専門商社の売上シェア＆平均年収ランキングTOP10【21卒必見】

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

専門商社と総合商社を比較！

業界研究の第一歩は専門と総合の違いを把握すること

商社は大きく分けると、専門商社と総合商社に分類されます。
住友商事、三菱商事などを始めとする総合商社は様々な商品を扱いますが、専門商社はそうではありません。取り扱う商品、あるいは業界によって、年収も営業形態も大きく変わってきます。成長産業と言われている医療機器や資本が大きい資源開発系の専門商社などは年収も高いと言われています。もちろん飲食やアパレルなどの専門商社でも高い年収を狙う事ができます。専門商社と総合商社は同じ商社でもかなり仕事内容が変わります。
まずは両者の違いをハッキリ把握する事が、業界研究の第一歩です。 一言で言うなら、総合商社は様々な商品を扱って、専門商社はある一つの商品や業界に特化しているという事に違いは無いのですが、実際は口で言うほど単純ではありません。

専門商社の営業は「専門」という言葉に相応しいだけの知識を求められる

専門商社とは、売上比率の50％以上が何かの製品で占められている商社を言います。 そのため、専門商社というのは総合商社の機能の一つであるトレードに特化した会社と言えます。 総合商社が扱っている製品は非常に幅広いため、同じ会社であっても全て把握するのは大変です。
しかし、専門商社はひとつの製品に特化した業務を行っているため、会社全体のことを把握しやすいです。 ただし、専門の製ひとつに会社の存続がかかっているわけですから、営業であってもそれなりの専門知識が必要となってくるのは言うまでもありません。

専門商社業界の売上シェアランキング

続いては専門商社の売上＆シェアのランキングを見ていきましょう。
専門商社の業界には、食料品をはじめ、金属機械、インテリア、繊維・アパレル、石油化学、事務機器、電気機器、医療機器、自動車など、たくさんの業界や商品があります。
その中でも抜きん出て専門商社の業界でシェアを占めているのは、どの専門商社になるのでしょうか？
年収ラボの調査では以下のようなランキングとなっていました。

専門商社業界 売上高＆シェアランキング TOP10 （平成25-26年）

1位 2兆9,477 7.2％ メディパルホールディングス
2位 2兆5,045 6.1％ アルフレッサホールディングス
3位 2兆3,882 5.8％ 三菱食品
4位 1兆9,882 4.8％ スズケン
5位 1兆6,825 4.1％ 阪和興業
6位 1兆4,438 3.5％ 日鉄住金物産
7位 1兆1,896 2.9％ 東邦ホールディングス
8位 9,660 2.3％ 伊藤忠エネクス
9位 8,409 2.0％ 神鋼商事
10位 7,444 1.8％ 岡谷鋼機

商社業界の内定者ES集
業界大手内定者のESを参考にしよう！

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繊維専門商社・アパレル商社の売上高ランキングとは！

それでは次に、専門商社のなかでも、とくに売上高などを検索されている繊維専門商社・アパレル商社のランキングを紹介します。
繊維専門商社・アパレル商社での就労を考えている方は、ぜひこちらのランキングを確認してみてください。

繊維専門商社・アパレル商社の売上高ランキング

1位5539億8100万円 東レインターナショナル株式会社
2 2815億5500万円 株式会社ワールド
3 2096億8100万円 蝶理株式会社
4 2023億1100万円 ＮＩ帝人商事株式会社
5 1825億1000万円 豊島株式会社
6 1508億2900万円 株式会社三和
7 1209億1600万円 モリリン株式会社
8 1145億 600万円 株式会社ヤギ
9 1052億6700万円 田村駒株式会社
10 1045億3300万円 株式会社三陽商会

大手専門商社の年収の現状

専門商社大手の平均年収は、600～800万円とかなり高額です。中でも医療や資源に関する商品を扱っている専門商社の年収が高くなっています。
もちろん専門商社の中でも大手ではなく、中小企業で専門商社と呼ばれる企業もあります。そうした専門商社も含めると、平均の年収はもう少し下がってくるというのが現実的なところでしょう。

専門商社の平均年収上位ランキング

1位 1303万円 ミツウロコグループホールディングス
2 883万円 伊藤忠エネクス
3 880万円 三洋貿易
4 864万円 長瀬産業
5 846万円 岩谷産業
5 846万円 ＯＵＧホールディングス
7 827万円 日本ライフライン
8 819万円 アルコニックス
9 814万円 稲畑産業
10 813万円 阪和興業

「専門商社業界の売上シェアランキング」と同サイトで紹介されていた専門商社の平均年収上位ランキングです。
上位にランキングしている会社の平均年収は800万円を越える企業が多く、充分に高い年収を貰っていると言っても良いでしょう。もちろん社内での営業成績などによって個人の年収は変わってくるかと思いますが、あくまでも平均のランキングですので参考程度にみていただければと思います。

専門商社の営業の年収はどのくらい？

では専門商社の営業職の平均年収はどれくらいなのでしょうか。平均や年収例をみていきましょう。

専門商社の営業の年収は500万円前後が平均値

専門商社の営業の年収は500万円前後が平均値です。営業マンの満足度としては、年収に対する不満よりも、仕事の忙しさや出張・転勤の多さに対する不満が目立ちます。

しかし、専門商社に限らず営業マンに共通して言える事は「営業マンの年収は数字に直結する」という事です。
営業成績をあげれば、その分だけ自分の年収に反映されるのです。ですから、あくまでも初任給は低いという現状が多く、そこから自分でどれだけ数字をあげて年収を稼げるようになるか？という事が重要なのです。

中小規模の専門商社の年収例として、20代後半の営業で週休2日、残業ゼロという待遇で550万円というのもあります。
中企業の商社で、年収は600万位というのが相場のようです。 休日もきちんと取れますし、残業も少ない中での600万円ですから、決して低い年収ではないでしょう。

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IR情報から見る企業情報

専門商社の企業ランキングと平均年収も参考にしながら志望企業を決めていこう

専門商社の営業の年収は、何を専門に扱っているかで変わってきます。専門性が高い商品を扱っていたり、国際的に活躍しなければならない営業職であれば、能力に見合った年収を獲得することができるでしょう。
もちろんどんな業界でどんな商材を扱う場合でも、営業成績によって年収は大きく変わってきます。専門商社ランキング、繊維専門商社（繊維商社）・アパレル商社ランキングはあくまでも平均値ですので、年収を上げたいならそれなりの営業努力が必要になってきます。しかし、それは入社が決まってから！まずは内定を得ることですよね。志望する企業への内定を目指すのであれば、ESによる選考は必ず通過しなくてはいけません。
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キャリアアドバイザー｜赤塩 勇太

専門性を身に付けたい人は専門商社もおすすめ

専門商社は総合商社と比べると、やや年収は低い傾向にありますが、必ずしもだからといって、デメリットであるともいえません。自分のやりたいことや領域が、ある程度明確になっている学生であれば、専門商社で、その指向性や専門知識を活かすというのもおすすめです。