2016年11月29日(火) 更新
博士課程から一般企業へ就職する際の評価のされ方
目次
博士が就職で有利になることはほぼない

博士が、専門外の企業への就職で有利になるということは、ほとんどないと考えても良いでしょう。博士をとったからといって、それを活かせるような企業ではない一般企業への就職をするのであれば、意味がないのです。勉強を頑張ったという意味で評価をしてくれる可能性はありますが、それでもマイナス面もあるので、プラマイ0となるでしょう。
社会人デビューが遅すぎる問題がある
博士課程に進むと、どうしても社会人デビューが遅すぎるようになってしまいます。もちろん全て現役でクリーンに通ってきていれば、まだまだ若いと言える年齢ではありますが、もし多少留年したりしていたら、なかなかの年齢になっているでしょう。それはやはり一般企業の就活においては、おおきなマイナスポイントとなってしまうのです。
専門の企業なら博士はもちろん有利に働く
一般企業では博士というのは役立ちませんが、専門企業での就職であれば、間違いなく博士は有利に働くでしょう。英語をしゃべる必要がある仕事には英語が喋れる人しか採用されないように、そういう専門性の高い企業、あるいは職種では、専門性が高くないと採用されません。その点博士は専門性の高さは折り紙つきですから、有利に働くことでしょう。
専門性が高いほど有利になる
それも、専門性が高ければ高いほどに有利になります。ですから、修士課程のひとよりも博士過程の人の方が評価されやすくなるのです。なかなか自分が専門としているようなことを欲している企業が見つからないかもしれないという懸念はありますが、それさえ見つかれば、博士課程は就職に有利になることもあるといえます。
博士は企業に入社後してから有利になることがある
博士は、一般企業への入社ではあまり役に立たないかもしれませんが、その企業に入社したあとなら役に立つということがあります。たとえば急にその会社が倒産したりした時にでも、専門的な知識とその会社での社会経験があれば、中途で専門性の高い企業への入社もできるようになりますし、専門性の高さから、海外での就職も視野に入るでしょう。
海外では博士が評価されやすい
海外の企業では、日本に比べて博士が評価されやすいです。ですから、博士を持っていれば、たとえ就活の後でまた就活する必要になっても困らなくなる可能性は高いのでしょう。人生いつどうなるか分かりません。博士を持っているというのは、保険が出来るということになります。それは、非常に魅力的と言えるのではないでしょうか?
博士は一般企業だとあまり有利にならないが海外では評価されやすい傾向にある
博士は一般企業の就活において、有利になるのかということについて見てきました。博士というものは、最初に就職する企業であまり役に立たないかもしれませんが、後々には役に立つ可能性も高いです。ですから、のちのちそうして自分の役に立つのであれば、博士というものは、もっておいて損はないと言えるのではないでしょうか?
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