2018年10月11日(木) 更新

【履歴書の志望動機例文13選を大公開】新卒選考で必ず役立つ書き方ポイント~人気業界別参考文を徹底紹介

志望動機は企業の社風に合わせて考えよう!

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書の志望動機を書く欄で気をつけていることは何ですか?」というアンケートを実施しました。


  • 理由をきちんと書く

  • 自分の言葉でわかりやすく書く

  • 他社との差別化

  • 自分らしさと会社の需要があうか

  • 企業研究をきちんとする

履歴書の志望動機を書く際には、自分の言葉で分かりやすく記入することが大切だと分かります。「自分らしさと会社の需要があうか」「企業研究をきちんとする」など企業の社風と自分の相性についても良く考えながら、志望動機を考えることが大切です。この記事では、志望動機の例文13選をご紹介します。人気の業界別となっていますので、ぜひ参考にしてください。

履歴書の志望動機は4つの要素を見られている

履歴書の志望動機は自己PRと同じく、重要視される項目です。履歴書の志望動機の書き方ひとつで、人生が決まってしまうといっても過言ではありません。企業側が志望動機のどこに注目しているのか、履歴書の書き方のポイント、新卒人気の高い企業別の例文などを紹介していきます。 求人倍率が高くても、書類選考を通過する履歴書の志望動機には共通点があります。希望の企業へ就職するためにも、採用担当者に欲しい人材と思われるような、他の就活生との差を付けられる履歴書の書き方を覚えましょう。 まずは、志望動機の書き方を考える前に、企業が履歴書のどこに注目しているか、4つのポイントを押さえておきましょう。

志望動機で見られている4つのポイント

◆要素①志望意欲:会社を選んだ理由
◆要素②職務能力:求めている職務ができるか
◆要素③定着性:入社後のミスマッチにならないか
◆要素④労働意欲:働く意思があるかどうか

要素①志望意欲:会社を選んだ理由

採用担当者が注目するポイントの1つ目は、志望意欲です。「志望動機から強い意欲が感じられるか」「企業の特徴に合っているか」という点が、就活生の志望意欲として総合的に判断されます。 提出した志望動機が、希望先の企業の特徴とマッチングしていないと、会社を選んだ理由が弱い=企業研究不足とみなされてしまうのです。どうすれば志望意欲が企業に伝わるかについては、後の項目で詳しく説明します。

要素②職務能力:求めている職務ができるか

履歴書の志望動機で見極める点の2つ目は職務能力です。 履歴書の志望動機に限らず、誤字脱字があるとチェックが甘い人だと企業は判断し、入社させようとは考えてくれません。 その結果、職務能力がない就活生とみなされ、選考の通過が難しくなります。履歴書の書き方ひとつで、細かい性格まで判断されてしまうため、しっかりとした書き方にする必要があるのです。

要素③定着性:入社後のミスマッチにならないか

3つ目の要素は定着性が見込めるかどうかです。厚生労働省の発表によると、新卒者の入社3年以内の離職率は30%を超えている現実を前に、企業側としても頭を悩ませています。 離職理由の多くが「仕事がきつい」、「やりがいがない」という理由であり、入社後のミスマッチを防ぐため、企業は志望動機で就活生の定着性を判断しているのです。多少仕事がきつくても辞めないという、意思の強さが見られています。

要素④労働意欲:働く意思があるかどうか

企業が見ている履歴書の志望動機の4つ目の要素は、労働意欲です。就活生の入社後の働きは未知数ですが、履歴書の段階でもある程度のビジョンは想定できるもの。志望優先度が低い場合や、不採用が続いている就活生は、履歴書の書き方が雑になりがちです。 これではいくら素晴らしい志望動機だったとしても、労働意欲がないと判断されてしまいます。一生を決める重要な履歴書の書き方が雑であれば、やる気がないとみられて当然なのです。

企業が新卒選考で重視する点も意識しよう

企業が新卒者の採用選考にあたって、重視している部分も把握しておきましょう。一般社団法人 日本経済団体連合会新卒採用に関するアンケート調査結果から注目すべき点を紹介します。 この調査は、企業が選考にあたって重視した点を25項目中の5つを選んで回答する形式のアンケートです。 アンケート調査の結果、「コミュニケーション能力」が10年連続で第1位となりました。つづいて「主体性」、「チャレンジ精神」、「協調性」、「誠実性」の順にランクイン。近年、「コミュニケーション能力」と「主体性」の比重がますます高まっており、企業が採用選考にあたって、より重視していることが伺えます。 上記の重視される点を把握しておけば、履歴書の書き方にも深みを持たせられるでしょう。

