2021年09月09日(木) 更新
芸能マネージャーの夢を掴む志望動機の書き方と注意点【例文3選】
目次
芸能マネージャーは特殊な職業
基本的に芸能マネージャー含め、芸能界に携わる仕事は特殊な職業と捉えておいた方が良いでしょう。今でこそSNSにより芸能人との距離が近くなった面もありますが、一昔前はTVに出ている芸能人は雲の上の存在という認識が強くありました。
今でもその見方は続いており、だからこそ芸能界では巨額のお金が動きます。人は憧れの存在には弱いものであり、だからこそ芸能人は大きな価値を有していると言えるでしょう。
仕事時間が不規則
芸能マネージャーとして就職した場合、仕事時間が不規則になる可能性が高いです。テレビやラジオの収録等の調整に加え、担当する芸能人のプライベートのマネジメントも含まれるため、24時間気を張っておかなくて引けません。
芸能人をマネジメントする役割である以上、仕事時間をある程度彼らに合わせる必要があるのです。
さすがに毎日一睡もできないということにはなりませんが、それでも激務であることは覚悟しておいた方が良いでしょう。心身をいかに健康に保てるかが芸能マネージャーの務めです。
仕事と私生活の境がない
芸能人は仕事時間が非常に不規則なため、彼らを管理するマネージャーも仕事と私生活の境が曖昧になってしまう可能性があります。
仕事とプライベートの境が曖昧になると、日々の労働時間が長くなってしまったり、場合によっては休日返上で働かなければならないこともあるでしょう。
また、仕事と私生活の混同により、なかなか心からリラックスできないというデメリットもあります。家で過ごしてはいるものの、いつ何時どのような連絡が来るか分からない状態ではある程度身構えておく必要がありますので、人によっては緊張状態の連続になってしまいます。
担当芸能人の人気度によって待遇が変わる
芸能マネージャーという仕事は、自分が担当している芸能人の人気度によって評価されることも少なくありません。
人気の芸能人はスケジュール調整も難しいうえに、プライベートでの行動にも注意しておく必要があります。
ちょっとした不祥事により、スポンサー数億円のコマーシャルが無くなってしまう、ということもあるのです。
そのため、人気芸能人を堪能する場合は、より一層マネジメント等にも労力が必要であるため、相応の労力を変われている人が担当するケースも少なくないのです。
芸能マネージャーの志望動機で見られている点は?
芸能マネージャーを志望している場合、どのような点を意識して志望動機を固めれば良いのでしょうか?
下記のような点に気を払い志望動機を作成してみてください。
仕事を把握できているか
芸能マネージャー職を希望する場合、まずは当人がちゃんと仕事を理解しているかが重視されます。前述した通り、芸能マネージャーという仕事は過酷な面も多々ありますので、それを理解しているか、そして「仕事」としてしっかりとマネージャーを務めることができるか、という点が大切です。
中には、ただ芸能人に会いたいという気持ちだけで志望している応募者も存在します。そういう人が必ずしも良い仕事をしないというわけではありませんが、憧れが一人歩きしてしまい、結果現場や関係者に迷惑をかけてしまうという例も少なくはありません。
仕事として行う以上、「憧れ」という感情は一旦脇に置き、ビジネスライクに物事を考える必要があります。
実際に行なう仕事のイメージを掴んでいるか
芸能マネージャーの仕事は、いわゆる「裏方」の仕事です。芸能人は華やかな表舞台で活躍する仕事ですが、芸能マネージャーはテレビに映る機会もありませんし、実際にどのように活躍しているのか知らない人も多いでしょう。
芸能マネージャーを志望するならば、業界研究や企業研究をしっかり行って、まずは仕事のイメージをできるだけ明確にする必要があります。勿論、仕事内容も楽ではありませんし、それなりの情熱も必要になってきます。「どうしてもこの世界で活躍したい」「芸能マネージャーになりたい」という熱意を志望動機に込めましょう。
コミュニケーション力があるか
芸能マネージャーに必要な資質としては、コミュニケーション能力がかなり重視されます。コミュニケーションの仕方一つによって担当している芸能人のモチベーションが変わりますし、また担当芸能人がお世話になっている関係者に与える印象も変わってくるでしょう。
コミュニケーション能力が必要なのは芸能マネージャーに限ったことではありませんが、芸能マネージャーになるためにはほぼ必須と言ってしまっても過言ではありません。
忍耐できる性格かどうか
芸能マネージャーの仕事は非常に多忙なため、忍耐力も大切な要素です。担当する芸能人の性格にもよりますが、なかには横柄な態度の人や、プライベートがルーズな人もいます。
ちょっとしたことですぐに動揺してしまったり感情を爆発させてしまうようでは、芸能界で働くのは難しいのではないでしょうか。
忍耐力というのも一つのスキルですので、ある程度先天的な部分があります。しかし、日常生活上で意識的に鍛えることもできますので、メンタルが弱いという自覚のある人はトレーニングするのも良いでしょう。
芸能マネージャーの志望動機はどう書く?
