2019年10月03日(木) 更新

【就活うつの対処法特集】ストレスを溜めてしまう原因・自分でできる5つの対策・相談すべき人についても徹底紹介

就活うつに対する就活生の声はコチラ!

就活生の皆さんは「就活うつ」についてどう思っているでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:就活を辛いと思う時は主にどんなときですか?あなた自身の辛い経験を教えてください。また、就活に疲れた時のリフレッシュ方法も教えてください。

就活生の回答

就活が辛いと感じた時は何度かありました。一例として、周りの人たちが内定をもらったという話を聞いた際、私はまだなのに!と焦りを感じたことがありました。また、志望企業の1つがエントリーシートで落ちてしまった時には、一度も会わずに書類だけで判断されてしまったことに関して、とても辛く感じました。そういった中で私が就活中に取り組んだリフレッシュ方法は、アロマを焚きながら睡眠をとることです。アロマを利用することによって気分がリラックスできるので、質の良い睡眠がとれるだけでなく、朝にはスッキリとした気持ちになります。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

就活うつを吹っ飛ばす方法を実践している就活生は多い!

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「就活うつにならないために気をつけていることはありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 常に人に話を聞いてもらう
  • 1人で溜めない
  • 気にしないこと
  • リフレッシュをする
  • 就活以外のこともすること。就活以外の話をしたり、友達とご飯に行ったりすること。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就活うつにならないために気をつけていることはありますか?」

アンケートの結果から、就活が上手くいかない時は自分に合った気持ちの保ち方を実践していることが分かりました。
「常に人に話を聞いてもらう」や「就活以外のこともすること。就活以外の話をしたり、友達とご飯に行ったりすること。」など、自分一人で抱え込まないようにしているみたいですね。
就活うつに陥らないためにはどうすれば良いのか、さらに詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

就活が辛くて”就活うつ”になってしまう大学生は意外と多い

大学生の終盤になると待ち受ける就職活動。初めて社会人と関わりを持つことや、なかなか上手くいかない現状から心が疲れてしまう人も多いようです。なかには就活を深刻に受け止めすぎてしまって、気を病んでしまう大学生もいます。それは「就活うつ」と呼ばれて社会問題にもなっているのです。

”就活うつ”になりやすい人の特徴

就活はある日突然辛くなってしまうものではありません。ゆっくりと心にストレスが蓄積していき、「気がついたらすでに大きなストレスになってしまっていた」というケースが多いのです。
そして、ストレスを溜めやすい人の特徴というのもあります。特に就活で溜めやすい人の特徴を以下で紹介するので、自分が当てはまるという場合はストレスコントロールをきちんとしていかなければなりません。

完璧主義

「何ごとも自分が定めた“基準”に達していなければ満足できない」という人は就活でストレスを溜めやすくなります。というのも、就活では必ずしも自分の思った通りにいかない場合が多いためです。 就活で上手くいかないとき、目標や自分の方針を変えないままだと状況はなかなか改善しません。完璧主義の人は、就活シーズン後半になって”就活うつ”になってしまう人が多いでしょう。

気が弱い

就活は言い方を変えてしまうと、他の候補者を押しのけて自分を見てもらう場でもあります。そのため、他の応募者から対抗意識を燃やされることも珍しくありません。気が弱い人はそのような“競争の場”にストレスを感じてしまうことが多いようです。 自分は他の人よりも気が弱いと思っている人は、集団面接を避けて個人面接をしている企業を受けたり、SEのような競争意識が求められない職種を探してみたりするのも良いかもしれませんね。

責任感が強い

責任感が強いというのは、仕事やプライベートでもかなり信頼を得られやすい性格になります。しかし、責任感の置き所を間違ってしまうと、就活では過度なストレスを溜める原因となってしまうでしょう。 例えば、「親の期待に応えたい」といったような責任感です。このような責任感を持ってしまうと、志望する企業や業種を絞ってしまって、本当に自分とマッチした企業を受けられなくなってしまいます。また、就職先もなかなか決まりにくくなるので、ストレスを溜めやすくなってしまうでしょう。