10年連続1位の「コミュニケーション能力」に注目

注目すべきは、やはり1位の「コミュニケーション能力」です。営業や接客業だけでなく、社内の他部署との円滑な人間関係においても、コミュニケーション能力は必要になるためです。業界や職種を問わず、最も重視されるこの点を意識した上で、履歴書の志望動機の書き方を心がけましょう。

主体性もアピールできる志望動機を意識

2位の主体性も60%を超えるほど、企業側が新卒選考で重視している点です。 新社会人として働き始めた直後は何をしてよいかわからず、上司や先輩からの指示を仰ぐ形になりますが、次第に自主的な行動が求められるようになります。履歴書の段階で、学生時代に自ら力を入れた内容や、入社後にやってみたいことなど、ある程度の主体性をアピールできるようにしたいですね。 社会人は学生とは違い、自主的に学んで成長する姿勢が重視されています。

必修!履歴書の書き方の基本ルール7選

ここからは、履歴書の志望動機を書く前に押さえておきたい基本ルールを解説します。履歴書の作成に必要なすべてに共通する基本ルールの7つを順番に見ていきましょう。履歴書の志望動機以外に記入する項目もチェックします。 志望動機の書き方がよくても、基本ルールが守られていなければ意味がありません。第一印象がとても大切な履歴書は、就活生にとっても企業への自己紹介のようなもの。基本ルールを理解して、好感度があがる履歴書を作成しましょう。

基本①:適切な筆記用具を選ぶ

まずは履歴書の作成方法からです。履歴書は手書きかパソコンかで意見が分かれますが、ここでは手書きのみの書き方を紹介します。一般的にも手書きの履歴書が良いという意見が根強いため、可能な限りは自分で書くようにしたいですね。

注目ポイント

履歴書を書く筆記用具はゲルインキのボールペンか、濃紺インクの万年筆がオススメです。

ボールペンはなぜゲルインキなのかというと、油性の場合はインクの塊が飛び出てしまい、紙を汚して汚く見えてしまう恐れがあるためです。そして、ペン先は0.7mmで書く際のインクが濃いかどうかも重視してください。 一方、万年筆は文字が丁寧にみえる効果があると言われていますが、慣れが必要なので事前に練習しておくとよいでしょう。使えば使うほど馴染んでくるため、普段から使用していたほうが綺麗に書けるかもしれません。清書する前にいらない紙での試し書きをオススメします。使用後の手入れも怠らないようにしましょう。 特にこだわりがない場合は、ボールペンを使ったほうが安定すると思います。

基本②:文字は丁寧に楷書で書き方を統一

文字の上手下手が問題ではなく、丁寧に書かれているかどうかが問題です。文字は崩さず楷書※を基本に書きましょう。崩し文字や省略表記を使用した履歴書は、ビジネスマナーを疑われるどころか、情報の読み間違いが発生し、取り返しのつかない事態に繋がる恐れも。 そして誤字脱字は論外です。セルフチェックすらままならない就活生として、低く評価されてしまいます。
※楷書(かいしょ):一画一画を続けて書かずに筆を離して行う書き方

基本③:日付は提出・郵送する日の両方を記入

履歴書の写真の横にある日付。ここに記入する日付は履歴書を書いた日付ではなく、その履歴を提出、または郵送する日にしてください。 締め切りに近い場合など、いつ送ったかが重要な意味を持つ場合もあるためです。ポイントとして、日付を別日に記入する場合でも、必ず同じペンで書くようにしましょう。

必ず同じペンで書こう

日付だけ文字の太さや色が違っていた場合、採用担当者から書き溜めていた履歴書と思われかねません。何社にも同じ履歴書を送っていると勘違いされないように、同じペンで書くことを徹底すべきです。

基本④:間違っても修正液は使わない

人間である以上、どんなに意識してもミスは起きてしまいます。履歴書の最後の最後で書き間違うことがあったとしても、修正液は使わないでください。修正テープも同様です。 就職希望先の企業へ誠意を見せるためにも、少しの間違いでも必ず書き直すようにしましょう。今後の人生を左右する履歴書。ミスを隠した状態で提出すべきではありませんよね。入社後に作成した資料の修正も適当に行うのではないかと疑われないよう、面倒でも必ず書き直してください。 それに、何度も書き直しているうちに、自然と指が覚えて失敗しにくくなっていきますよ。

