2018年03月26日(月) 更新

広告業界から内定をもらえる志望動機の作り方には絶対ルールがあった|他の業界には活かせないそのルールとは

就活生に人気を誇る広告業界

就活生に不動の人気を誇っている広告業界。就活生の6割以上が広告業界に関心を持っているというデータまであります。なぜ広告業界が人気あるのかというと、TVCMなどのようなスケールの大きい仕事に携わることができて、電車の駅構内の広告など、自分の仕事が公に出て行くというわかりやすい達成感・やりがいを感じることができるのです。さらに、お給料も高く、クリエイティブでかっこいい仕事であるイメージを抱きやすいのも人気と思われる特徴の一つになり、広告業界で連想する企業は大手3社であると言われています。「電通」「博報堂」「ADK」。電通と博報堂は誰もがご存知であろう企業であり、常に就活人気企業にエントリーをされている会社です。
憧れを抱きやすいのが広告業界なのかもしれません。広告にも、紙面広告・web広告などの媒体があり、あらゆる企業が商品・サービスの売り上げを上げて行くために宣伝として広告を使ったり、求人広告のように採用に広告を使ったり用途は様々で、幅広いスキルを身につけられることも広告業界が人気である理由になります。

志望動機を作る前にすべき事3つ

就活生に人気を誇るこの業界ですが、実際に広告業界を調べて行く中で応募してみたい会社が出てきたら志望動機を考えて行く流れになります。他者とも差別化できるように広告業界で特有の志望動機を作る前にすべきことが3つあります。まずしっかりと準備をしている学生だと思われるために、ここではその3つを紹介していきます。

入社後のプランを立てる

まずは、入社後のプランを考えましょう。入社後のプランとは何かというと、その企業に入社したら、何をしてどうなっていきたいのかというキャリアプランを明確にしておく事で他の就活生と差別化できることです。具体的にやりたいこと・なりたい姿を伝えることで、もしその会社の求める人物像と合っていれば面接官にとっては採用意欲が上がります。
例えば、テレビのCMに興味がある方は、なぜテレビがいいのか、どういうCMを作りたいのか、などイメージを伝えることが大切です。広告はイメージを相手に伝えることも一つの大切な要素です。そこで、どう成長していきたいのかを伝えられるとより中身のある志望動機であると感じられます。

ただの憧れではなく本質を見る

2つ目は、ただの憧れではなく、本質を見ることになります。なぜなら広告業界は華やかなイメージがあるだけに、漠然とした憧れだけで志望している学生も多いからです。広告業界は、「かっこいい」「おしゃれ」という安易なイメージを持って、かつ面接でもそれをそのまま伝えるような学生もいるほどですが、表面的な部分だけではなく、仕事の大変さ、意外と泥臭い仕事であったりする現実を知る必要があります。
その憧れだけで終わらせるのではなく、そこと差別化するために、今の広告業界にはどんな人材が求められていて、自分はそこで何を成し遂げていくのか、本質的な部分をしっかりと見て研究する事が大切です。その会社がどんな人材を求めているのか、自分のやってみたいこととのすり合わせをして中身の濃い志望動機を作ることを意識しましょう。

なぜその企業なのかを明確に

3つ目は、なぜその企業なのかを明確にすることになります。例えばその企業の事業に携わりたい、その企業でしか挑戦できない事があるなど、広告業界の中でもなぜその企業でなければならないのかという事を明確にするべきなのです。広告会社は日本に数多くあり、一社一社で求める人物・事業内容は変わっていきます。なぜその企業を選んでいるのかということを入念に調べておく必要があるのです。
まだ仕事を経験したことのない新卒者には、その会社でどういう成長をしたいかなどどれだけ具体的に話せるかが勝敗を分けていきます。その意味でも企業研究は非常に大切になり、情報を自分の頭で整理して言語化して行くことが就活でも求められているので、広告会社にはその要素を強く求められる傾向があるのです。

広告業界の志望動機の作り方

広告業界の志望動機を作る前のポイント等について見ていきました。前述で述べてきた通り、広告業界の志望動機の書き方にはルールがあります。ルールについては大きく4つありますので、文章構成や例文などを合わせて見ていきましょう。

文章構成は根拠を強めに

文章構成のポイント

①結論:志望している理由を冒頭で話す
②根拠:結論に対してなぜそう言えるのかという根拠(原体験・エピソード)を話す
③入社後にやりたい事:企業の特徴や行っている事業に絡めながら入社後のビジョンを話す

