2019年09月30日(月) 更新
テクニカルライターとは|新卒や未経験者が働きたい場合の方法も紹介
テクニカルライターとは
専門的な文章を書き主に「取扱説明書」を作成する
テクニカルライターとは聞き慣れない職業ですが、その仕事内容を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。「ライター」というと、作家やメディア関係などクリエイティブな仕事や報道関係を想像します。
しかし、テクニカルライターは、ライターのように表舞台で活躍する仕事ではなく、電化製品や事務機器などの使用方法を、ユーザーにわかりやすく伝えるための文章を作成します。つまり、「取扱説明書」を作成する仕事なのです。
製品開発担当より製品の特徴や機能の説明を受けて、それを元に説明図の配置や配色、文字の大きさまで配慮しながらマニュアル原稿を作ります。
作成する取扱説明書はさまざま
テクニカルライターはさまざまな製品の説明書を作成します。電化製品やOA機器など、日常生活の中で扱う取扱説明書ももちろんですが、それ以外にも医療機器や製造機械のような専門的なものもあるのです。
なかには自動車に限定してマニュアルを作成する「自動車テクニカルライター」もいます。このようにさまざまな製品の取扱説明書をか作成するのが、テクニカルライターなのです。
テクニカルライターに求められるもの
専門外の人にもわかりやすい文章作成能力
エンジニアが担当する技術文書は、専門的で的確な文書です。ところが、その文章の読み手が実際に製品を利用する人であれば、専門的な文章よりも「わかりやすさ」を重視した文章が求められます。
したがってテクニカルライターには、専門家によって作成された技術文書に基づき、専門外の人にもわかりやすい構成・表記の文章を作成する能力が必要になるのです。
これを満たすためには、「自分自身がその技術を理解し説明できる」「わかりやすい文書を書ける」「的確な表現を選択できる」などが大切になるでしょう。したがって、技術に関する知識だけではなく、理解力と作文能力を兼ね備えている必要があります。
技術に対する知識
前述の自動車テクニカルライターや医療機器などのライターが書く文章は、専門性の高い文章になりますので、専門的知識や自動車整備士のような専門的な資格が必要です。
最近では、1つの物体がテレビやエアコン、携帯と連携する家電などが生まれたりと、一般の人にとっては商品の仕組みや操作が複雑になってきていますので、専門的な知識に加えて幅広い知識が必要です。
専門用語がわからない人、家電やパソコンの扱いが苦手な人でも、その仕組みがわかるように説明された文章を作成しなければなりません。ライター自身が専門用語を理解しておかなければ、わかりやすい説明はできないのです。
教えることが好きであること
テクニカルライターは、どのように表現すればお客さまに必要な情報を正確に伝えることができ、満足してもらえるのかを常に念頭に置いて文章を考えることが求められます。そして、実際に製品を使う立場になって考え、企画したことを実現させる行動力と、それに生きがいを感じる感性が必要なのです。
テクニカルライターの書く文章は、教えるための一つの手段といえます。そのため、テクニカルライターは書く職業であり、教える職業といってよいでしょう。ものを書いたり教えたりすることが好きで、それをわかってもらえたときに喜びを感じる、この感覚が大切になるのです。
未経験者がテクニカルライターになるには専門分野の企業に勤める
テクニカルライターになるには、まずメーカーやIT・ソフトウェア会社などの企業に就職する方法があります。マニュアル作成をする部署に配属後、OJTによって知識を身につけ、経験を積んで技術を高めていくのです。
テクニカルライターは、基本的に1人で担当分を完成させないといけません。そのため、各自の向上心とマネジメント能力が試される仕事でもあるのです。企業で経験を積んだ後、独立してフリーで仕事をする人もいます。
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ライティングの試験を受験するのも効果的
テクニカルライターになるために、資格を取っておくのもおすすめです。一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会は「日本語の文章表現技術を高めたい全ての人」を対象に、テクニカルライティング試験を実施しています。受験資格の指定がないので、誰でも受けられるのが特徴です。受験対策セミナーもおこなわれていますので、参加してみるのもよいでしょう。
テクニカルライターに資格は必要ではありませんが、取っておくと有利になる可能性があります。
テクニカルライターは取扱説明書を書く職業で知識と文章力が必要
テクニカルライターとは、いわゆる「取扱説明書」を作成する人のことで、ユーザーにわかりやすい取扱説明書の文章を考えます。それには、幅広い知識と文章力が必要です。
テクニカルライターに資格は必要ありませんが、わかりやすい文章を作成するための「理解力」と「作文能力」を鍛えておくとよいでしょう。
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