基本⑤:写真の裏には名前を記してまっすぐ貼る

履歴書に貼るのは必ずカラー写真です。使いまわしを避け、証明写真期のスピード写真ではなく、写真館などのプロに撮影してもらうようにしましょう。証明の当たり方やカメラのレンズの違いにより、出来栄えに大きな差が生まれます。 応募書類の中で就活生の容姿を知れる、唯一の情報が写真です。たった1枚の小さな写真からでも、相当量の情報と印象は読み取れるもの。第一印象を悪くしないためにも、しっかりとしたものにしましょう。 写真を貼る際のポイントは以下の通りです。

きれいな写真の貼り方

  • 履歴書に写真を貼る際は、先に裏側に自分の名前を書く:もし写真が剥がれてしまった場合でも、企業側が判別できるようにするため。
  • 履歴書に写真を貼る際は角度を意識:写真を貼る際は位置を示す点線をうまく利用する。

基本⑥:数字などの表記は統一する

履歴書に書く数字は算用数字が基本です。そして職歴などに使う年号は元号が基本です。和暦と西暦を混在させるのだけは避けましょう。数字の情報を統一しておけば確認がしやすく、担当者にも経歴を正しく理解できます。 あくまでも相手が見やすく、わかりやすい書き方を心がけてください。

基本⑦:余白をなるべく作らない

履歴書に余白・空欄が多いと、企業の採用担当者から労働意欲がないと思われかねません。しかし、空欄があると印象を損なうからとって、ぎっちり書き込むのも逆効果。つまり、意識する点はバランスです。 全体的なバランスを確認するため、跡が残らないように筆圧を弱めながら、鉛筆やシャープペンシルなどの消せるもので履歴書の下書きをしましょう。そこで大体の文字量が把握できます。読み返してみて直すべきところを確認して、納得のいくまで修正しましょう。

書き方のポイント

下書きをみながら履歴書の清書を実践すれば、ミスをする可能性が大幅に下がるのでオススメ!

内定をつかみ取る志望動機の書き方11のポイント

履歴書の7つの基本ルールをおさえたところで、続いては内定をつかみ取る志望動機の書き方を、10つのポイントにわけて説明します。 志望動機の書き方は就活のみならず、今後の転職活動にも応用できます。人生を左右する履歴書の志望動機は、世界に1つだけのものにしましょう。履歴書の志望動機の内容は面接でも必ず聞かれるため、今後の選考を意識しながら書いてください。

1.「なぜ当社か」に対する答えを具体的に

人を好きになったときに「なぜ」好きになったかは答えられるはず。志望動機にも「なぜ」が重要です。その答えが具体的であればあるほど、志望意欲が高いと企業は判断します。 なぜその企業を選んだかの答えは難しいものではありません。さきほどの例のように「なぜ人を好きになった」と同じ理論で答えにたどり着くからです。そして企業研究をすればさらに具体性が増します。

2.企業に関心を抱いたきっかけを工夫

なぜ「その企業に関心を抱いたか」を思い出してください。「知人が働いていたから」、「製品に触れたことがあるから」など、何かしらの出会いがあったはずです。 単なる憧れで応募する就活生と差をつけるためにも、企業に関心を抱いたきっかけをなるべくドラマチックに仕立てましょう。

注目ポイント

「テレビなどで存じ上げています」と「小さいころの社会科見学で訪れたときから」では、後者の方が好感度に雲泥の差が現れます。後者の方が遥かにドラマチックな出会いを演出できますね!

3.自分なりの表現で語る

巷には数多くの就活対策本が発売されており、志望動機についての記載したものも溢れています。志望動機をこれらのマニュアル本からそのまま書き写しても、担当者に見破られてしまいます。マニュアル本からはあくまでエッセンスだけを抽出し、中身は自分の言葉で書くようにしましょう。 採用担当者が知りたいのは、あなた自信の本当の考えなのですから。

4.企業研究を徹底的に活かす

企業研究をしていくと、経営理念や事業計画に対して共感できるポイントが見つかるはずです。企業研究による成果は、企業理念や営方針を羅列するのではなく、どの部分に共感したかもきちんと記載しましょう。 時には企業の説明会や工場見学、実店舗を訪れるなど、企業研究はネットや資料から情報を得るのではなく、自ら進んで情報を取りにいく姿勢が重要です。 就活時代に行ったインターンやOB訪問はもう使えませんが、時折開催される会社説明会に参加するなど、自分から行動して情報を入手していきましょう。ベッドの上で寝転んでスマホをいじるだけでは、企業の見えない情報までは手に入らないのですから。

