2020年06月30日(火) 更新
【ブラック企業ランキング】ノミネート企業一覧と就職したくない会社の特徴4つ~2013年から2016年分を一挙大公開~
目次
就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!
ホワイト企業とブラック企業の特徴とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:ブラック企業・ホワイト企業の特徴として挙げられるものとあなたがそう思う理由を教えてください。
就活生の回答
私が考えるブラック企業の特徴は、自分の仕事の対して正当な評価を貰えないこと、長時間労働が当たり前の環境になっている、福利厚生が十分に整っていない、の3つです。ホワイト企業の特徴は、ブラック企業の反対の特徴があると考えています。ブラック企業にこのような特徴があると考えた理由は、過度な長時間労働や不十分な福利厚生だと、働いている人のやりがいを感じることができないと思ったからです。ホワイト企業は、ブラック企業とは反対に、やりがいを感じることができると思ったからです。さらに、自分を評価してくれる会社ならその分働いている人も会社のために貢献しようと努力すると思いました。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
残業代が出ない・残業が多い=ブラック企業!?
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「どんな企業がブラック企業だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 残業が多く、新人に対しての扱い方が悪い
- 残業が多い・研修やフォローがしっかりしていない
- 残業代などがでない企業
- 社員を物として扱っている企業
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「どんな企業がブラック企業だと思いますか?」
アンケート結果を見ても分かるように、多くの就活生は「残業代が出ない」「残業が多い」など、社員への扱い方が悪い会社をブラック企業という風に認識しています。つまり、就活生の中では社員を大事にしていない企業=ブラック企業と考えていることがわかるでしょう。 この記事では、ブラック企業の特徴としてはどういったものがあるのか、詳しく見ていきたいと思います。
ブラック企業の定義とは?
ブラック企業の特徴を見ていく前に、ブラック企業がどういうものかという定義を見ていきましょう。現時点では明確なブラック企業の定義はありません。では、仕事がきついだけでブラック企業になりえるのでしょうか。 まずは、ブラック企業がどのようなものかを理解して就活の参考にしていきましょう。ここでは、ブラック企業大賞のノミネート理由を参考に、定義していきたいと思います。
違法行為や離職者が多い
ブラック企業の定義としては、暴力団などの反社会的団体と関わりを持つなど、違法行為を行っていることが挙げられます。狭義では、若手を大量に採用し、過重労働や違法労働をさせて離職者が後を絶たない会社を指すのでしょう。おそらく最近では、後者の意味で使うことの方が多いと考えられます。
違法なまでの過剰労働
年間を通して休日が極端に少ない、サービス残業が常態化しているなども、定義といえるでしょう。職業や業種によっては毎年休日の日数に変動があるなど、仕方のない面もあります。しかし、労働時間の多さや給料面に関して、法律に違反もしくは抵触するような場合は間違いなくブラック企業でしょう。
仕事がキツイだけではブラック企業にならない
現在では「ブラック企業」という名前ばかりが先行して、正確なその意味を知らずに「ここはブラック企業だ」と決め付ける人がいますが、それは違います。ブラック企業とされる要因は「法律違反」と「労働環境の過酷さ」の両方を伴っているのが条件です。ただ単に仕事が辛いというだけでは、ブラック企業とはいえないということですね。定義こそ曖昧とされていますが、常識的に考えておかしいと思う場合は、ブラック企業といえるでしょう。 ではさっそく、ブラック企業大賞による、2013~2016年分のブラック企業ランキングを見ていきましょう。
ブラック企業ノミネート企業一覧【2013年】
まずは、2013年のブラック企業ノミネート企業一覧を見ていきましょう。2013年は7社がノミネートされていました。
【2013年のブラック企業大賞ノミネート企業】
・ワタミフードサービス株式会社
・株式会社クロスカンパニー
・株式会社ベネッセコーポレーション
・株式会社王将フードサービス(餃子の王将)
・西濃運輸株式会社
・株式会社東急ハンズ
・国立大学法人東北大学
ブラック企業ノミネート企業一覧【2014年】
11社がノミネートした2014年のブラック企業大賞の顔ぶれを見ていきましょう。
2014年のブラック企業大賞ノミネート企業
・大庄
・JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
・株式会社 ヤマダ電機
・株式会社 A-1 Pictures
・タマホーム株式会社
・東京都議会
・株式会社リコー
・株式会社秋田書店
・学校法人智香寺学園 正智深谷高等学校&株式会社 イスト
・株式会社不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
・株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)
ブラック企業ノミネート企業一覧【2015年】
次は2015年のブラック企業ノミネート企業です。2015年のブラック企業にノミネートされたのは6社でした。しかし、これはブラック企業が少なくなったというわけではなく、精査の結果だといいます。
2015年のブラック企業大賞ノミネート企業
・株式会社セブン-イレブン・ジャパン
・暁産業株式会社
・株式会社フジオフードシステム
・株式会社エービーシー・マート
・株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
・株式会社引越社関東
ブラック企業ノミネート企業一覧【2016年】
最後に、2016年のブラック企業一覧を見ていきましょう。2016年は、ブラック企業が浮き彫りになった点が非常に印象的です。大企業の過重労働による自殺者が出たことで、国をあげてブラック企業の撲滅に注力していく取り組みも開始され、社会の「仕事」に対する考え方が改められるきっかけとなりました。
2016年のブラック企業大賞ノミネート企業
・株式会社エイジス
・株式会社 電通
・株式会社 ドン・キホーテ
・株式会社プリントパック
・関西電力株式会社
・佐川急便株式会社
・サトレストランシステムズ株式会社
・宗教法人 仁和寺
・ディスグランデ介護株式会社(「茶話本舗」FC企業)
・日本郵便株式会社
・DWE JAPAN株式会社(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)
就職したくないブラック企業の特徴とは?