学歴が高い・成績が優秀

高学歴ならば、最初に就職先として見るのは大手の企業だと思います。しかし大手企業の選考を通過するのは、並大抵の難易度ではありません。有名企業となると4名程度の応募枠に1万人以上が殺到するのです。 大手志向の就活だとそうした高難易度の企業ばかりに挑戦してしまうので、なかなか内定がとれなくてストレスを溜めてしまう原因となるでしょう。

コミュニケーションが苦手

就活はどうしても対人コミュニケーションを重ねる機会が多くなります。しかも、そのコミュニケーションを取る相手は、会ったこともない大人です。コミュニケーションが得意な人でさえ、尻込みをしてしまうのも仕方ありませんよね。ましてや、コミュニケーションをとるのが苦手な人は、就活を続けていくうちに多大なストレスを抱えてしまうこともあります。

就活でストレスを溜めてしまう5つの原因

紹介した特徴を持っていなくても、就活うつになってしまうことがあります。その原因の多くは、就活生ならではの辛い体験なのです。では、どんな原因があってストレスを溜めてしまうのかを見ていきましょう。

①内定がなかなかとれない

行きたい業種を定めて、選考対策も万全にしたのに内定を取れない。そんな状況だと就活が行き詰まってしまいますよね。そうなると、自分がどの企業を受けても内定が取れないような気がしてしまい、就活を続けるのが辛くなるかもしれません。そうして、どんどん選考を受けるのが憂鬱になってしまい、就活うつになってしまうケースが多いようです。

②能力が低いのではと自己嫌悪

自分の行きたい企業から内定が取れない状況が続くと、陥ってしまうのが「自分は能力が低いのでは」という考えです。もちろん、たとえ100社の選考に落ちたとしても、あなたの能力が低いというわけではありません。受けた企業が求める能力と、あなたが持つ能力がマッチしなかっただけなのです。 しかしそれに気が付かずに自己嫌悪を続けてしまうと、自信をもった就活ができなくなり、ストレスを抱えてしまいます。

③圧迫面接を受けてしまった

圧迫面接は「就活生がもっとも恐れている面接スタイル」といっても過言ではないかもしれません。圧迫面接とは、就活生のストレス耐性を見るためにわざと人格否定するような言葉をかけたり、ネガティブな質問をしたりする面接方法です。 面接官も本気で言っているわけではないのですが、言葉を真に受けやすい人は心に大きな傷を負ってしまうこともあるでしょう。

④友達がどんどん内定をとって焦ってしまう

今はSNSなどで、友達の就活状況も詳細に知ることができる時代です。友達がどんどん内定を取っているのにも関わらず、自分が内定を一つも取っていない状況が続いてしまえば、焦ってしまい就活にストレスを溜めやすくなる環境が出来てしまうかもしれません。

⑤周囲の期待に答えられなかった

これは先述した、「責任感が強い人」にありがちなのですが、周囲の期待を重く感じてしまうと就活でストレスを溜めやすくなります。 高学歴だったり留学などの経験を積んでいたりした場合、親や周りの友人たちから「きっと良い企業に行くんだろうなぁ」と期待されてしまうことが多いようです。その期待に応えようとモチベーションを高くすることは重要ですが、必要以上に重くとらえる必要はありません。就活はあなた自身のものです。自分の希望や展望を一番大切にしましょう。

就活が辛いというのは甘えじゃない

就活が辛いと誰かに話しても、「なにを甘えているんだ」と叱責されそうと思っていませんか?確かに就活がうまくいかない人の気持ちを理解できない人はいるかもしれません。 しかし、就活であなたがストレスを溜めてしまったとしても、それは甘えではないのです。あなたが誰よりも真面目に就活をして、心が疲れてしまったからなのです。今は就活よりも自分の身体を一番に考えていったほうがいいでしょう。