5.人生観・経験を企業との接点につなげる

企業側の考えとして、どんなに成績優秀な就活生でも、志望動機と企業理念と運営方針に食い違いを感じた場合、採用に対して慎重になります。求めている人物像と就活生の能力や経験との接点を見極めているためです。

注目ポイント

接点はいろんな角度から探れます。例えば、普段から飲んでいるジュースのペットボトルが手に届くまでに、飲料メーカー、運送業者、販売店などさまざまな企業を経由しています。企業との接点は身近な所に存在しているため、豊富なバリエーションを考えられるでしょう。

6.将来性を感じさせる自分の能力をアピール

新卒採用の場合はアルバイトやボランティア、インターンなどへの参加経験が注目されます。 「これまで何をどう経験してきた、なぜやってきたのか」、またその経験によって得たスキルで「何を実現したいのか、どうできるのか?」などを、社会に出た際にどのように活用できるのかアピールしていきましょう。

7.仕事にかける意気込みに具体性を

志望動機に記載する「入社してやりたい仕事」が明確で具体性があればあるほど、意気込み・熱意を伝えやすくなります。すでに社会人として働いている家族、親せき、学校の先輩などから話を聞いて、情報を得るのも有効です。 ただし、就活生の段階では実際の仕事内容を詳細には想像しづらく、知ったかぶりするのは避け、「仕事にかける意気込みと熱意」をアピールしてください。

8.具体的なビジネスプランを立てる

学校と違い、企業はスキルを学ぶ場ではありません。会社でスキルを学びたいという志望動機を、前向きなアピールと勘違いしている就活生は少なくありませんが、別の切り口を試しましょう。 企業は売り上げを伸ばして、利益をあげることを目的に活動しているため、「入社後に学ばせてほしい」という考え方よりも、「入社後にこのように貢献したい」という前向きなアピールの方が有効なのです。従って、会社のメリットだと感じられない内容を盛り込むべきではないのです。 志望動機には入社後にどのような活躍を目指したいのかを軸に、将来的なビジネスプラン・キャリアプランを盛り込みましょう。それが企業への貢献につながる内容であれば、効果大です。

9.入社後に活かせる特技やスキルをアピール

学校で学んでいる分野や、中学・高校時代の部活動の経験など、何かしら人にアピールできるスキルや特技があれば、積極的に出していくべきです。 入社後には社会人として自分から学び取る姿勢が重視されるようになります。社内の教育制度を利用するだけではなく、自発的に学び取り、チャレンジできる人材であるとアピールしておきましょう。

注目ポイント

  • 営業職:リーダーシップを発揮した経験・留学経験
  • 研究職:ゼミでの研究内容
  • 接客業:サークルやボランティアなどでのコミュニケーション能力

10.文字数は300〜400文字程度

採用担当者が1枚の応募書類を見る時間は、1分半から2分半といわれています。そのため、小さくこまごまとした文字だと目に留まらない可能性があります。適正な文字の大きさを考えた場合、300~400文字程度にしましょう。 文字の量と文字の大きさ、余白とのバランスを常に意識しておけば、採用担当者にとっても見やすい履歴書に仕上がるはずです。

11.レイアウトを意識

複数ある履歴書の項目で、志望動機だけ内容が濃くならないようにバランスにも気を使いましょう。履歴書は自分の「分身」である点を意識して、見た目を整える気持ちでレイアウトを意識してください。

就活生に人気の業界別:志望動機の例文13選

履歴書の基本ルールを知ったところで、ここからは就活生に人気の業界へ応用できる例文12選を紹介します。業界ごとの例文を参考にして、誰にも負けない志望動機を完成させましょう。 志望動機は業界ごとに内容を変えるべきであり、そのためにも、目指している企業の研究を徹底しましょう。履歴書の志望動機や自己PRは、面接で違った角度から切り込まれたとしても、明確に受け答えできるかを考慮しておく必要があります。

徹底的な業界研究を先におこなおう

志望動機の書き方には決まったルールはないものの、中身がない物やありきたりな内容は避けてください。採用担当者の目を引き、心を掴むような文章にしなくてはなりません。文章力に自信がないと思った人もいるでしょうが、安心してください。 文章のきれいさよりもきちんと整っているかが重要であり、いかに志望先の企業について理解を示せているかが大切な要素となります。そのためには、念入りな企業研究を行って置く必要がありますね。企業の魅力、自分が目指す理由を明確に理解した上で、作成に取り掛かってみてください。

