業界と比べても少ないです。個人の抱える業務内容や職種によって残業時間が異なるため、少ない人もいれば、多い人もいます。入社前に、自分が配属される職種がどのくらい残業しているのかについては、会社説明会やインターンシップなどで実際に社員の方に聞いてみるのもよいでしょう。

労働時間管理の取り組みが進む

過度な労働は、健康を損ねるだけでなく、私生活にも多大な影響を及ぼします。
ニコンではノー残業デーやショート残業デーのほか、管理職に向けた労働時間管理研修の実施等を通して、社員一人ひとりが健康で生き生きと仕事ができる環境づくりの取り組みを行っています。

ニコンの労働環境について⑤：働くやりがい

ニコンで働くことは、人の暮らしをよくすることに繋がります。
カメラは人生の大切な瞬間を思い出に納め、バイオサイエンスの分野では人の命を救うために間接的に関われます。多くの人から信頼される製品を世に送り出すニコンの業務内容はたいへんやりがいがあり、次の感動を生み出すために前向きに働き続けられるでしょう。

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ニコンの業務内容は職種で異なるが責任感とやりがいが持てる内容！労働時間を減らす取り組みにも熱心

先端技術の開発で人々の暮らしを支えているニコン。事業内容はカメラや測定器など精密機器です。業務内容は職種で変わりますが、世界を相手に仕事をする点では同じです。
労働時間と残業時間は職種や個人の裁量にもよりますが、長時間労働を減らす取り組みがなされ、個人の事情に合わせた勤務時間や休暇の取得が推奨される社風です。
精密機器業界に属するニコンへの就職を考えるなら、同じ業界の企業の業務内容や労働時間についても調べて対策を練り、採用を勝ち取りましょう。