2016年11月29日(火) 更新

就活は大学4年から?学生が知るべき最新事情

就活の開始時期は近年方針変更が続いている

就活の広報解禁日や選考開始日について、近年混乱が生じています。経団連の採用指針によるもので、経団連に加盟していない企業にはあまり関係のない話ですが、経団連に加盟している大手企業はこの採用指針を守っているケースがほとんどです。以下のように近年はこの方針が毎年のように変更されていて、就活生や企業に大きな影響を与えています。

「2013年卒の学生」
広報解禁:3年生10月・選考開始:4年生4月
「2014年卒~2015年卒の学生」
広報解禁:3年生12月・選考開始:4年生4月
「2016年卒の学生」
広報解禁:3年生3月・選考開始:4年生8月
「2017年卒の学生」
広報解禁:3年生3月・選考開始:4年生6月

2017年卒は大学4年からの短期勝負になる

先ほど説明したように、経団連の採用指針に近年の就活は大きな影響を受けています。2016年卒の学生の就活は選考開始が4年生の8月からということで、汗だくになりながら面接会場に向かう就活生の姿がニュースでよく取り上げられていました。また、2017年卒の学生の就活は企業の広報解禁から選考開始までの期間が短く、業界研究や企業研究が不十分なまま選考に突入しかねないなど、問題点も多く指摘されています。大学4年からが勝負にはなりますが、短期集中が必要なのです。

就活は大学4年から気持ちを切り替えて挑むのがコツ

経団連の指針に沿うとすると、企業の広報解禁が3年の3月、選考解禁が4年の6月です。これだけを見れば大学4年からが本番だと考えるのがもっともとはいえ、早めに準備をしないといけないのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、就活は4年からに集中して、3年までの間は学生生活に打ち込むことも大切なのです。コンピテンシー面接を課すことが多くなった近年の就職活動ではいかに学生生活に打ち込んだか、どのぐらい一生懸命取り組んだのかが問われます。就活でその活動がおろそかになるのであれば、区切りのつくところまで学生生活に打ち込んで、4年から一気に切り替えて就活に臨むことが1つのコツなのです。

就活でコンピテンシー面接を採用する企業が増えてきた

近年、就活の面接では、コンピテンシー面接を行う企業が増えてきました。コンピテンシーとは行動特性のことで、コンピテンシー面接は過去の成果についてどのような行動をとったかを詳細に質問されるのが特徴です。例えば、野球部で県大会優勝という実績があったとすると、そのためにどのような行動を取ったか詳細に聞かれます。チームの実績は他のメンバーの努力が大きかった可能性があり、そのような輝かしい結果をまた社会人として再現できるのかを問われるのです。大学4年からが勝負の就活ですが、過去の行動に関する振り返りはその都度その都度しておいたほうがよいでしょう。

就活では企業研究と自己分析が大事

就活は4年からと述べました。3年までの間は、学生生活に打ち込み、4年からさまざまな活動をしていきます。最初に重要になるのが、企業研究や業種研究です。自分はどのような業種に就きたいのか、どのような仕事が向いているのか、自己分析を重ねながら見つけていきましょう。そうすることで、的を絞れ、4年からの就活がより効率的にできます。

企業研究には自分に合った情報源を活用しよう

4年からの就活で、企業研究をするにあたり、どのような情報源がやくだつのでしょうか?大学の学生課にある「就職四季報」や、セミナー、もちろんインターネットを利用した情報収集も効果的です。いまや、アナログもデジタルも多くの情報収集方法があります。自分に合った情報源を見つけて、かつようするとよいでしょう。

開始時期の変動により2017年卒の就活本番は4年からで近年はコンピテンシー面接をする企業が増えた

経団連の指針によって、就活の開始時期が今年も変わりました。この変更によって多くの学生にとって就活の本番は大学4年からになりました。また、近年注目されているコンピテンシー面接では1つの活動に意欲的に打ち込んで成果をあげた人が評価されます。大学3年まではそういった活動に力を入れ、大学4年からは就活に力を入れるという形でも間に合うように制度的にはなっているのです。(ただし、選考がもっと早い企業も存在しているのでその点は注意が必要)大学3年までは大学生活に精力的に取り組んで、4年からはすぱっと就活に切り替える。そんなメリハリが必要とされているのではないでしょうか。

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