重要！ブラック企業を見抜くために確認すべき「３つのポイント」とは

ブラック企業の特徴「従業員編」

就活の説明会や面接を通じて、社員のひととなりを把握できますよね。いわゆる「ブラック企業」に勤めている「ブラック社員」に見受けられる共通の特徴についてまとめてみました。この特徴からブラックかどうか見抜く事ができます。

就活で従業員を見てブラックか見抜くためのチェックポイント

■受付対応した社員の対応が悪い
■説明会などで疲れた顔をしている
■社長や上司に話しかけられると異常に萎縮している
■働く従業員の目が死んでいる、顔色が悪い
■動作だけが異様に速く怯えた小動物のような印象
■常に曖昧な笑みを浮かべている
■何かに我慢していたり、耐えているような顔をしている

社長が長時間熱く語る説明会もブラックだと見抜くポイント

就活の説明会で社長が長時間にわたって熱く語っているのもブラックだと見抜くポイントのひとつです。就活で就活生がブラック企業にはまるのには特定のパターンがあります。
就活が上手くいかず、何十社も試験に落ちて、へこんでいる状態のとき、本当はブラックな会社の説明会に行くと就活生はブラックだと気づかず入社してしまうのです。「君と一緒に夢を実現したい」「私たちと一緒に新しい社会を作ろう」と熱く語り、熱狂的な雰囲気の中でそのように言われると、本当はただのブラックなのに就活生は惑わされてしまうのです。このブラックと見抜く項目もしっかり項目を覚えて就活を失敗しないようにしないといけません。

ブラック企業の特徴「商品サービス編」

低賃金で社員を使い倒す「ブラック企業」の場合、提供する商品サービスにもその兆候が見受けられます。2010年の厚生労働省の調査では、業種によって大学卒業後3年以内の離職率に大きく偏りがあるとわかりました。また、低価格商品サービスを提供する企業に「ブラック企業」が多く見受けられるという意見もあります。
業種だけでその会社がブラックかどうかはわかりませんが、就活ではブラック企業かどうか見抜く力を身につけるのも重要です。ブラックかどうか見抜くため、ブラック企業が多い業種やサービスをみていきましょう。

就業後3年以内の離職率が高い業種

1位　宿泊・飲食サービス　51％
2位　教育・学習支援　48.9％
3位　不動産・物品賃貸　45.4％
4位　小売り　37.7％
4位　医療・福祉　37.7％

全産業の平均　31％

やはり安さを求められるサービスを提供する業種にブラックが多いようです。会社が少しでも安く製品・サービスを提供しようとすると、最後のしわ寄せは従業員にきてしまい、ブラックとなってしまうようです。こう考えると就活では業種もブラックかどうか見抜くために重要な要素といえそうです。

ブラック企業の特徴「業績・給与編」

「ブラック企業」であると最も顕著にあらわれるのは「業績」と「給与」だといってもよいかもしれません。「業績」に関しては、入社後すぐに倒産という憂き目を見ないためにも、就活でも使っていた内四季報などを活用して、定受諾前に最低限確認しておく必要があります。また、「給与」についても、「初任給が高い」という点だけでなく、その後の昇給率等にも目を配っておく必要があるでしょう。

就活で知っておくべき倒産しそうなブラック企業か見抜く方法

就活を普通にしている分には知らないかもしれませんが、「自己資本比率」というものがあります。事業を営むのに必要なお金の内、どれだけを自分と株主のお金で賄えているかを示す比率とも言えます。自己資本比率が一桁台のところは、安全性がかなり低いブラックと見ていいでしょう。
また、自己資本比率がマイナスであれば、倒産寸前なのを隠して就活生を呼び込もうとするブラックだと見抜く事ができます。

ブラック企業か見抜くには昇給率もチェック

就活でも大事な要素となる給与ですが、ブラック企業は初任給が高い傾向にあります。初任給の高さで就活生を集めているのであればそれはブラックだと見抜くヒントになります。また初任給が高くても、その後の昇給がほとんどないのもブラックの特徴です。昇給率を調べるのもその会社がブラックかどうか見抜く方法のひとつです。
なお、大卒の初任給の基本給は17～20万円くらいが相場です。それより高い額を提示しているのであればブラックの可能性が高いです。

就活では人・物・金の視点でブラックか見抜こう

就活は人生を大きく左右するものです。そのためブラックなところには行きたくないと思う就活生がほとんどでしょう。就活ではヒト・モノ・カネのそれぞれの視点でブラックか見抜くように心がけましょう。それぞれの視点でその会社をみればブラックかどうかしっかり見抜く事ができるはずです。ぜひこの情報を就活にお役立てください。