2021年09月29日(水) 更新
アナウンサー志望者の自己PR・志望動機の書き方【例文付き】
目次
人気局アナウンサーの採用試験の倍率は1,000倍以上と言われる
アナウンサーは非常に人気の職種です。テレビ局の人気局のアナウンサーともなると、採用試験の倍率は1,000倍以上と言われています。
地方局となると多少倍率は下がりますが、それでも高い倍率には変わりありません。そのため、アナウンサー志望の学生は、自己PRや志望動機はもちろん、外見面も含め様々な努力をしているのです。
難関を突破するためにはエントリーシートの志望動機が重要
当然ながら履歴書や、エントリーシートの志望動機や志望理由は非常に重要です。また面接の際にも自分の信念に基づいた志望理由や、志望動機を面接官に伝えられなければいけません。
事前にエントリーシートに書く志望動機や志望理由の構成をしっかり固め、しっかりと自分なりの表現方法でエントリーシートの中で伝えなければいけないのです。
万人受けする見た目や臨機応変に対応できる頭の回転も必要
アナウンサーは、テレビに自分の姿が映し出されて、それを不特定多数の人に見られます。多くの人が見る映像であるため、不衛生な見だしなみはもちろん、特定の人のみが好むような見た目ではなく、万人受けする見た目も大切です。
その他、与えられた原稿をしっかり覚えて伝えるのはもちろん、臨機応変に物事に対応できる頭の回転も求められます。
そのため、いくら立派な学歴やエントリーシートの志望動機などで臨んでも、通過できないケースもあるのです。
アナウンサーのエントリーシートで聞かれやすい項目
アナウンサーのエントリーシートで聞かれやすい項目は以下です。
エントリーシートの項目
・志望動機
・自己PR
・特技
・どんな番組を担当したいか
・目標にするアナウンサーは誰か
・気になるニュース
以上です。
他の企業の項目でも問われる項目でもありますが、アナウンサー特有とされる項目もあります。
志望動機
アナウンサーの書類審査では、志望動機の欄が重視されます。アナウンサーは、一見大勢の前で活躍できる楽しくて華やかな仕事に見えますが、裏を返すと、毎日何万人もの視聴者の前に出続け、休んだことや間違えたこともすべて分かってしまう責任やプレッシャーの重い仕事です。
そのため、叶えたいと心から願う夢や高い志がなければ到底続けることはできません。よって、志望動機欄には、普通の企業向けのものと同じ内容だけですませてはいけません。
何故アナウンサーになりたいと思ったのか、どんなアナウンサーになりたいのか、アナウンサーになってその後何を成し遂げたいのか、何故その局を受けているのか、ということを、丁寧に明記する必要があります。
自己PR
次に重要なのが自己PRです。志望動機の欄にも書いたとおり、アナウンサーは非常に責任が重い仕事ですので、プレッシャーをはねのけ、続けるだけの自信、そしてそれを裏付ける実際のエピソードが必要です。
そのため、自己PR欄では、自分がアナウンサーに何故向いていると思うのか、アナウンサーになるためにどんな努力をしてきたのか、どんなことができると思うのか、といったことを詳細に書く必要があります。
冒頭にも書いたとおり、アナウンサーの倍率は相当ですので、誰でも書けるようなことを書いてもまず通りません。経験自体はよくあることでも構いませんので、必ず具体的なエピソードを入れ、自分にしか書けない自己PRになるようにしてください。
どんな仕事をしたいか
志望動機、自己PRの他、よく聞かれるのが「どんな仕事をしたいのか」です。一口にアナウンサーと言っても、仕事の種類は様々です。ラジオ局の場合は声だけのこともありますし、テレビ局であれば、ニュース、バラエティ、情報、子供向け等様々な種類の番組が存在します。
そんな中、どこを目指していきたいのか、というのはこの仕事を目指すにあたって必ず必要な内容です。この質問に答える時に注意しなければいけないのが、その局の特徴を押さえることです。
例えば、バラエティを得意とする局で「私は真実を伝える報道の仕事をしていきたいです」ということを伝えれば、違和感があります。必ず下調べや分析をし、自分が受ける局は何を得意としているのかを把握した上で、この質問に答えましょう。
趣味・特技
趣味・特技も聞かれやすい内容です。アナウンサーは、様々なジャンルの知識が必要になります。無趣味という人は、今のうちに趣味を見つけておくと良いかもしれません。特技があれば、それを発揮できる場があるかもしれません。
趣味・特技を聞かれる理由は、もうひとつあります。それは、今までどのような生活をしてきたのかを知りたいということです。趣味・特技を話せば、どのような人物なのか、どこに特化しているのかがわかります。あくまでも、趣味・特技なので自己PRにならないよう記載してください。
