2019年12月09日(月) 更新

エネルギー業界を目指す人が業界研究をする際のポイント

就活生がエネルギー業界と聞いて浮かぶ企業は多い!

キャリアパーク会員の就活生を対象に「エネルギー業界と聞いて思い浮かぶ企業を1~3つ上げてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • 九州電力、西部ガス
  • JFE、エネオス、キグナス
  • 東京電力
  • 大阪ガス、関西電力
  • 東京ガス

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エネルギー業界と聞いて思い浮かぶ企業を1~3つ上げてください」

アンケート結果からも分かるように、多くの就活生は「エネルギー業界」と聞いて何かしらの企業が思い浮かぶようです。回答に上がっている「東京電力」や「関西電力」などは代表的ともいえますね。 そんなエネルギー業界を目指すなら、現状と今後の動向をしっかり把握しておく必要があるでしょう。現状や今後の動向などについてピックアップします。

エネルギー業界の現状整理

まずはじめに、エネルギー業界全体の整理をしていきましょう。
石油事業、電力事業、ガス事業でそれぞれ分類していきます。
東日本大震災の影響で、電力会社は厳しい状況にあります。各社とも値上げを強いられない状況で、赤字のところも多いでしょう。一方、ガス業界は電力会社が独占していた市場の自由化の議論もおこなわれているので、今後動きがあるでしょう。石油業界は、発電用重油・原油が増えるので、収益貢献が見込めるが、国内の工場廃棄がどんどん加速していくので、海外事業の推進力が今後必要となってくると考えられます。

エネルギー業界の今後の動向

東日本大震災の影響を境に、エネルギー業界は再編を求められています。
そういった市場の中で、エネルギー業界はどのような施策を打っていくのでしょうか?
エネルギー業界の構造は今後大きく変わっていくといわれています。電力の市場を全面的に自由化するのに続いて、ガス業界も自由化する動きがあります。電力とガスを組み合わせたセットメニューなどが登場してくるでしょう。また、石油の地位低下により燃料油需要の減少が続いています。石油各社は総合エネルギー企業化を図り、電力やガスの小売自由化が進むことで、エネルギー業界の競争は激化していくことが予想されます。

エネルギー業界の各社紹介

最後に、エネルギー業界の会社を確認しておきましょう。IT業界のような、会社が大量にある業界ではないので、だいたいの会社を把握しておくことは必要です。

≪電力業界≫
北海道電力、東北電力、北陸電力、東京電力、関西電力、中部電力、中国電力、九州電力、四国電力、沖縄電力、Jパワー

≪ガス業界≫
東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガス

≪石油業界≫
JXホールディングス、コスモ石油、出光興産、昭和シェル石油、エクソンモービル、東燃ゼネラル石油、三井石油、太陽石油、ギグナス石油、国際石油開発帝石、石油資源開発、AOCホールディングス、三井石油開発

もっと詳しく業界研究をする

インフラの中でも電力、ガス、石油といったエネルギー業界で働きたいという就活生は、エネルギー業界の仕組みや各企業について把握することが大切です。業績推移や各社の強みを知っておくことで、「この企業でなければならない」という入社意欲を志望動機に反映させることができるでしょう。そこでおすすめなのが「エネルギー業界大研究Book」です。今後の課題や展望についても把握しておきましょう。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

エネルギー業界は自由化により競争が激化していくという動向を知っておこう

エネルギー業界は、私たちの生活を支えている業界でもあり、国民全体の需要が途絶えない業界です。
だからこそ、この業界はこれからの展開に期待の目が寄せられているという現実があります。この業界を目指している学生のみなさんは、これからの日本のエネルギー業界を背負って立つ立場でもあるので、視点をどんどん広げて就職活動を頑張ってください。

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