ここまではブラック企業としてリストアップされたところを見ていきましたが、就職したくない企業の具体的な特徴とはどんなものなのでしょうか。ここで、ブラック企業か否かを見極めるために非常に重要となってくる、ブラック企業の特徴をしっかりと覚えておきましょう。
①過労死・過労自殺の事例がある
まずブラック企業の特徴として、「過労死・過労自殺」の事例があるケースがほとんどといえます。ブラック企業では、過労によって病気が悪化したために社員が亡くなったり、自殺をするまで精神的に追い詰められたリしてしまうのです。過去にそういった事例がある場合は、もしかするとブラック企業のままの可能性もありますので、注意が必要かもしれません。
②離職率が高い
離職率が高いという特徴も、ブラック企業には見られます。しかし、これは業界や職種にもよるといえるでしょう。業界によっては、転職をした方が成長できる会社などもあるため、離職率が高い=ブラック企業とは言い切れません。離職率が高い企業の場合は、慎重に業界研究や企業研究をした方がよいでしょう。
③残業代が固定・正当に支払われない
月の残業代が固定制になっている、もしくは正当に支払われない場合も、ブラック企業といえるでしょう。残業代が決まっており、それ以上は支払わないという企業も稀に見受けられます。しかし、残業代を支払われないのは、法律違反の可能性が非常に高いです。会社には残業代を支払う義務がありますので、それを怠っている場合は、ブラック企業といえるでしょう。
④ハラスメントが常態化している
ブラック企業は、ハラスメントも常態化しています。これは近年減少しつつありますが、それでも0ではありません。「セクシャルハラスメント」や「パワーハラスメント」、最近では「モラルハラスメント」や「スメルハラスメント(臭い)」「アルコールハラスメント(酒の強要)」などもあげられています。こういったハラスメントが常態化していて、「これくらいは当たり前」といった風潮のある会社は、ブラック企業だといえるでしょう。
ブラック企業に入らないために
ブラック企業に入りたくないというのはすべての就活生に共通の思いでしょう。そこで必要なのはきちんとした情報収集。特に各企業が公開しているIR情報にはその企業が健全かどうかを測る情報が網羅されています。実際、転職市場でもあるいは投資の世界でもこの情報をもとに企業を判断するなど非常に重要な資料になっています。ただ、このIR資料、「読むのが難しい」「理解ができない」という声が多いのも事実です。そこでキャリアパークではこのIR資料の読み方をわかりやすく解説したIR資料マニュアルをご用意しました。これを使えば、ブラック企業かどうかを判断できるだけでなく、その志望する企業の強みや課題、今後の戦略まで見渡せるので、就活で有利になることは間違いありません。
もしブラック企業に入社してしまったら?
労働基準監督署に相談して改善を図る
もしその会社に長く勤めたいと考えているなら、まずは労働基準監督署に相談してみましょう。その際は、ブラック企業だと考えられる案件をまとめてから相談してみてください。相談によって証拠が揃うと、労働基準監督署が動いてくれます。そうすれば、会社の風潮や制度が少しずつ改善していくはずです。
弁護士に相談する(法的措置)
弁護士に相談して、法的措置をとるのも1つの対策といえるでしょう。裁判を起こすことにはなりますが、それまで支払われなかった賃金や残業代が支払われる可能性が非常に高くなるのです。この場合も、証拠などをできるだけ集めておくことをおすすめします。
ブラック企業の特徴は4つ!ノミネート企業を参考に就活は慎重に進めよう
いかがでしたか?ブラック企業大賞においてノミネートされた企業を、2013~2016年までと、ブラック企業の特徴4つを紹介してきました。2013年の流行語大賞にもノミネートされた「ブラック企業」ですが、現在は社会問題となっています。ブラック企業に就職してしまうと、苦しい思いをしてしまいます。そのため、誰もがブラック企業には就職したくないと思っているはずです。就活の際は、ブラック企業のノミネート企業と、ここで紹介した特徴を活用して慎重に進めてみてください。
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