2016年11月29日(火) 更新

農学部で学んだ知識や経験を活かせる就職先

農学部がある大学は全国に存在する

では、日本全国のどの大学に農学部があるのかを見ていきましょう。まず、農業が盛んな東北地方では、青森県の弘前大学、岩手県の岩手大学、宮城県の東北大学、その他多くの大学で農業を学ぶことができます。都内では東京大学、東京農業大学、玉川大学などです。中部地区では静岡大学や中部大学、名古屋大学などがあり、関西圏に行くと京都大学や近畿大学、神戸大学でも学べるでしょう。

農学部では農学以外にも園芸学などを学べる

では、農学部では一体どのような勉強をするのでしょうか。農学部と一口に言っても様々な種類の学問があり、農学はもちろん例えば園芸学や獣医学、農業経済学や生物学までもすべて農学部で学べます。農学部は、実習が数多く設けられているのが大きな特徴で、ほとんどの大学がこの実習用に農場や林などを保有しています。最近では、農業を通して地域復興を推進する研究が幅広く行われるようになりました。

農業学部での勉強が強みになる就職先はJA

農業といえば「JA」、農業協同組合を想像する人も多いでしょうが、農学部の就職先として選ぶ人はたくさんいます。その地域の農業をもっと活性化させたいなど、様々な想いを持って就職活動をするでしょう。農学部の学生時代に様々な実習を経験したことで、説得力が増します。また、全国農業協同組合連合会、農林水産省などという日本の農業全体を盛り上げていく場所に就職する人も多いものです。

大学院へ進学した人は技術職へ就職している

農学部を卒業した学生の就職先ですが、7割近くはどの大学でも大学院へ進学しています。農学部は理系の大学だと扱われるケースが多いので、大学院に進学して自分の興味がある分野の勉強を掘り下げ、研究員として活躍したり、教育の分野や農業の将来を担う団体に就職する人が多いです。大学院へ進学した人の中で多いのが食品会社などの製造業への就職で、技術職として活躍しています。

農学部を出て教育者になる人も増えている

農学部の就職先として、意外に多いのが「教員」という道です。農学部では、農業に関する学科を専攻し、学位を取得後、1年以上学科に関する実地研修を行います。更に成績優秀だった者には、教育職員検定を受験し、合格すれば「高等学校教諭一種」の普通免許状を取得できるのです。これを取得し、農業高校で教師として就職する人も増えています。

農学部の就職先は専門分野だけではない

これまでは、自分が学んだ農業に直接関係のある場所に就職する場合を紹介しました。しかし、決して専門的な就職先だけではありません。先ほども述べたように食品会社、製薬会社の技術職として企業を支える役割だけでなく、一般的なサービス業や金融機関、建設業の営業やマスコミ業界など、農業とは直接関係のない企業へ就職する人も多くいるのです。自分の目指す業界を、幅広く考えていきましょう。

農学部での勉強を活かせる就職先にはJA・技術職・教員などが挙げられる

農学部には様々な意思を持って進学してきた人がいますが、学びの途中で農業に関する分野で働きたいと思う人もそうでない人もいます。農学部では実習が多いものの、農業のみを学ぶわけではありません。社会学や語学など一般教養として学ぶ場合もあります。様々な要素を知った上で、自分が活躍したいと思えるフィールドで精いっぱいやって行くのが大切でしょう。

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