例文を「書き写す」のではなく「参考」に

ここから紹介していく志望動機の例文は、あくまで参考程度にとどめてください例文の丸写しでは何の意味もありません。情報社会が発達している昨今では、例文そのままの履歴書で書類選考を通過できるほど甘くはないのです。 例文の構成や業界ごとに必要な書き方の傾向を把握することを目的として、さっそく例文を見ていきましょう。

6大業界・例文12選目次

  • ♦ 総合商社業界を目指す祭の志望動機の例文
  • ♦ 金融業界を目指す際の志望動機の例文
  • ♦ メーカー(製造業界)を目指す際の志望動機の例文
  • ♦ 運輸業界を目指す際の志望動機の例文
  • ♦ 小売業界を目指す際の志望動機の例文
  • ♦ クリエイティブ業界を目指す際の志望動機の例文

総合商社業界を目指す際の志望動機の例文

学生からの圧倒的な人気を誇る総合商社業界。激務と言われていますが、人気は衰えることがありません。日本のみならず世界を股にかける商社ならではの志望動機の特徴を押さえていきます。

実体験を強調した志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は6ヶ月間南米の色々な国を渡り歩きました。その中で何度も気づかされたのは日本製品の質の高さです。 日本国内では当たり前のものが、南米では高級品の証である「Made in Japan」として販売されています。そんな文字を見るたび、南米のマーケットでより日本製品を売り込み、日本製品の良さを現地の人にもっともっと知ってもらいたいと感じるようになりました。 既に南米進出に成功している企業ではなく、まだ世界に名を知られていない企業で世界進出をして、自分の力を試してみたいと思っています。そこで出会ったのが貴社であり、日本国内においてトップシェアを誇る●●の南米進出を説明会で知りました。 貴社は総合商社の業界の中でも常に独自な角度から展開してきた実績があり、それを魅力と感じております。また、社風である「常に前へ」の精神にもとても感銘を受けました。そして会社説明会での先輩社員の方の経験談を聞き、貴社に入社したいと強く願うようになりました。

自分の特徴と社風を強調した志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は周囲に影響を与える社会人になりたいと考え貴社を志望しました。野望ともいえる大きな夢を実現できるのは貴社ほど向いている企業はありません。なぜなら御社が発信し、世界シェアNo.1を取った●●が私に大きな影響をあたえているからです。 将来さまざまなジャンルで周囲を巻き込んでいける人材になるために、挑戦する精神を重視する社風を会社説明会で知って日に日に志望度は高まるばかりです。貴社の社員の一員として社会にメリットを与えられるように頑張ります。

金融業界を目指す際の志望動機の例文

三大メガバンクの中でも三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は就職人気ランキングトップ10の常連です。金融業界が大打撃を受けた2008年のリーマンショックの影響を脱し始めたこともあり、安定志向を求める学生からの人気はさらにあがっています。

銀行への志望動機の例文

参考になる例文

  • ホームセンターでアルバイトし、サービスの先にあるサービスとは何かを考えて施策を行いました。 セルフレジでいたずらする子供に注意を促すため、注意書きを子供目線の高さまで下げて提示したり、高い商品棚の前をできるだけ通るようにして、困っているお客様がいないかどうか確認しました。お客様から「助かったよ、ありがとう」という言葉をいただくのが何よりの喜びでした。 この経験から仕事において受け身ではなく問題意識を持って、お客様に接することで感謝される仕事が御社の●●部門なら実現できると思い志望しました。銀行が幅広い企業にサービスを提供できれば、日本全体が豊かになり、みなが安心して暮らせるようになります。その業務に力を注ぎたいと考えています。

生命保険会社への志望動機の例文

参考になる例文

  • 生命保険の魅力は人が困ったときに手を差し伸べ、助ける役割を担っている点です。私はこれまで多くの人に支えられて生きてきました。そのため、今度は私が保険を通して、人の人生に寄り添いながら応援するのが最大の恩返しであると思い志望しました。 とくに御社の●●部門で地域のお客様の生活に接しながら、●●の営業活動を通じて、豊かな人生設計を考えていきたいと思っています。 私の父は貴社の生命保険に加入しており、理解に時間がかかる内容をキャリアアドバイザーさんがお越しくださって、父はもちろん私でもわかる内容までかみ砕いで説明してくださいました。 入社後はあのキャリアアドバイザーさんのように誰にでも契約内容が説明できる人を目標とします。将来的には難しいものを誰にでも伝わる方法を追求したいと考えております。

