2019年10月25日(金) 更新

地方の国立大学医学部出身者の主な就職先とその特徴

地方の国立大学医学部出身者の主な就職先①:大学病院

地方の国立大学に併設された医学部の出身者の代表的な就職先に当たるのが、同じく国立の医学部が経営する大学病院です。一般外来患者や入院患者に対する医療行為や治療が行われている一方、研究部門で様々な臨床研究などが幅広く行われており、医学部出身の医師をはじめ、看護師や理学療法士など医療従者が数多く就職しています。

就職から定年にわたって在籍できる環境として活用されている

また、地方の国立の医学部が運営する病院は、地方部の医学部出身者にとっての代表的な就職先となるだけでなく、就職から定年までの長期間にわたって在籍する環境としても活用されています。一般の医師として配属された後、勤務年数や実績に応じて医学部の准教授や教授職など昇進を果たせ、役職を得ることによって待遇面も更に向上するほか、医学部の教職としての名誉も同時に獲得できる点が特徴です。

地方の国立大学医学部出身者の主な就職先②:一般私立総合病院

地方に設置された国立大学医学部の出身者の多くが選択する就職先の1つに当たるのが、同じく地方部の私立総合病院です。市立病院の場合は、初年度から待遇面でも非常に有利な条件が提供されるなど、医師や医療従事者としての立場を就職で最大限に活用できるルートに当たります。また、希望する診療科の医師として配属されやすいという利点もある就職先です。

待遇面や就職の希望が通りやすい

医学部出身者が最初の就職先として選ぶ私立系の総合病院ではれば、ほぼ全ての病院で慢性的な医療従事者不足が発生しているため、志望者を優先的に採用する動きが活発です。また、医療従事者を優先的に獲得する目的から、特に医師など人手が不足している役職ほど待遇面で就職初期の段階から好条件が提供される他、学会への出席が認められるなど様々な部分で個人の希望が通りやすい就職先といわれています。

地方の国立大学医学部出身者の主な就職先③:個人クリニック

特に地方部の各国立大学に併設された医学部出身者が、卒業後に選択する就職先として際立って目立つのが、個人クリニックへの就職です。この理由として、親の職業が医師であったり親が経営するクリニックを引き継ぐ予定の医師の子息が進学する先として地方部の国立の医学部を選択するケースが多く、こうした理由から、医学生の卒業後の就職先として、親や親族が経営する個人クリニックが上位に位置しています。

志望数が少ないことから就職しやすい傾向にある

地方の国立大学医学部とはいえ、一般的な国公立や難関私立と比較すると、偏差値は60以上から70未満で推移するなど、高難易度の学部です。ただし、東京大学医学部や京都大学医学部など都市部の有名国立の医学部と比べると、志望者の絶対数が少ないことから、入りやすい傾向が見られます。このため、家業である医師や病院を継承する予定の医師の子息が進学する先として地方部の国立大学医学部が選ばれることが多く、こうした要素が、地方の国立大学医学部卒業者の代表的な就職先にも大きく反映されています。

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地方の国立大学医学部出身者の主な就職先は「大学病院・一般私立総合病院・個人クリニック」

医師を育成する医学部は、地方の国立大学にも多く設置されており、地方部の大学入学先としても難関に位置づけられる存在です。この医学部出身者の卒業後の代表的な就職先としては、国立大学医学部附属の病院の医師や医療従事者をはじめ、地方部の総合病院などが好条件の待遇面から上位に位置しています。また、医師の子息などが医師を目指す上で地方部の国立の医学部を選択するケースが多く、こうした事情から、卒業後は個人クリニックに直接就職する学生も多く、こうした点も地方部ならではの特徴といえるでしょう。

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