2019年11月07日(木) 更新

ロースクール(法科大学院)の司法試験合格率|卒業生の厳しい就職現状

ロースクール卒業生は就活で多くの不安を抱えている

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「ロースクール(法科大学院)卒業生が抱える就活での不安は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 国試に受かるか?
  • 法律の知識を生かせる会社に入れるか
  • ある程度業界が絞られていること。
  • 法律関係の仕事に就くことが難しいことによる不安
  • 司法試験の合否とスキルを活かせる仕事の少なさ

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「ロースクール(法科大学院)卒業生が抱える就活での不安は何だと思いますか?」

アンケートの結果から、ロースクール(法科大学院)卒業生が抱える就活での不安は多くあることが分かりました。「司法試験の合否とスキルを活かせる仕事の少なさ」「ある程度業界が絞られていること」など、難関の試験に合格するかどうかや、そもそものスキルを活かせる仕事が少ないことを不安に思っていることがわかります。
こちらの記事では、ロースクール(法科大学院)の司法試験合格率と就職事情について紹介していきますので、参考にしてみてください。

ロースクールとは法科大学院のこと

弁護士を目指す人にとっては当たり前であるロースクール。一般的には認知されていない部分もあります。ロースクールとは法科大学院など、法律に従事するための知識を身に付ける専門職大学院のことです。元々はアメリカの法律学を専攻する高等教育機関を指しますが、現在では日本の法学部も同じ呼び方をされるようになりました。

ロースクールは2~3年で卒業できる

法科大学院(ロースクール)では、基本的に3年間通うことになります。ただし、一定水準以上の能力が認めらえた場合、2年にすることも可能です。法科大学院(ロースクール)を卒業することで、司法試験の受験資格が得られる仕組みです。法科大学院を卒業してから5年以内に、3回受験可能になります。また、司法試験予備試験に合格することでも、司法試験を受けられます。

司法試験の合格率は低い現実がある

法科大学院(ロースクール)卒業後に受けられる司法試験ですが、その合格率は非常に低いものとなっています。一ツ橋大学の調べによると、平成28年の司法試験合格者率は7~28.26%という結果でした。

既修者コースの方が合格率が高い傾向にある

既修者コースと呼ばれる、法科科目を一定まで勉強しから受けられるコースの方が、それ以外の未修コースと比べて合格率にかなりの開きがあります。平成28年度の一ツ橋大学法科大学院を例にとると、既修者の合格率が61.73%だったのに対し、未修者は28.26%でした。双方の間にはかなりの開きがあることが分かります。

自分の就活力を知る

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。

ロースクール卒業生の実状

ロースクールを卒業したら司法試験に3回チャレンジできると言いますが、3回で合格できなかった場合はどうなるのでしょうか。ロースクールを卒業した人の実状を見ていきましょう。

合格できなければつらい現実も

計3回受験できる司法試験にすべて不合格になってしまった場合、非常につらい現実が待っています。職歴がないまま年齢だけを重ねてしまった場合、転職活動も厳しさを増すでしょう。
法律に関する仕事以外を探すことも視野に入れなければなりません。

ロースクール卒業生の司法試験合格率は20%ほどであり狭き門となっている

ロースクール(法科大学院)を卒業することにより、司法試験を受けられるようになります。学んだロースクールによっても試験の合格率が変わるため、所来的に法律に関わる仕事に就きたいと考えている人は、参考にしてみてください。

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