メーカー(製造業界)を目指す際の志望動機の例文

メーカー業界は営業職と研究職のどちらを希望するかによって、内容が大きく異なります。営業職を希望する場合はライバル企業との比較を行って企業の特徴を掴むのがポイントです。 一方の研究職は専門性が高いため、卒論のテーマや大学で取り込んできた内容について、入社後に配属先の部門でどのように活かせるかを書くのがポイントとなります。

自動車メーカーへの志望動機の例文

参考になる例文

  • 御社の前人未踏の領域に踏み込むベンチャースピリットに強く惹かれています。古くから身近な交通手段であった自動車も今では年々、飛躍的な進歩を遂げています。 御社の自然環境と経済的視点から考えられたエンジンは、まさしくその進歩を後押ししたと考えております。想像もつかない先進性とアイデアにはつねに感動と驚きを憶えます。 先日父が1台の車を購入しました。日本車より外車がいいという考えを持った父親に御社の●●車の性能、機能、そして未来を語ったところ、外車を諦めて御社の車を購入しました。御社の車のアピールポイントを、人にその魅力を最大限伝えられるほど理解しています。

製薬会社への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は薬剤師を目指して薬学部に進学しました。現在は骨の老化に関する薬の研究開発に携わる技術職を志望しています。 大学時代に薬の大切さを知りましたが、驚いたのはその裏に何人もの研究者が何年もの歳月をかけ研究に励んでいるということです。そういった努力が結晶となって、1つの薬ができあがることに大変魅力を感じました。 人間は年を重ねるごとに骨が老化してきます。これは永遠の課題です。この永遠の課題に対して、どれほど突き詰められるか。御社の研究機関で安全性の高い薬づくりを目指したいと考えています。

半導体メーカーへの志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は自動車や家電製品など、人々の暮らしを支える便利な製品の中にある、半導体部品の開発に興味を持ち、志望いたしました。よりよい製品の心臓部である半導体の製造に携わることで社会貢献しつつも、製品の品質を第一に考える貴社の姿勢に共感いたしました。 さらに、多彩な製品を市場に供給し、幅広い企業から品質・性能面で高い評価を得られている事や、自社生産を貫き、「微細化技術」に頼らずに新規開発を進める事で得たノウハウ・開発力にも魅力を感じます。 上記に加え、様々な研修制度を活用しながら、自身が一生懸命に努力する事で、知識・技術力の幅を広げることができ、私の夢へと挑戦できる環境が貴社にはあると考え、志望致します。

運輸業界を目指す際の志望動機の例文

私たちの生活に欠かせない運輸業界。就職人気企業ランキングで毎年3位以内に入るANA(全日本空輸)やJR、東京メトロなど、そのサービスがなかったら社会が回らなくなるインフラ企業ばかりです。社会的使命感を持って仕事ができるため、就活生からの人気が高い点が特徴です。

鉄道会社への志望動機の例文

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  • サービス業界で働きたいと考えている私が、御社を選んだ理由はただ1つ。鉄道こそ最高のサービス業であると思ったからです。一日も休むことなくお客様にサービスを届けて続けることはまさにサービス業です。 そしてなくてはならない存在に使命感を感じています。到着時間の誤差が30秒以内の世界1の日本の鉄道のクオリティを誇りに思っています。 御社は都心ならず、郊外にも路線が伸びており、それは市民生活の充実に貢献しています。人々の生活と社会に対して活気を与える存在を目指します。

航空会社への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私の父親は航空会社のパイロットでした。そのため、空港は私にとってとても身近な存在です。幼いころから父に連れられ何度も空港を訪れましたが、そこで働く職員たちはみな素敵でした。 その中でも、機内での客室乗務員のお客様ひとりひとりに寄り添ったおもてなしをする姿に憧れを強く感じました。昨年には約半年間、自分に足りない能力を補うために留学を決意し、カナダに語学留学をしていました。 その結果、英語での日常会話はネイティブとほぼ変わらぬほどになり、微妙な訛りにも対応できるようになりました。自らの経験と向上心を活かして、お客様に対する真摯な姿勢を学びながら、貴社に貢献したいと思います。

小売業界を目指す際の志望動機の例文

生活用品などの販売を手掛ける小売業界。今回は飲食店なども含めて例文を紹介します。接客を伴うため、お客様からの反応をダイレクトに感じられる小売業やサービス業は、大変ながらもやりがいを感じられる仕事です。