我慢を続けて辛い自分を隠す人も

ストレスを溜め込んでいても、自分で正確に自覚することはできないでしょう。ここで一番ダメな選択は「就活が辛いというのは甘えだ」と勝手に思ってしまって、そのまま就活を続けてしまうことです。周りに相談することもできず、企業にも自分の体調を隠すようで、罪悪感を持ちながら就活をすることになってしまうので辞めましょう。

ストレスを抱えたときに大切なのはなるべく早く診断を受けること

「就活が辛くて耐えられない」と思ったら、なるべく早く專門の診療所で診断を受けましょう。精神科に行くこと自体に抵抗があるかもしれませんが、早め早めの診断があなたの心を守る最善の手段なのです。初期症状のうちに治療が出来れば、比較的短期間で改善に向かう可能性が高くなります。

ゆっくり休んでから就活を始めよう

医者からゆっくり休むよう打診されても、「早く就活を再開しなきゃ」と焦る気持ちがあるかもしれません。しかし就活を再び始めるのは再発しないことが確認されてからにしましょう。いくら治療をしたといっても、すぐに就活をすればまたストレスをためこんでしまうこともあります。 1~2ヶ月ゆっくりと休んだとしても、求人の数というのはそこまで変わりません。それに、一度就活から離れて気持ちを休める期間を作ることで、今まで見えてこなかった自分の将来の道も見えてくるかもしれませんよ。

”就活うつ”にならないために!就活で自分の心を守る5つの対策

就活はそのやり方を間違えると、自分の心を大きく傷つけてしまうことが多いです。これからご紹介するのは、なるべく心に負担をかけずに内定を取りやすくする方法です。
就活でストレスを溜めないか不安な人、そして就活うつが再発しないか心配な人はぜひ実践してみて下さい。

①自分の幸せを優先した目標をたててみよう

あなたは就活の目標をどのように設定していますか?もし、特定の企業に入ることを就活の目標としていたら、なかなか上手くいかず心に負担を感じやすくなります。就活で心に負担をかけない方法は、「自分が望む働き方を優先にして目標をたてる」ことです。

将来の目標

  • バリバリ働いて、たくさんお金を稼いでいく
  • あまり激しく働かず、休日や自分の時間を大切にする
  • 何かを作り、それを誰かに喜んでもらう
  • 仕事を通して、社会問題を解決していく

あなたはこのなかで、どんな働き方が一番理想と思ったでしょうか?自分が幸せと思う働き方になるように目標を設定し、その条件に合う企業を広く受け続ければいつかは必ず内定をもらうことができます。そして実際に働くことになってもミスマッチを起こす可能性が限りなく低くなるのです。

②中小企業だって待遇が良いところがたくさんあると知ろう

誰もが知っている大企業や有力中堅企業、そこから内定をもらうことができれば周りの人からは賞賛されるかもしれません。しかし、有名企業であればあるほど就職することは難しくなります。 志望先として、大手企業をメインに見ていた人は、もう一度「大手で何をしたいのか」を考えてみましょう。大手といえども、仕事内容としては他の中小企業と同じことをしている場合が多いです。それに待遇や制度でも、大手に負けない中小企業はいくらでもあります。 もし「大手でなければ出来ない仕事」が自分の希望のなかに見つからなかった場合は、中小企業も調べてみましょう。きっとあなたにマッチする企業が見つかるはずです。

③楽観的に考えてみよう

企業が学生を採用する基準として大きく掲げているのは、求める人物像に合ったポテンシャルです。高い能力を持った人でも、その能力が企業の求める基準から逸れていれば選考落ちしてしまうのが就活なのです。 そして企業の求めるポテンシャルは、HPや説明会などでおおまかに把握できますが、その詳細は知ることはできません。そのため、絶対に自信があった企業から落ちてしまうこともあれば、意外な企業から内定をもらえることもあるのです。就活は時の運ということもあります。「いつか内定をもらえるはず」と肩の力を抜いて楽観的に考えていた方が、心に負担をかけずに済むでしょう。