アナウンサーは写真も重要
アナウンサーの試験では、他の業種に比べても写真は非常に重要です。普通の仕事であれば「人は見た目ではない」ということもできますが、アナウンサーの場合、ラジオ局に勤めない限り、ほぼ確実に顔や体がテレビ画面に写ります。
必ず美人でなければいけない、ということはありませんが、少なくとも何万人もの人が視聴した際でも好感が持てるような清潔感や身だしなみ、雰囲気、立ち振舞いが求められます。顔だけでなく、全身の写真を出すことを求められる場合もあるのです。
スナップ写真はスタジオで撮る
前述したとおり、アナウンサーの試験において外見は非常に重要です。そのこともあり、顔の写真だけでなく全身の写真が必要な場合もあります。
これらのことを踏まえ、エントリーシートに添付するスナップ写真については必ず専門のスタジオで撮るようにしましょう。他のエントリー学生もほとんどスタジオで撮影をしてきますので、万一スタジオでなく自力での撮影ともなると、見劣りしてしまいます。
スタジオでの撮影は金額は高くなってはしまいますが、ニキビを消して肌をきれいにみせてくれたりもしますし、場合によっては事前にヘア・メイクまで整えてくれるようなサービス付きのプランもあります。一度撮ってしまえば色んな局に提出するのにも使えますので、もったいぶらず必ずスタジオを使うようにしましょう。
服装・髪型の乱れはNG
「外見」というのは顔立ちだけのことを言うわけではありません。服装や髪型を含めて外見です。そのため、どんなにきれいにお化粧をしたとしても、服装や髪型が乱れていればNGです。
一度テレビに映れば何万人もの人が視聴します。その時に、アナウンサーの髪や服装が乱れていたらどう思うでしょうか。決していい印象は持たないはずです。ちなみに、アナウンサーは「タレント」ではありませんので、日々のメイクやヘアを整えるのは自分の仕事です。面接への切符を手にするエントリーシートの写真でこれをきちんと整えない選択肢はありません。鏡の前で入念に整えてから、撮影に挑みましょう。
顔色も気にしておく
髪型や服装のことを先に記載しましたが、合わせて気を付けたいのが顔色です。肌がくすんでいたり、顔色が悪かったりすると、印象は下がります。顔色を良くするためのマッサージなどもありますので、気になる人は調べるようにしましょう。
また、合わせてメイクやスタジオでの修正で顔色を調整するのもテクニックの一つです。撮影や面接の日に体調不良等でどうしても顔色が悪くなってしまうこともあるでしょう。
そのときには、コンシーラーの使用やファンデーションの選び方など、顔色がよくなるメイク方法もありますので、自分の顔使って研究しておきましょう。
アナウンサーのES作成ポイント
アナウンサーの仕事を理解した上で書く
アナウンサーのES作成ポイントの1つ目は、アナウンサーの仕事を理解した上で書くことです。よく勘違いをされているのが、アナウンサーをタレントのように思っていたり、はたまた記者と混同しているようなケースです。
アナウンサーは、「情報を正確に伝えること」が大切です。発声の練習が必要なのも、読み仮名や発音を間違えないように細心の注意を払っているのも、幅広いことに対して知識が必要なのも、元を正せば「情報が間違って伝わらないようにできることをすべてしている」ことに基づいています。
そのため、自己PRにしろ志望動機にしろ、この大前提を勘違いしているような内容が入っていると一気に選考対象から外れてしまいます。
業界について把握しておく
アナウンサーになる際は、業界についてよく把握をしておくのが重要です。アナウンサーを受験する場合、もちろん人気のキー局に採用されればとても良いですが、かなりの難関となりますので、地方局も含めいくつも受けざるを得ないことがほとんどです。
その際に、自分はどの系列の局を受けているのか、その系列や局にはどんなスポンサーがついているのか、それ故どんな番組を放送しているのか、等を体系立てて理解しておくと、志望動機や自己PRでより深い内容を書くことができます。
特に面接では、このような業界の仕組みや系列についてもつっこんで聞かれる場面も多くなってきます。事前にしっかりと理解をしておけば、その場面になって慌てることもありませんので、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
志望動機はアナウンサーを目指すきっかけを書くと良い
志望動機には、アナウンサーを目指すことになったきっかけを書くと、面接官に想いが伝わりやすくなります。もちろん、こういったことを成し遂げたい、という話も必要ですが、ここはどんなに練ったとして他の人とかぶってしまうこともある項目です。