それでは、芸能マネージャー職に応募する際の志望動機の書き方について紹介します。芸能マネージャー職は多忙と言われますが、人気の職業です。
当然ですが、芸能界に対する憧れのみの記載はNGです。そのような応募者は相手からすると山のように存在しますので、憧れにとどまらず、芸能界で働くということに対する具体論をしっかりと述べることをおすすめします。
その事務所に所属しているアーティストをきっかけとした書き方
芸能マネージャー職に応募する場合、まずその芸能事務所に所属しているタレントやアーティストをしっかりと調べておきましょう。志望動機に具体的なエピソードを添えるのは基本的な手法ですが、そのエピソードに所属芸能人を挙げると話を上手く進行させることができます。
相手としても、自分の事務所に所属しているタレントやアーティストの話をされるのは悪い気はしないでしょう。芸能人というのは、多くの人に夢や希望を振りまくことが仕事ですので、そういった面に関するエピソードを提供するのは当人にも、事務所側にも喜ばれるのではないでしょうか。
もちろん、世間話ではありませんので、そのエピソードをしっかりと志望動機に絡めることが大切です。
業界の特色とスキルのマッチ度をアピールする書き方
自分の保有するスキルと業界の特色をマッチさせることで、印象に残る自己アピールを行うことができます。
ビジネスというのは基本的に需要と供給で成り立つ面が大きいものですので、相手が求めている人物像と自分の特性が重なっている面をアピールするのは非常に有効です。
そのためには、しっかりとした業界研究を行っておく必要があるでしょう。相手のニーズを探るためには相手のことをしっかり知らなければなりませんので、綿密な業界研究や場合によってはその歴史等にも言及する必要があるかもしれません。
事務所ならではの色とどう合っているのかアピールする書き方
自分が応募したい事務所のカラーをしっかりと調べ、そこに自分がどのようにマッチするのかをアピールすることも大切です。一般の会社より数は少ないものの、それでも非常に多くの芸能事務所が存在し、それぞれに特色を備えています。
事務所の特色と自分の特色がマッチしていれば就職後も仕事が捗ることが予想できますので、それは自分にも相手にも多大なメリットがあるでしょう。事務所のカラーとは、普通の会社で言うところの企業理念のようなものであり、その事務所が一体何を重視しているか、どのような価値観を大切にしているかというものです。
そのため、事務所側としても、できれば自分のところと相性が良い人を採用したいと思うのが自然でしょう。
芸能マネージャーの志望動機を書く際の注意点
基本的には芸能事務所以外のところに書く志望動機と差はありませんが、やはり芸能界という特殊な状況を加味する必要はあります。
芸能界は外から見ると非常に魅力的な世界ですが、それはある程度脚色されていることを忘れてはいけません。そういった現実面をしっかりと見据え、仕事として取り組む意欲をしっかりとアピールすることを心がけましょう。
別の事務所所属のアーティストを例に出さない
芸能マネージャーの志望動機を書く際には、別の事務所に所属しているタレントやアーティストの名前を出さないように注意しましょう。
それは一般的な会社で例えると、同業他社の商品名やサービス名を書くようなものですので、原則的にNGです。
芸能事務所が扱っている商品は「人」そのものになりますので、その辺は更にシビアになるかもしれません。あくまで噂程度ですが、共演NGを通達されている芸能人も存在するようですし、もしマネージャーとして仕事を行うのであれば、そういった
複雑な事情にもしっかりと精通している必要があります。
その一環として、志望動機に余計なことを書く応募者は敬遠されてしまうでしょう。芸能界は、人間同士の関係が最も重要です。
根拠のないアピールをしない
芸能マネージャー職の志望動機を書く際は、「忍耐力だけは負けません」「体力だけはあります」のような根拠のないアピールは控えましょう。
忍耐力や体力をアピールするが悪いというわけではなく、アピールすることに対する根拠を明示することが大切です。根拠のないアピールはただの自称になってしまいますので、そこに信頼性はありません。
これは芸能マネージャー職に限ったことではなく、一般の会社に応募する際にも言えることです。また、ビジネスにおいても結論に対する根拠を提示することは大事であり、人を説得するためには不可欠な要素と言えるでしょう。