もう就活したくないと思う人へ

就活では新しい企業を受けるたびに志望動機を考えなくてはいけませんし、企業から連絡が来ていないかスマートフォンを注意していなければいけません。就活は選考当日以外でもストレスが溜まる機会が多いのです。 そのため、 「就活では辛いことがありすぎた」 「もう就活をしたくない」 と感じる人がいても、何もおかしくはありませんよね。そして、実際に「もう就活をしたくない」という悩みを抱えている人はたくさんいるのです。

内定を一つでも取れば気持が変わる場合もある

もう就活をしたくないと多くの人は思っていますが、それでも歯を食いしばって頑張っている人もたくさんいます。もしあなたが「就活が辛い」と思っていても、自分が納得する企業から内定を一つでもとってしまえば心が安定する場合もあるのです。

将来を考えて就活をもう一度頑張ろう

「就活をしたくない」と思うことは仕方ありません。場合によっては、少し休む期間をはさんでみるのもいいでしょう。しかし、就活を完全に辞めてしまうのはおすすめできません。新卒として就活ができるのは今だけです。新卒切符を失った瞬間、今よりもかなり難易度が上がる既卒での就活しかなくなります。もし、卒業後にやりたいことが明確ではない場合、新卒のうちに就活をしておいたほうが良いでしょう。

就活の軸を見つめ直してみよう

就活においてあなたが本当に大切にしたいものは何でしょうか?自分の就活の軸を見つめ直したい時、活用したいのが「就活の軸作成マニュアル」です。このマニュアルでは、就活の軸の作り方が詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、就活に迷いがある学生はぜひダウンロードしてみましょう。就活は内定を得ることが目的ですが、内定を得て入社した後も自分の選択に自信を持つことで、本当に就活が成功したといえます。ぜひこのマニュアルを活用して、納得のいく社会人生活を送りましょう。

就活が不安なら就職エージェントに相談してみるのもアリ

一人で就活をすることに限界を感じたなら、就職エージェントを利用するのもおすすめです。就職エージェントを利用すれば、学生一人につきキャリアアドバイザーが専属でつくので、就活に関する悩みの相談やES・面接等の技術的なアドバイスまで行ってもらうことが出来ます。

適性を見て求人を紹介してもらえるので自分の可能性に気がつける

就職エージェントを利用するもう一つの大きな利点は、求人を直接紹介してもらえる点です。求人を紹介するまでに、キャリアアドバイザーは学生の適性と企業のニーズを考えているので、学生にとっては最初からマッチ度の高い求人を紹介してもらうことが出来ます。 また、今までチェックしていなかった業種に関しても、仕事内容や会社の雰囲気を詳しく説明してもらえるので、自分が働いているイメージを想像しやすくなります。あなたとマッチしているのに、気がつけていなかった天職を見つけられる可能性もあるでしょう。

最短2週間で終わらせられるので、心の負担が軽くなるかも

転職エージェントが扱う求人には、一般の就活サイトの求人とくらべてユニークなものも多くなります。「書類選考がない求人」「選考を何度も受け直せる求人」「内定まで2週間のスピード求人」。 もし、辛い就活をいち早く終わらせたいという人は、内定まで2週間のスピード求人を受けてみるのもいいでしょう。内定を一つとってしまえば心の負担がかなり軽くなるので、気持に余裕を持った生活を送れるはずです。就職エージェントについて詳しく知りたいと思った方は、『就職エージェントの活用術』で詳しく紹介しているので確認してみましょう。

就活で辛い気持ちになる学生は意外と多い!”就活うつ”について知ってから自分の心を守る対策を

就活は辛いものです。ストレスを溜め込んでしまうこともあり、多くの人たちが苦しんでいるのも現状となります。もし就活うつで悩んでいるのなら、決してあなたは一人ではないことを忘れないでください。
就活で心に負担をかけないためには、就活に対して楽観的な姿勢で、自分の望む働き方を優先した目標を立てることが大切になります。そうすれば、企業とのマッチングもしやすくなり、内定を貰いやすくもなるでしょう。
そして、就活を一人で行うことに限界を感じたときは就職エージェントに相談してみましょう。きっと就活の負担も軽くなり、あなたが見てこなかった可能性にも気づかせてくれるはずです。

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