しかし、「なぜアナウンサーを目指すようになったのか」というのは自分だけにしかないストーリーです。そのため、他の人も書けるような「テレビで◯◯アナウンサーを見て憧れたので、志望しました」と言う内容は、同じ人が多くいます。「憧れた」のであれば、具体的にはどこに憧れたのか、何が自分の心にささったのか、という部分を深掘りする必要があります。
面接では時間を制限しての自己PRを聞かれることもある
履歴書に自己PRを記載していても、面接でさらに自己PRを聞かれるケースは少なくありません。これは、他の業界の選考を受けるときも同様ですが、アナウンサー特有なのが、時間が決められている点です。
アナウンサーの面接選考では、「1分間で自己PRをしてください」など、制限時間をがあるなかで採用担当者に伝えなくてはいけません。
そのため、要点を絞り、なおかつ相手に必要な情報が伝わるように文章を考えて面接にのぞみましょう。
自己PRを読むだけでなく伝え方や表情も練習を
自己PRを伝える際は、時間を気にして話すだけではなく、伝え方や表情も意識しましょう。
アナウンサーは見られるお仕事です。無表情に話すのではなく、その時の状況や感情が相手に伝わりやすいような、表情を練習してください。劇団員のようなオーバーリアクションをするのではないので気をつけてください。
アナウンサーのES例文
志望動機
私は、自分の声や言葉で相手にパワーや勇気を与えることのできるアナウンサーになりたいと思っています。私は仙台に住んでおり、東日本大震災の時に家も倒壊し、避難所生活を余儀なくされました。仮設住宅に住んでいたため、そこにはテレビがなかったのですが、近くの学校の体育館にテレビがあり、そこで毎日笑顔で「おはようございます」「今日も一日がんばりましょう」という言葉とともに、日々必要な情報を伝えてくれるアナウンサーの仕事に心から憧れを抱きました。それから、放送委員として仮設住宅の皆さんに呼びかけをする役割を志願し、続けるうちに「あなたの元気な声を聞いていると元気になる。本当にありがとう」と複数の住民の方からお声をいただくようになり、私のアナウンサーへの志望はますます高まりました。この想いと経験を活かし、人にパワーと勇気を与えるアナウンサーになりたいです。
自己PR
「講談」という日本伝統芸能の部活に入り、声や表情、読み方で相手にその話の面白さや真髄を伝えることを3年以上行ってきました。私は元々人前で話すのが好きでしたが、それまでは自分の話したい話をしているだけでした。そんな時、「講談」でその話の真髄を伝えるために声を使って演じる先輩方をみて、「私もこういうことができるようになりたい」と思い、入部を決めました。誰よりもうまくなりたいとおもい、3年間毎日欠かさず発声練習をしました。舞台は3年間で100本以上こなし、人前で堂々と演じる度胸や表現力も身につきました。これからも、自分の声や言葉、表現を駆使して、大切な情報を確実に届けられるアナウンサーになりたいです。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
どんな仕事をしたいか
私は、将来的にはドキュメンタリーの番組で、その映像に込められた思いや、そこに必要な言葉を、気持ちも込めて伝えられるようなアナウンサーになりたいです。私は小学校6年生の時に大事なサッカーの試合の直前に事故にあい、すっかり落ち込んでいました。足を追ってしまい病室からもでれず、ひたすらテレビを見ていました。その時に、サッカーの◯◯選手のドキュメンタリー番組を見ました。番組自体も素晴らしかったのですが、何より、アナウンサーの言った「◯◯選手は一度は家からも出たくもないくらい、落ち込みました。それでも、サッカーをしたい、その思いだけでもう一度グラウンドを目指したのです」という言葉が深く胸に突き刺さりました。声と言葉で、こんなにも胸に響くのだということを初めて知りました。この経験から、将来はこのようなドキュメンタリーの番組を担当してみたいです。
アナウンサーのエントリーシートは業界研究や仕事内容を理解した上で書こう
「アナウンサー」になりたいのであれば、志望動機や自己PRの書き方を理解しておくことが大切です。アナウンサーのエントリーシートを作成する際には、ここででご紹介した志望動機の例文などを、ぜひ参考にしてください。
知られている通り、テレビ局のアナウンサーになれるのは、ごく一部の限られた人物のみであり、特に主要な局で採用が決まるのは、わずかです。
記載内容だけでなく、写真の撮り方、表情の作り方などすべて満足の行く状態で、選考書類は提出するようにしましょう。
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