2016年11月29日(火) 更新
契約社員雇用で就職する際のメリット・デメリット
目次
契約社員は職場との直接契約で働くが雇用期間がある
まず契約社員について、他の雇用形態と比べながらご説明します。
・正社員:雇用期間に定めがなく、基本的に長期で働きます。また業務時間は全員一律と決まっており、他の仕事との二重契約はできません。
・派遣社員:雇用期間が一定で、派遣会社と契約を結んで働きます。雇用期間や給与は契約内容で決められます。
・契約社員:雇用期間が一定ですが、職場と直接契約を結んで働きます。ただし二重契約は可能なので、同時に他の会社に就職することも一応可能です。非常勤や臨時社員も、契約社員という扱いになります。
契約社員から正社員になれるのかをチェック
結論から言うと、契約社員から正社員になれる場合もあります。というのは、契約社員は会社と直接契約を結んでいるため、長く働いていれば、その職場から「正社員にならないか?」と声をかけられることもあります。もし正社員として働くことを考えているのであれば、就職する際、求人情報に「正社員としての登用あり」とあるか否かをチェックしておきましょう。
契約社員雇用で就職するメリット
よく、契約社員よりも正社員の方が良い、という声を聞きますが、一概には言えません。契約社員であるメリットとして、以下のことが挙げられます。
・雇用期間が決まっている
・ひとつの仕事に縛られない
・業務時間や休みの希望を出せる
・プライベートとの両立も可能
契約社員は、正社員に比べて仕事時間が短く、残業も少ないです。そのため、例えばお金を稼ぎながら資格を取得したい、という人であれば、契約社員で仕事をしつつ勉強時間を確保できます。趣味と両立したい人や、違う仕事への就職を考えている人であれば、正社員よりも契約社員に向いています。
契約社員雇用で就職するデメリット
メリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
・給与が低い
・福利厚生がよくない
・昇進することが難しい
・退職金が少ない、あるいは出ない
主なデメリットとして、こういったことが挙げられます。一番の問題が給与と退職金です。給与は、就職する際に結んだ契約によって、決まった金額が支払われます。退職金は、実は法律で定められた制度ではないため、契約社員には支払われないケースが大半です。また、契約社員は雇用期間が決まっているため、ある程度仕事が出来るようになっても、正社員として登用されないかぎり昇進はできません。
契約社員に就職する際は雇用期間と給与に注意
新しく就職して契約を結ぶ際に、気をつけてほしいことがあります。雇用期間と給与です。契約社員であれば、契約が切れると他の仕事を探さなければなりません。もし、すでに次の就職先が決まっているのであれば良いのですが、最悪、契約期間がきれて職を失い、フリーターとなる場合もあります。また、給与については会社によって低く提示されることもあります。仕事内容や勤務時間から考えて、見合った給与であるかをしっかりと確認しましょう。
契約社員から正社員になれるのかもチェックしておく
そしてもう一つ、確認するべきなのが、正社員としての登用があるかどうかです。契約社員として就職するとしても、仕事内容や職場の雰囲気が自分に合っており働き続けたくなることも考えられます。そうなった時のために、正社員としての起用がある会社を選んでおくと良いでしょう。また、後に正社員になることを見据えて、昇進や給与アップしてくれることも考えられます。契約社員ではなく、安定した正社員として仕事を続けることを考えている人は、契約する際に必ず確認して下さい。
契約社員としての雇用形態のメリットとデメリットを考慮して就職しよう
契約社員での雇用は、正社員に比べて不安定で給与も安く、あまり良いイメージを持っていない人も多いです。しかし、反対に契約社員は「融通が効く」と捉えることもできます。一つの仕事に縛られたくない人、趣味と両立したい人、いろんな仕事を経験して知識を増やしたい人、などは契約社員にぴったりです!こういった方は、ぜひ契約社員として就職することも視野に入れてみて下さい。
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