事前に年収や適職を見極めるのが転職成功のカギ

2020年06月25日(木) 更新

接客・販売職の志望動機の作成ポイント4つ|経験者と未経験者別作成例文もご紹介

販売職の志望動機を考える上でやっておきたい2つの準備

①自己分析で強みや目標を知る

販売職の志望動機は、事前の準備が大切です。漠然とした内容にしないための方法2つをご紹介します。1つ目は自己分析です。どんな人にも、じっくり考えなければ気づかない自分の核といえるものがあります。しかしそれは、自己分析を通さなければ見えてきません。販売職であれば、「なぜ販売職をやってみたいのか」「どうしてその企業を選ぶのか」のように、「疑問」に対する答えを探しましょう。そうすることで、自分の強みや目標が見つかり、志望動機に活かせます。

②企業研究で求められる人材像を見極めておく

志望動機を作成するには、企業研究も欠かせません。企業理念や事業形態、今後の展開といった部分はもちろん、求められる社員像を見極めましょう。販売職であれば、コミュニケーション能力が高い人や、人当たりのよい人などが、求められる社員像であることが多いです。企業研究を重ねた結果、自分の強みと重なると絶好のアピールポイントとなります。

接客・販売職の志望動機作成ポイント4つ

志望した理由を示す

接客・販売職を志望する際、「何故接客をしたいのか」が提示されていないと、説得力がありません。販売職を目指している場合には、接客に対する興味や意欲、そしてその理由を提示してください。志望動機では、その企業を選んだ理由を明確に提示しておくことも重要です。志望企業に関連したエピソードや、企業の持つビジョン、その企業が持つ強みについて取り上げましょう。

自分の強みを打ち出す

理由を示したら、次は自分の性格の強みになる点を強調しましょう。たとえば、気持ちの切り替えがすぐにできる面を強調して、クレーム対応などへの耐性がついていることをアピールするといったことが挙げられます。他にも、常に向上心を持って目標を達成することができるといった、接客・販売職として持ち合わせておきたい性格面の長所を取り入れましょう。

学生生活やアルバイトで培ったスキルを伝える

これまでの学生生活やアルバイト生活の中で、培ってきたスキルを提示するのも志望動機で取り上げるべき話題になります。接客・販売職であれば、「コミュニケーション能力」や「マネジメント経験」、「商品知識」などがあると評価されやすいです。また、アルバイト経験がある人は「接客実績」や「売上記録」など、実際に評価された実績を提示しておくと、より強いアピールになるでしょう。

やりたいこと・キャリアビジョンを明示する

志望動機に取り上げる内容として最後に考えられるのが、就職後にやりたいことやキャリアビジョンを伝えることです。「自分は○○をしたいから、志望企業で販売職をしたい」といった言葉は、非常に強い説得力を持ちます。「●年後には○○売場の販売マネージャーを目指す」など、その企業の具体的な役職まで言及すると、企業研究をしっかりおこなっているアピールになるでしょう。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

接客・販売職の志望動機例文をご紹介【経験・未経験別】

接客・販売職のシチュエーション別志望動機を4つ紹介します。先程紹介したポイントを抑えつつ、それぞれのシチュエーションに合わせた内容になっているので、参考にしてみてください。

例文①接客・販売職の経験なし

私が貴社の化粧品販売スタッフを志望したのは、私自身が貴社の店舗にて、思わず笑顔になるほど気持ちのよい接客を受けた経験があるからです。化粧品販売の仕事は、最もお客様の近くでその笑顔に接することのできる仕事であると思っております。常に満足度の高い化粧品を開発し、多くのお客様に美しさと笑顔を提供している貴社の販売スタッフとして、今度は私が笑顔を提供する側になりたいと考えております。

例文②学祭やフリーマーケットなどの課外活動経験あり

多種多様な機種を取り揃えつつ、充実した接客サービスを実施している貴社の接客に携わりたいと思い、志望いたしました。貴社が販売している携帯電話は、多くの人が肌身離さず使い続ける「パートナー」です。だからこそ、よりお客様に寄り添い、お客様に合った提案をしなければなりません。
私は大学の学祭やフリーマーケットなどの課外活動で、接客や販売活動をおこなっていました。その際、お客様の目線に立った接客や、販売実績を残すためにはどのような戦略を実行するか、常に考えながら行動していました。このとき培った経験によって、販売計画達成につながる、お客様を満足させるサービスのスキルを持っていると自負しています。就職後は、接客満足度ナンバー1と、ショップマネージャーになることの2つを実現させたいです。

例文③アルバイトで接客経験あり

販売スタッフ個人の意見を吸い上げる貴社の社風は、お客様の満足度向上と売り上げアップを両立させるための努力がしやすい環境だと考えています。そのため、私は貴社を志望しました。私は大学時代、ホテルのスタッフとして接客業を経験していました。その経験で培った接客マナーや柔軟な対応力は、貴社の販売業務でも活かせることと思います。
ホテルの接客においては、お客様の満足度に貢献することができます。しかし、販売と違い自分のあげた実績が具体的には見えません。販売スタッフとして携わり、売り上げ実績を積むことによって、数字という絶対的な評価でも結果を残したいです。

例文④同業界での販売経験あり

私は、販売員として働き続けられる環境が整っているだけでなく、店長、エリアマネージャーとキャリアアップしていくための教育体制がある貴社で、大好きなアパレルに関わっていきたいと考え、志望いたしました。大学在学中はアルバイトでアパレル販売員をしていたので、そこで培った接客のマナーやスキルを、貴社でも活かせると考えています。
アルバイトでの経験を活かしながら、一生懸命頑張っていきたいと思います。店長、さらにはエリアマネージャーを目指して、ぜひ貴社でチャレンジさせて頂きたいです。

販売職の志望動機を考える際の注意点

販売職との関連性が薄い内容はNG

販売職の志望動機を考える際、注意しておきたい点があります。まず、志望動機の中身は、仕事内容と関連したものでなければなりません。販売職の志望動機に「スポーツを続けている分、体力に自信があるため~」といったスキルを書いたとします。販売職は体力仕事の面もありますが、この動機ではとくに重要な接客スキルについて見えてきません。どの業界でも使えそうな内容は個性がなくアピールにつながりにくいです。そのため、接客・小売業界に関連性のあるスキルや実績をアピールするように心がけましょう。

アルバイト志望とは違うことを意識する

販売職の業務では、接客やレジ、発注作業などはアルバイトでも経験することがあります。将来像などを志望動機に取り入れる際、「どんなお客様も喜ばせる接客がしたい」という内容だけでは説得力が無いため、採用の決め手にもなりません。
マネジメントや販売計画、売上目標など、「社員の立場だからこそできる仕事」を提示しましょう。それらの内容を、やりたいことやキャリアビジョンとして提示することで、販売職の社員として働く本気度を示すことができます。

就活で接客・販売職の志望動機を答える際はこれまでの経験と将来像を取り入れよう

販売スタッフの志望動機の書き方を、例文とともにご紹介しました。販売スタッフの志望動機を考える際は、経験から培ったスキル、接客業に魅力を感じる理由、販売スタッフとしての目標などを志望動機の内容にするとよいでしょう。志望動機を作成する際は、自己分析と企業研究を忘れないでください。熱意が伝わる志望動機で、販売職の就職や転職を目指しましょう。

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