前段で述べているように、まずは結論から志望している理由をしっかりと伝えていきます。結論から強くいう理由として、読み手にとってなんの話をしているのかをわかりやすくするためです。まず一番いいたいことを先に述べることで、なんの話なのかをすぐに理解できるようにします。
そのあとにその根拠となる内容や入社後にやりたいことをおろしていきます。ここでもしっかりとその会社ならではの情報を盛り込みましょう。その会社だから実現したいこと、挑戦したいことを伝えていくことでより具体的な内容にすることができます。

目的意識と成長意欲を伝える

さらに、目的意識と成長意欲を伝えることが大切になります。なぜなら、社会人経験のない新卒に求められているのは圧倒的な成長意欲と目標設定であるからです。入社当初はスキルがなくて当たり前であり、その部分に関しては企業はほとんど求めていません。企業が就活生に期待していることは、圧倒的な成長意欲と言われる上昇志向や目標設定の力であり、ポジティブな志向性が求められていきます。広告業界はクリエティブな業界であるため金融業界などとは違い、特にそこが求められるのです。金融業界ですと、基本的な学力であったり、営業に向いているかどうかの指標であるコミュニケーションスキルといった要素になっていきます。
クリエイティブとは、ゼロから何かを創り上げたり、デザイン性やライティング技術と専門的なスキルが求められているものです。新卒でクリエイティブな業界に入るということは、目的意識や成長意欲は必然的に求められてくるものだと言えます。

志望動機の例文

例文

私が貴社を志望している理由は、広告代理店という立場から、好奇心旺盛であるという私の強みを活かし、様々な業界の方と仕事で携わることで成長できると思ったからです。広告業界は競合他社が多い環境であるために、競争意識を強く持って仕事に取り組めると思いました。私は学生時代、好奇心から10ヶ国の海外に行き異国の文化を直接触れてきました。さらに、負けず嫌いな性格でもあるためもし、貴社に入社することができたら、まずは地に足をつけて広告業界というものを知っていき、私の手がけた広告がお客様の売り上げに貢献するといった成果を積み重ねていき、マルチに活躍できる広告マンになりたいと思います。

上記の志望動機は、結論・根拠・入社後にやりたい事の3点をしっかりと抑えららている内容となっています。自分の活かせる強みと、その根拠になる体験談。さらには入社後どんな姿になりたいのか。一連の流れとして読むことができる志望動機です。

ESは簡潔にまとめて面接で話に肉付けを

ESで全てを伝えるのではなく、簡潔に読みやすくまとめて、実際の面接で具体的な話ができるとベストだと思います。ESはダラダラと書いてしまうと読み手にとって何が言いたいのかわからない文章だと思われてしまうことがあるので、要点、つまり一番伝えたい結論を書き、あとは文字制限の中でまとめていきます。
結局、面接で色々聞かれることになるので、ESで全てを伝えようとするのではなく、むしろ要点だけを簡潔に分かりやすくまとめて面接で話に肉付けをしていくことが望ましいです。そのポイントは伝える事を「欲張らない」このになります。

社会未経験の新卒は熱意が重要

前述で述べてきたように社会人未経験の新卒は、何よりも熱意が大切です。中途採用と違い、最初は仕事ができなくて当たり前で、どれだけ成長していきたいのかといった気持ちや、挑戦心が企業側に買われるのです。「熱意」という言葉の表現の仕方は様々ですが、とにかく、数ある企業の中でなぜその会社でなければならないのか、を伝えることが一番伝わりやすい熱意だと思います。そのためには、その企業のことをよく調べて行く必要があります。
調べ方としては、会社説明会に参加する・会社ホームページをよく見る・OBOG訪問をするなどがあり、志望度の高い会社にはなんども足を運んで行くべきです。その会社に何度も行くとより志望度も上がり、情報も多く仕入れられて、採用担当者にも顔を覚えられることにつながります。その企業の情報が揃ってからは、あとは就活生自身がその会社でどうなりたいのかをまとめていきます。そこでただ用意した文章を暗記するだけではなく、自分の言葉で伝えることが必要です。
熱意とは、その人の言葉・態度・表情から伝わってくるものであり、採用担当者や面接官、会社役員は何百人といった就活生の熱意を聞いてきており、本物かどうかはその人をみていればすぐにわかります。人生経験が何倍も先輩である方に、熱意を伝えることは容易いことではありませんが、本当に自分が将来をかけてやりたいことである覚悟を持てれば、それが自然と熱意に変わり、相手にも伝わるでしょう。

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