2019年10月25日(金) 更新

文学部を卒業した後の就職例2つ

文学部卒業後の就職先①:専門職

文学部卒業生の中には、やはり何らかの専門性を当初から発揮して仕事がしたいと思う人がいるはずです。たしかに、仕事は経験に基づく生きた知識やスキルが重要なので、就職先でそうした専門性を高めていくべきではあります。しかし、その前提として、在学中でも一定の知識を得ておくことは可能ですし、出来ればそうすべきです。

文学部に関連しやすい資格を生かした職業に就く

上記の場合は、文学部での学習に少しでも関連しやすい資格を取得しておき、それを生かせる就職先を選択しましょう。学部のカリキュラムの中に組み込まれていれば、それを利用して積極的に勉強すべきです。仮にそうしたカリキュラムがなかったとしても、空き時間を利用して、受験指導校の授業を受けて学ぶなど、主体的な努力が求められます。

文学部卒業後の就職先②:教師

資格を生かす方法の1つとして、教員免許を取得して教師になるという選択肢を考えてみましょう。文学部出身者の場合は、例えば中学校や高校で、国語や英語、社会科といった文系科目を教える道があります。特に国語であれば、文学部で学んだ日本文学の知識を生かせるでしょう。このように、学校を就職先として選び、教師として生徒への学習指導を専門的に行っていくことも可能です。

図書館司書や学芸員などを選ぶ道もある

その他には、図書館司書の資格を取得して、公立や私立の図書館を就職先に選ぶ道があります。資料の選別や整理、利用者の質問への応答、行事開催など、図書館にまつわる様々な仕事を専門的に行えるでしょう。あるいは学芸員の資格を取り、美術館や博物館などの文化施設を就職先にする方法もあります。これも図書館司書のような仕事に加え、教育普及活動なども通じて、専門的に仕事ができるでしょう。これらのように1つの分野を極めていく道も、文学部卒業者にはあるのです。

適職診断もできる自己分析マニュアル

自分にどんな職が向いているか考える際にやっておきたいのが、自己分析です。でもいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのか解らず、すぐに行動に移せないことがあります。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

文学部卒業後は実社会との関連や専門性が低くなるため幅広い分野に就ける

文学部で学ぶ内容は、文字通り文学に関することが多いため、実社会との関連や専門性は低くなります。しかしその分、幅広い就職先が考えられるのです。例えば、経済学部の場合は金融機関、理工学部ならメーカー、薬学部だと製薬会社というように、他の学部では学習内容に近い業種が就職先になる場合が多いでしょう。その点文学部はそうした関連性が低いので、選ばなければ様々な会社が就職先の候補になるのです。

業種や職種を問わず卸売や小売などの民間企業に就職するケースが多い

上記を踏まえると、文学部卒業後の就職先の業種や職種は、基本的には問わないことになります。たしかに、文学部出身者の場合、教育関連、卸売や小売、サービスといった業種が就職先になる場合が多いでしょう。しかし、仮にメーカーや製薬会社でも、研究開発部門ではなく管理部門や営業部門なら、出身学部はあまり関係ないため、文学部卒業生でもチャンスがあります。そのため、最初から選択肢を絞り過ぎないことが大切です。

文学部卒業後は幅広い就職先がある一方で専門職や免許を取得して教師になる方法もある

文学部で学ぶ内容は、実社会との関連性や専門性があまりない分、自分次第で幅広い就職先が考えられます。民間企業であれば、業種や職種を問わず選択肢となりうるので、間口を広げて就職活動しましょう。一方で、文学部出身でも専門性を発揮して仕事をしたい場合には、必要な資格を取得して、教師や図書館司書、学芸員などになる道もあります。いずれにせよ、自分のキャリアプランをしっかり考えることが大切です。

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