販売店への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は人と接することが大好きで、接客業として活躍できる御社を志望しました。 貴社は●●地方に多くの拠点を持ち、地域密着型の店舗としてアフターケアにも力を入れられている点に魅力を感じています。 就職活動では小売業全般から考えていましたが、業界研究を進めるうちに「百貨店」という事業業態に魅力を感じるようになりました。 貴社の説明会に参加させていただいた際、「ただ個人の目標を達成するのではなく、チームとして目標達成に向けて力を合わせる」という実例を聞き、百貨店への入社を目標にしました。取り扱い商品に対して誰よりも詳しくなり、お客様へ最適な商品を提案できるように、入社後は努力したいと考えています。 自分の出身地である●●地方において、貴社が集中的に出店されている点も、私にとって●●百貨店が身近な存在になった理由です。以上が、貴社への入社を志望する理由です。

飲食店への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私が貴社を志望する理由は、幅広いチェーン展開により、おいしい料理を高品質・低価格でお客様に提供されている点に、大変魅力を感じたためです。 事業拡大が顕著である外食産業において、貴社は年間に50店舗以上の店舗拡大をおこなっており、他の企業よりもスピード感を持った展開で、地域に密着した飲食店としての地位を高められていると感じました。 入社後は貴社の一員として、お客様一人ひとりに満足していただける接客を目指すとともに、素敵な思い出を残すお手伝いをしたいと考えています。 接客をマスターした後は、自分自身でチェーン展開エリアを決められるポジションを目指したいとも考えています。その最終目標に向かって自ら学ぶ姿勢を大切に頑張りたいと思い、貴社を志望いたしました。

クリエイティブ業界を目指す際の志望動機の例文

芸術系の学生を始め、就活生の人気が高いクリエイティブ業界。デザインやものづくりに携わる仕事として、街中で自分が手掛けたものを見かけると誇らしくなります。 センスだけでなく、バランスの良さも求められる業界であり、人間関係を上手く構築できるかも重要な要素です。それでは、クリエイティブ業界への志望動機例を紹介しましょう。

出版社への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は読書が好きで、特に貴社の雑誌である●●を5年間にわたって愛読させていただいております。その制作に携わらせていただきたいと考え、貴社を志望いたしました。 近年では若年層の活字離れが深刻と言われていますが、書籍は人々の生活に欠かせないものであり、なくしてはいけないものと考えています。 貴社の発行されている●●では、命の尊さなど人生においても大事なものを学ぶことができました。今でも心の支えになっており、今後も広く世の中に普及させていきたいと考えています。 そのため、貴社の電子書籍部門として書籍の新しい形を模索し、コンテンツを普及させる編集部の一員として、活躍したく貴社を志望しました。

デザイン事務所への志望動機の例文

参考になる例文

  • 私は、人々の記憶にのこる印刷物のデザインに携わりたいと考え、貴社を志望しました。 子供の頃に見たジュースのポスターに心を奪われたことがきっかけで、デザインに興味を持ち、大学では視覚デザインを専攻。食品から自動車まで、幅広い広告デザインを手掛けられている貴社の事業内容に大変魅力を感じています。シンプルで王道なデザインだけでなく、流行を取り入れた挑戦的なデザインも手掛けられるなど、業務の幅の広さも志望理由の1つです。 貴社へ入社後は、大学で学んだデザインのスキルや考え方を活かし、スポンサーの意向を読み取ったデザインを考案し、街中でも目を引くポスターの制作を目指したいと考えています。

少し例外的な志望動機の書き方の例文

業界ごとの志望動機の例文を参考に、自分だけのオリジナルの志望動機を作成してみてください。ここからは、上記項目にあまりしっくりこなかった人のため、例外的な志望動機の書き方を紹介します。 就活生皆が同じポイントを見て他の人と同じような志望動機になってしまうといった罠に陥らないためにも、この"番外編"に目を通して知識の幅を広げましょう。

身内の話を使って情に訴えかける作戦

参考になる例文

  • 私の祖父は小さな電器店を営んでいました。 幼い私が遊びに行くと、お店の中の商品を手に取りよく話をしてくれました。その話の中で、一番私の心に残っているものは、御社の創立者が発明したタコ足配線の話です。 隣に住んでいる家族が、1つのコンセントを奪い合っているといういさかいを聞いて、タコ足配線を思いつかれたということでした。御社の商品作りの原点がここにあるのではないでしょうか。人、世の中にとって本当に役に立つ商品を作りだし、提供していこうという御社の姿勢に感銘を受けました…

