2016年11月29日(火) 更新

美大のランクによる卒業後の就職状況

上位ランクの美大ほど就職で強みを発揮できる

全国の美大を上位からランク付けした場合、このランクの上位に位置する美大の出身者や卒業者は、ランク下位の美大と比較しても就職面で非常に強みを発揮できます。特に、一部上場企業や大企業と呼ばれる採用先では、美大出身者を採用する際に美大の難易度や実力を明確にしたランクを参考に採用を行っている所が多く、こうした点でランク付けによる影響が見られます。

国公立や都市部の美大が常にランクの上位

美大専門のランク付けを閲覧すると、その上位に位置する美大の大半が、国公立系の大学で占められていることが分かります。また、私立系美大の場合も、首都圏や大都市中心部など都市部の美大が大半を占めており、これは美大への入学を希望する受験生の人気にも直結しています。この理由としては、都市部の大学ほど同じ都市部に密集する企業への就職に強みを発揮できる点や、常に最先端の美術教育が受けられる環境や設備の充実さがその代表格です。

ランクが高い美大ほど入試試験の基礎学力を重視している

美大というと、その受験に不可欠な入学試験でも、美術系の実技がメインの課題として据えられているという印象が強くもたれがちですが、実際の入学試験では、高校卒業までに学ぶ基礎的な学力についても同時に試されているのが現状です。特に、ランク上位に位置する国公立系美大や私立美大は、受験の一角を占める学科試験も非常に難易度が高いことで知られており、実技だけでなく学力も並行して求められています。

ランク上位の美大は芸術系以外の就職にも強い

全国の美大を比較した上でランク上位に位置する有名な美大では、美術的な知識や技術だけに限らず、基礎的な学力も同時に求めらるのが基本です。上位美大で実際に行われている入試の学科試験は、大学偏差値50以上といわれており、中でも国公立系の美大の偏差値は55前後と、一般大学のランク上位を占めている有名大学の入試難易度と遜色ない問題が使われており、ランク上位の美大卒業者は、芸術系分野の就職だけに限らず、一般企業の採用面でも強みを発揮しています。

ランクが下がるほど就職率が減る傾向にある

美大は、一般の文系や理系大学と比較すると、実際に大学内で行われている教育課程も美術系や芸術系に偏重している関係から、卒業後の就職先や採用面でも大きな差があります。特に、上位ランクから中位までに位置する美大出身者であれば、上場企業から中堅企業まで幅広い企業の採用条件に該当できる一方、ランク下位に位置する美大卒業者は、卒業後の就職面でも非常に厳しい現実が突きつけられるのが現状です。

芸術分野への就職にはランク上位の美大出身であるかが決め手

美大という、美術分野を専門的に学べる特殊な環境へと入学し卒業までの教育課程を踏まえた方であれば、将来的には美術系の職業に従事したいという願望を持つのは当然と言えます。ただし、実際のところ、美術系分野に属する職種への就職には、非常に難易度の高い資格取得が求められたり、採用人数自体が極わずかに限られているなど、その採用条件は高難易度で設定されています。こうした難易度を全てクリアした上で就職先を勝ち取るためには、美術的な知識や技量だけでなく学力も求められる上位ランクの美大出身という経歴が欠かせません。ランク下位に位置する美大出身では、美術系の職業にはなかなか就けない現実があります。

美大のランクは入試の難易度だけでなく卒業後の就職に多大な影響がある

全国各地に点在する各美大の入学難易度や美術分野に於ける影響力などを総合的に勘案したのが、美大ランクです。このランクの上位に位置する美大ほど、入学が難しくよりレベルの高い美術教育が行われているほか、卒業後の就職や採用にも強みを発揮しています。また、採用人数の少なさなどが際立つ美術系分野の職種への就職を希望する場合も、上位ランクに位置する美大が依然として強く、ランク下位に位置する美大出身者は卒業後の進路や採用面でもある程度の覚悟が求められるでしょう。

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