2019年08月21日(水) 更新

このインターンに参加すると有名企業に内定が出やすい理由

三井化学のインターンシップはどのような思いで企画されたのか。三井化学人事部グローバル人材開発グループの小池峻也さんは、「学生にとって本当に価値がある機会にしたかった」と話す。その理由について聞いた。

インターンの名称は「グローバルリーダー(GL)になる5日間」

三井化学のインターンシップの名称は、「グローバルリーダー(GL)になる5日間」。内容は、3日間で、事業戦略の企画・提案を行い、残りの2日間で自己内省に関するワークショップを行った。

小池さんは、このインターンシップを企画するにあたり、「勝負を賭けにいった」と話す。昨年度から採用担当になったばかりではあるものの、採用スケジュール変化や昨今での新卒採用マーケットの変化を分析したうえで、「学生にとって本当に価値があるインターンシップを企画しよう」という思いから、今回の内容が考えられた。インターンシップの企画名も、「グローバルリーダー(GL)」を冠にした。化学メーカーであるが、文理問わず日本を代表するTOPカンパニーに就職するような学生にも参加してほしいからだ。

第1セッションは事業戦略についてディスカッション

第1セッションの事業戦略の企画・提案では、自動車材の戦略について考え合った。車のCo2排出規制として、軽量化が求められている。軽量化に役立つ自動車材のPPコンパウンドを、どこの国にどのように売り出していくのかを考えた。

各国の市場を分析した資料は、実際に三井化学社員が使っているもの。そのため、あらかじめ学生たちとは、守秘義務契約を結んだ。学生からの提案を受ける社員も真剣に答え、細かなフィードバックを与えた。

第2セッションは自己内省化のワークショップ

第2セッションには、約30枚に及ぶシートに、生まれてからこれまでの生い立ちを記入して、自己内省のワークショップを行った。しかし、実はこの自己内省化のワークショップは、当初なかった企画だったと小池さんは明かす。

「はじめは5日間で事業戦略を考える内容だった。しかし、ビジネススキルを鍛えるだけでは、学生にとって本当に良かったと思ってもらえる内容にはならないはず。参加者がつながることもできない。だから、エモーショナルな部分で共感してもらうために、自己内省化のワークショップを取り入れ各人のキャリアについて本気で考えてもらい、人事部が支援する機会とした。」

インターンはGLになるためにどうすべきことを考える機会

小池さんはインターンシップに参加した学生たちについてこう話す。「第1セッションの冒頭アイスブレイクが終わって、本番資料配布後から徐々に緊張感が増してきた。約800頁の資料にこちらの本気度も伝わったに違いない。良い提案をしようと深夜まで残ったグループも多く、よりリアルな情報がほしいと三井物産や商船三井に問い合わせをするものもいた。その姿はまさに若きビジネスマンそのものだった。第2セッションでは、GLとはどんな人材か?自分の強み・弱み、過去の生い立ち含め現状の自分をグループで包み隠さず話し合ってもらった。会社に入ることがゴールではなくGLになるためにどうすべきか?各人のキャリアを本気で考えてもらった時間であり、その一歩となる機会であったと参加者の満足そうな笑顔から確信している。」

「ビジネスの舞台は海外」と同じ志を持つ仲間に出合える

三井化学の今年度のインターンシップは2016年2月に始まる(インターンシップ説明会は2015年12月から)。今年度のインターンシップの内容は、昨年度と同じだ。

小池さんは、「海外を舞台にビジネスをしたいと思っている学生にはぜひ参加してほしい」と話す。そう言う理由は、実際に、ビジネススキルを得られることはもちろん、なによりも、同じ志を持つ仲間と出会えるからだ。

自分自身と本気で向き合い、キャリアの道筋を考える5日間

昨年度、このインターンシップに参加した学生の多くが、グローバルで働ける会社への就職を決めた。小池さんは、「自分自身と本気で向き合い、考える機会としたい。GLをコンセプトとして、「戦略的思考性の醸成」「自己内省」という、概念的なキャリア形成支援を行う会社は他にないと思う。「グローバル、リーダーシップ、アントレプレナーシップ等」このような言葉に共感する、本気で世界で活躍したい!自分のキャリアの道筋を考えたい学生には是非参加してほしい。自分を越えろ!世界を越えろ!!そんな5日間の挑戦をお待ちしています。」と話す。

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