上記にある祖父の話のように身内を引き合いに出し、間近に見た体験の具体性を、志望先の企業と関連付ける方法です。 具体的な話を盛り込むことで、担当人事の興味を沸き立たせることが可能で、なぜ「御社」なのかという部分についても魅力的に伝えられるようになります。 志望する企業をピックアップしたら、しっかりと企業研究を行い、その企業のセールスポイントと、上手にオーバーラップさせるようにしましょう。 身近にストーリーが転がっていない場合は、自分の遠い親戚まで範囲を広げて、志望動機に結び付けられそうなものがないかをヒアリングしてみましょう。

企業を否定・批判するところを始点とする

企業を否定、批判するという方法は非常に危険な方法ですが、上手く活用すると「企業研究をしっかりと行っている」、「目的を持って行動している」という印象を与えることができます。 今は多くの問題があるものの、自分はそこに可能性を感じて応募している、という内容を主張すればいいわけです。

参考になる例文

  • 私たちの毎日を支えている鉄道業ですが、それだけに不満も多くあります。ICカード乗車券の導入などで確かに便利になってきました。 しかし、通勤・通学ラッシュはほとんど緩和されていませんし、列車の遅延も日常的です。利用客の安全を第一に考えながら、より便利で快適な通勤・通学手段にすること。そこに自分の情熱を注ぎたく貴社を志望しました。

生意気だという理由で選考を通過できない可能性があるものの、ありきたりな志望動機よりは熱意や情熱を伝えられるため、効果的であると言えます。 ちなみに、現状の改革に意欲的な企業、世の中を変えたいというミッションを掲げるベンチャー企業では、こうした志望動機は「自分の意見がある」と判断され、ポジティブに捉えられる場合もあります。

印象に残らない志望動機だけは避ける

採用担当者の中ではすでに欲している人材のイメージが出来上がっているため、志望動機や自己PRからそれを判断します。 一日に何十枚、何百枚の応募書類に目を通す中で、「またマニュアル通りの学生か」と思われないためにも、採用担当者の気持ちを動かせるような志望動機にしなければなりません。

どの企業にも当てはまるありがちな表現・紋切型の表現

マニュアル本でよくみかけるありがちな表現である、紋切型(※もんきりがた:決まり切ったやり方のこと)の言葉は書いても意味がありません。履歴書の志望動機ではわからない部分をごまかしたくもなりますが、就活生の多くが似たような表現を使っているため、採用担当者へ強い印象を与えることができません。 紋切型の言葉とは決まり文句であり、定番の言葉は採用担当者の印象に残らないと意識しましょう。

志望動機のNGワード10選

志望動機のNGワード10選を把握し、絶対に使わないようにしましょう。無意識に使ってしまわないよう、履歴書を書く際にはこの項目を見直してみてくださいね。

NGワード

  • 「御社の将来性に魅力を感じて」
  • 「コミュニケーションが得意です」
  • 「御社で自己実現がしたい」
  • 「人と接することが大好きです」
  • 「人とたくさん出会える仕事がしたい」
  • 「以前から憧れていて」
  • 「社会に貢献していきたい」
  • 「成長できる仕事がしたい」
  • 「人から感謝される仕事に憧れていて」
  • 「仕事を通じて人脈を広げたい」

熱意が伝わる書き方を心がけよう

志望動機は十分な企業研究と、自分の中の棚卸さえできていれば、そう難しいものではありません。履歴書を手に取った採用担当者に対し、一目で熱意が伝わるような書き方にさえなっていればよいのです。 そのためにも基本的なマナーを守り、些細なことで減点の対象にされないように気をつけていきたいですね。

履歴書の志望動機は新卒者として印象に残るものを!例文を参考に希望の業界を目指そう

就職活動における企業選びは、後の人生を左右するくらい重要です。入社すれば、1日の大半以上をその会社に捧げるため、なるべく自分が本当に入りたいと思う企業を目指しましょう。 書類選考は最初の段階であり、まずはきちんと読まれる履歴書でなければ、先へは進めません。紹介した書き方のポイントや基本ルールを守り、採用担当者にインパクトを与えられる志望動機を作成しましょう。例を参考に、自分だけの志望動機を作り上げてください。 後悔しないためにも企業研究と自己分析を行い、志望動機を作るための盤石な体制を築きあげましょう。志望動機を作成するために、先輩たちの回答例を参考にしてみるのも良いでしょう。キャリアパークでは、内定者の志望動機まとめ集を無料で配布していますので、対策を立てるのに使ってみると良いでしょう。

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