芸能人への憧れだけを羅列しない
芸能マネージャー職に応募する場合、芸能人への憧れだけを羅列しないことも大切です。芸能マネージャー職を志したきっかけは特定の芸能人によるもの、という程度であれば問題ありませんが、それをあまり引っ張りすぎないように気をつけましょう。
芸能界というのはどうしても憧れから入ろうとする人も多いものですが、業界側としてはそういう人達は警戒対象になります。憧れから芸能界入りする人は、もし自分が好きな芸能人に会うことができたら舞い上がってしまい、それをSNS等で拡散してしまう恐れがあるからです。
一般人であればそういう幼さも許容されますが、業界の人間がやってしまうとアウトでしょう。義理人情に重きを置いている芸能界であれば尚更です。
芸能マネージャーの志望動機例
志望動機は自分の特性と相手の特色をしっかりと見極めた上で練るべきです。志望動機例はそういった試みに煮詰まった時に目にする程度にとどめておきましょう。
借り物の言葉で、相手に情熱を伝えることは難しいものです。
志望動機が思いつかない時は、ツールを使うのが一番オススメ!
志望度はあっても、上手い志望動機が思いつかいなくて悩んでいる就活生は多いです。「その会社じゃないといけない理由」なんてなかなか思いつきませんよね。
無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
例文①
例文
私は貴事務所所属のAというアーティストが好きで、彼の作った音楽を好んで聴いていました。何故このような素晴らしい曲を作ることができるのだろう?と疑問に思っていたのですが、あるインタビューで「周りの人のサポートに助けられている」という言葉を目にしました。
私には音楽を作る能力はありませんが、サポートであればできるのではないか。そして、私のサポートによって素晴らしい楽曲が世にリリースされればそれに勝る喜びはないと思い、この度志望させて頂きました。
【解説】
事務所の特色とのマッチングより、情熱を全面に出した志望動機例です。何故自分は「サポートであればできる」と思ったのか、という点に言及すると、より深みが増すでしょう。
例文②
例文
私は学生時代に部活動のマネージャーをしており、それがきっかけで人をマネジメントするということに大きな興味を抱きました。そこで、「人を管理する」ということを自分なりに研究し、実践してきたつもりです。
その結果として、私が所属していた部活動は大会で良い成績を納め、顧問や部員達から「マネジメントが良かった」とお褒めの言葉を頂きました。そこで培ったマネジメント力を更に伸ばしたいと思い、この度志望させて頂きました。
【解説】
自分の特性と相手の特性のマッチングを重視した志望動機例です。部活動のマネジメントと芸能人のマネジメントは大きく異なりますので、その差をどのように埋めて説明するかは事前にしっかりと考えておいた方が良いでしょう。
例文③
例文
私は子供の頃から芸能界に興味があり、一時期は自分も芸能人を志していたため、いくつかオーディションを受けた経験があります。残念ながら結果は芳しくありませんでしたが、芸能人を志していた頃の経験から、裏方の職業に強い興味を抱くようになりました。
実際、私がお会いしたタレントさんはマネージャーとの関係が非常に良好で、傍目から見ても「仕事がしやすそう」と感じました。表舞台に立つ機会には恵まれませんでしたが、芸能界で活躍したいという思いは何一つ変わりませんので、この度マネージャー職に応募させて頂きました。
【解説】
過去の経験を重視した志望動機例です。ここから、自分が芸能マネージャーという職を選んだ理由を更に深掘りすると良いでしょう。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
芸能マネージャーの志望動機では事務所の色を知ってから書こう
芸能マネージャーという仕事への志望動機は、ミーハー心ではなく、真剣に仕事としてやり抜きたい、という熱意を伝えることが鍵です。
芸能界というと毎年その華やかさに憧れて、多くの人が志望します。充分に企業研究をしたうえで、納得する志望動機を作成するようにしましょう。
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