2023年05月29日(月) 更新
面接にラフな格好で行く際に知っておくべきマナーと注意点~企業の意図もご紹介~
目次
企業が「ラフな格好で」と指示する真意とは?
ほとんどの場合は「常識」や「人となり」を見ている
企業側から、「面接にはラフな格好でお越しください」と指示されたことはありませんか。通常、面接ではスーツを着用するのがマナーのはずです。どんな企業も、常識はずれの人は採用したいとは思いません。企業が「面接にラフな格好でお越しください」と指示するのは、常識があるかどうかや、人となりを見たいからだといえます。ほか、落ち着いてほしいからという理由もあげられます。
ラフな格好=なんでもいいというわけではない!
しかし、ラフな格好でという指示があったからといって、なんでも着ていいわけではありません。面接は、あくまでもビジネスシーンの1つということを頭においておく必要があります。では、「ラフな格好で」という指示があった場合に、どのような服装が望ましいのかを見ていきましょう。
ラフな格好におけるマナー~男性向け・女性向け~
【男性向け】シャツにジャケットスタイルが一般的
ラフな格好といっても、限度があります。男性の場合は、オフィスカジュアルと呼ばれる清潔感のある服装がいいでしょう。具体的には、ジャケットにシャツ、チノパンです。「ラフな格好で」と指示があった場合、面接会場にいるほとんどの就活生が、このような服装だといえます。
清潔感のあるシャツにすっきりしたパンツを合わせる
シャツはオックスフォードシャツなど、シンプルなデザインのものがよいでしょう。色は、清潔感のある白や水色がおすすめです。ジャケットはネイビーや黒、チノパンはベージュ系だとコーディネートしやすいでしょう。ゆとりのあるパンツよりは、シルエットがはっきりしているものの方がおすすめだといえます。しかし、GパンはNGです。覚えておきましょう。
社会人マナーをおさえておこう
企業に入社する新入社員として、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。身だしなみに整えるためにも、改めて就活マナーマニュアルを確認してチェックしておきましょう。マナーを守った正しい身だしなみの知識があれば、見た目の面で失敗することがなくなるはずです。無料でダウンロードできるため、少しでも印象をよくするためにも内容を確認しておくことがおすすめです。
【女性向け】ワンピースやきれいめのカットソーなど
続いて、女性におすすめのラフな格好について見ていきましょう。なるべく露出の少ない服装を選びましょう。ラフな格好としておすすめなのは、ワンピースやきれいめのカットソーなどでしょう。きれいめの服装なら、好印象を与えられるはずです。
与えたい印象でボトムスを変える
ボトムスは、与えたい印象に合わせて変えるのをおすすめします。パンツなら、アクティブな印象になるでしょう。スカートなら、柔らかい印象になります。営業職など、さまざまな場所に訪問する仕事に応募する場合は、パンツスタイルの方がよいかもしれません。反対に事務や受付などの場合は、スカートで柔らかい雰囲気を出してみるとよいでしょう。
ワンポイントアドバイス!
シャツにカーディガンを合わせたスタイルもおすすめです。ワインやグレーのカーディガンを取り入れると、ジャケットスタイルより個性が出やすいメリットがあります。黒のカーディガンは雰囲気が重くなってしまうので、避けた方がよいでしょう。
アパレル業界におけるラフな格好とは?
意味合いが他の職種と異なる
アパレル業界においては、意味合いが他の職種と異なるので要注意です。アパレル業界における「ラフな格好」は、ファッションセンスを見極めたいという意図があります。したがって、アパレル業界の面接でジャケットにチノパンという格好をしても、採用担当者から評価を得ることができません。
センスが光る服装を心がける
アパレル業界は特に個性を求められるので、ブランドイメージに合わせた、センスが光る服装を心がけましょう。迷ったら、オフィスカジュアルを基本にコーディネートを考えてみてください。例えば、ジャケットに合わせるシャツを、Tシャツや明るめの色のカットソーに変えるだけで、全体の印象がガラリと変わります。志望する企業の販売員に相談してみると、ヒントがもらえるかもしれません。
ラフな格好をする際の注意点
①露出の激しい服装は避ける
ラフな格好をする際の注意点は、3つあります。1つ目は、露出の激しい格好は避けることです。ノースリーブやミニスカートなどはもちろん、胸元が空きすぎる格好も控えましょう。また、スカートやワンピースを着る際は、ストッキングを着用してください。先述した通り、ラフな格好とはいえ限度がありますので、就活の場で素足はNGです。
②高すぎるヒールやサンダルもNG
2つ目は、高すぎるヒールやサンダルを履くことです。ヒールの高すぎるパンプスやサンダル・ミュールは、履かないようにしましょう。ヒールの高いパンプスはファッション性の高いアイテムであり、仕事には不向きです。ヒールは、3~5cmにおさめるようにしましょう。サンダルやミュールも、ラフの限度を超えた格好と受け取られてしまいます。
③全身真っ黒などの極端な服装もしない
また、3つ目の注意点として、極端な服装もしないようにしましょう。全身真っ黒や、ゴスロリ・パンクファッションなど、極端すぎる服装は「TPOに合わせた格好ができない人」という印象になってしまいます。お洒落と身だしなみは違うという点をしっかり意識し、服装を決めてください。
面接にラフな格好を指示する企業は常識を見ている!常識のある服装にしよう
面接にラフな格好を指示する企業の意図と、ラフな格好におけるマナーについて見てきましたが、いかがでしたか。面接に「ラフな格好で」と指示されたからといって、なんでも着ていいわけではありません。紹介した通り、清潔感や個性をアピールしましょう。アパレル業界では「ラフな格好」の意味が違うので、ブランドイメージに合わせた服装を心がけてください。
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