2020年06月25日(木) 更新

岩谷産業(イワタニ)を受ける就活生が知るべき業務内容と労働時間

岩谷産業の労働環境について①:事業内容はエネルギー関連

エネルギー事業の専門商社として名高い岩谷産業。LPガスや液体水素など、世界へ向けた事業内容が特徴です。
そんな岩谷産業へ就職を希望する場合、事業内容や労働時間などの労働環境についての理解が必要です。働きやすい社内風土が整備された岩谷産業の労働環境から、まずは事業内容を確認しましょう。

世の中のインフラに関わる誇れる仕事

岩谷産業は、国内トップのLPガスを扱う【総合エネルギー事業】や、ものづくりに必要不可欠な【産業ガス事業】、そのほかの【マテリアル事業】、【自然産業事業】などの事業内容を行う独立系の商社です。
事業内容は国内外問わず幅広く展開している点が特徴で、世界中のインフラを担う社会的役割を持っています。

総合エネルギー事業本部の事業内容

総合エネルギー事業は、LPガスの業務を一括して行う企業として産ガス国から自社タンカーによる日本への直接輸入・貯蔵・備蓄、全国販売ネットワークによる供給にいたるまで一貫して行い、安定供給体制と保安防災体制を確立。世界のインフラを担っています。
一方、マイホーム発電、コージェネレーション、家庭用燃料電池、太陽光発電のパネルやLNG販売、さらにはDMEなどの新エネルギーシステムなどの事業も行います。「カセットフー」などのなじみ深い調理家電の商品開発にも取り組み、私たちの日常生活にも欠かせないものを作っています。

産業ガス・機械事業本部の事業内容

産業ガス・機械事業では、液化水素、ヘリウムをはじめ、酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、混合・半導体・医療ガスなど高圧ガスを取り扱っています。
溶材関連では溶接・溶断ガス、溶接材料、溶接・溶断機を取り扱うことで、産業界の生産性を高めることに貢献しています。
また、ITや先端技術社会の設備インフラ面を支える機械分野など、製造現場への貢献度も高い事業です。

マテリアル本部の事業内容

機能樹脂関連では機能性フィルム、シートの開発とPET樹脂を取り扱うマテリアル本部。資源・新素材関連ではオーストラリアはじめ、海外における資源開発への投資を進めています。
また、製品分野では電子、機能セラミックスなどの加工品も取り扱っており、金属関連では特殊鋼・非鉄金属・新金属・高合金の素材など、海外生産拠点を活用して販売しています

自然産業本部の事業内容

食品分野では、海外で加工された冷凍の野菜・果実類、惣菜類、水産加工品など食品関連を扱っています。
健康産業分野では、健康補助食品の開発・販売にも取り組み、畜産分野では種豚事業、農業分野においては、園芸資材の販売もしています。

岩谷産業の労働環境について②:業務内容は総合コースと事務コースで異なる

岩谷産業の事業内容の次は、業務内容を説明します。
岩谷産業へ入社後は国内外の営業や企画を担当する【総合コース(総合職)】と、営業事務、管理事務を行う【事務コース(一般職)】の2つの業務内容を担当します。

■総合コース(総合職)の業務内容
国内外営業、貿易、企画、人事、情報、経理、環境保安 など
■事務コース(一般職)
営業事務、管理事務の業務内容

配属後でも本人の希望で異動できることも

配属先は入社後1ヵ月間に琵琶湖のホテルで行われる新入社員研修にて各部門の概要を把握したうえで、本人の希望や適性。各事業部門の状況を踏まえて決まります。
岩谷産業では一般的な商社のように縦型の人事ではなく、CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)制度を導入している点が特徴です。この制度は、入社から3年の間に、配属を含めて2つ以上の職場を経験するよう総務人事部主導で異動を行い、4年目に正式配属とします。年に一度、すべての社員が自己申告を提出し、異動希望の把握するものです。
また、年に1度の新事業提案推進や、関係会社経営、社内他部門異動などの社内公募を実施しており、この結果、希望業務に転任できる場合もあります

岩谷産業の労働環境について③:労働時間は標準的

次は気になる岩谷産業の労働時間についてです。働く上で勤務時間の長さは歳を重ねても働き続けられるかに関わる大切な要素です。充実した福利厚生と休暇制度が整えられている岩谷産業の労働時間を確認しましょう。
岩谷産業の勤務時間は9:00~17:15で、本社や各事業所ともに共通です。商社としては標準的な勤務時間体系です。

労働時間は月平均170時間ほど

月の労働時間は月平均170時間ほどです。これは岩谷産業の勤務時間と週休2日制から計算しています。上記の労働時間はあくまで独自計算によるものであり、職種や繁忙期によっては実際の企業の労働時間や残業時間とは異なる場合があります。

岩谷産業の労働環境について④:残業時間を減らす取り組みがある

岩谷産業の労働時間の次は、気になる残業時間を確認します。働く上では残業時間の長さは知っておきたい情報です。
岩谷産業の残業時間は他の専門商社と比較しても標準的なものです。しかし、個人の抱える業務内容や職種によって残業時間が異なるため、少ない人もいれば多い人もいます。入社前に、自分が配属される職種がどのくらい残業しているのかについては、会社説明会やインターンシップなどで実際に社員の方に聞いてみるのもよいでしょう。
社内では総合的な労働時間を減らす取り組みとして、育児のための勤務時間短縮など、育児期間中の労働時間の見直しや、子供の看護休暇、家族の介護休暇なども創設しています。

ノー残業デーの取り組み

岩谷産業では、従来は月に1日だけ実施していたノー残業デーを継続し、社内文化として根付いた場合は毎週1回へと広げていく見通しです。月のうち2回は全国の事業所で共通、他の週は部門単位で設定されるようです。
このように、社員のライフワークバランスを守るための取り組みが進められています。

岩谷産業の労働環境について⑤:働くやりがい

岩谷産業は世界へエネルギーを供給し、インフラ事業を担っています。従来のエネルギーだけでなく、人の安定した暮らしを支える新エネルギーの開発も盛んです。
岩谷産業の技術は製造業などの分野でも有効活用されており、専門商社の枠をこえた企業になっています。
その一員として働くことは、世界をつなぐ業務内容に携われるといっても過言ではありません。

もっと詳しく業界研究をする

インフラの中でも電力、ガス、石油といったエネルギー業界で働きたいという就活生は、エネルギー業界の仕組みや各企業について把握することが大切です。業績推移や各社の強みを知っておくことで、「この企業でなければならない」という入社意欲を志望動機に反映させることができるでしょう。そこでおすすめなのが「エネルギー業界大研究Book」です。今後の課題や展望についても把握しておきましょう。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

エネルギー分野の岩谷産業は職種で業務内容が異なりノー残業デーなど労働時間を減らす取り組みがある

エネルギー事業で世界中のインフラを担う岩谷産業。事業内容は総合エネルギー事業やマテリアル事業まで幅広く、製品やサービスの多くが世界で愛されています。
業務内容は職種で変わりますが、総合コースが営業や企画を担当し、事務コースがそれをサポートするという形です。
労働時間と残業時間は職種や業務内容、個人の裁量にもよりますが、長時間労働を減らすためにノー残業デーなどの取り組みが行われています。従業員もやりがいをもって業務に励んでいるので、入社後も成長が望める企業です。
専門商社に属する岩谷産業への就職を考えるなら、同じ業界の企業の業務内容や労働時間についても調べて対策を練り、採用を勝ち取りましょう。

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