2020年06月19日(金) 更新

損害保険業界3メガの比較|就活生が知っておきたい各グループの詳しい事業内容や取り組み

保険業界を目指す理由とは

まず保険業界を目指す理由にはどういったものがあるのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:あなたが志望している企業or業界と、志望する理由を教えてください。また、企業探しの方法と、重視する部分も教えてください。

就活生の回答

私が志望している業界は、東京海上日動火災などの保険業界です。その理由は二つあります。まず一つ目は、東京海上日動火災保険のインターンに参加した際に、実際に部署への配属になり、課題に取り組むという内容だったのですが、社員の方々の雰囲気がとても魅力的で自分もここで働きたいと感じたからです。特にお世話になった社員さんには、個人的に相談にのってもらったことがとても印象に残っています。二つ目は、最近火災や地震などの自然災害の影響が増えてきているので、少しでも自分も関わって協力していけたらと感じたからです。企業探しのやり方は、OBの方からの紹介、リクナビを使っています。重視したい部分は、社風、働く環境の良さなどです。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

損害保険会社のイメージは全国転勤!

■調査方法:twitterを使用して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/25
■投票数:113

損害保険会社のイメージについてアンケートをとったところ、全体の58%の方が「全国転勤!」と回答しました。損害保険会社といえば全国転勤のイメージをもっている方も少なくないとは思いますが、その反面家賃補助をはじめとした福利厚生はとても充実しており、そこに魅力を感じる就活生は数多く存在します。この記事では就活生からも人気のある損害保険会社の就活対策のコツについて説明していきます。

自分は保険業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、保険業界の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、自分の強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。
My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分が保険業界に向いているタイプか、診断してみましょう。

損害保険会社の比較には企業理解を深めることが大切

損害保険会社を比較して志望する企業を絞るには、企業ごとの理解を深める必要があります。企業理念や詳しい事業内容、業績や成長率など、多方面の情報を集めましょう。そして、集めた情報を元に様々な企業を比較することが大切です。

損害保険業界は3メガ体制

おさえておきたい3グループ

損害保険業界は、3メガ体制とよばれています。損害保険業界のシェアを占めている3つのグループは、東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングスです。それぞれが、損害保険業界での生き残りをかけて経営統合を選択しています。3つのグループについて、詳しくみていきましょう。

比較①:東京海上ホールディングス

国内最大の損害保険会社

まずは、東京海上ホールディングスについて紹介します。2017年3月期 決算記者会見資料によると、2016年度の正味収入保険料は3兆4,804億円でした。正味収入保険料とは、損害保険会社が引き受けたリスクに対する保険料のことであり、売上高に相当するものです。東京海上ホールディングスの国内における損害保険事業は、以下の5つの会社で構成されています。

東京海上ホールディングスの国内損害保険事業

  • 東京海上日動火災保険株式会社
  • 日新火災海上保険株式会社
  • イーデザイン損害保険株式会社
  • 東京海上ミレア少額短期保険株式会社
  • 東京海上ウエスト少額短期保険株式会社

海外事業に力を入れている

東京海上グループは、世界38の国・地域、483都市に拠点を設けています。企業HPの沿革によると、2015年2月には「東京海上日動火災保険」の南アフリカを本拠とする保険グループ「ホラード社」との、業務提携を完了しました。また、同年10月には東京海上日動を通じ、米国スペシャルティ保険グループHCCインシュアランス・ホールディングス社の買収もおこないました。年間を通して、海外事業に関する取り組みをおこなっているのです。

東京海上日動火災保険株式会社では「働き方の変革」を進めている

東京海上グループの事業セクションによると、東京海上日動火災保険株式会社では、「働き方の変革」を進めています。ITの活用と、ビジネスプロセス改革による生産性向上が狙いです。「次世代モデル」と呼ばれるタブレットを活用したオフィス業務の削減により、営業推進時間を増加させる取り組みを進めています。

比較②:MS&ADインシュアランスグループホールディングス

経営統合で発足した企業集団

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、三井住友海上グループ、あいおい損害保険、ニッセイ同和損保の3社が経営統合して発足した企業集団です。その後も合併を経て、現在は主に以下の会社で構成されています。

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

  • 三井住友海上火災保険株式会社
  • あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
  • 三井ダイレクト損害保険株式会社
  • 三井住友海上あいおい生命保険株式会社
  • 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社

損害保険事業3つの特徴

損害保険事業をおこなう3つの会社には、どのような特徴があるのでしょうか。MS&ADインシュアランスグループの経営戦略を元にご紹介します。まず、三井住友海上火災保険株式会社は、グローバルな保険・金融サービス事業を展開する会社です。そして、あいおいニッセイ同和損保株式会社は、トヨタグループ・ニッセイグループとのパートナー関係を活かした営業をおこなっています。
最後に、三井ダイレクト損害保険株式会社の事業内容をご紹介します。三井ダイレクト損害保険株式会社は、インターネットや電話を通じた通信販売を専門とした、個人向け自動車保険および医療保険などの販売が中心です。

新商品開発や新サービスを強化している

損害保険事業では、新商品の開発や新サービスに関する取り組みを強化しています。具体的な取り組みとして、4つの事業をみてみましょう。

損害保険事業における新ビジネス

  • ・メガソーラー・中⼩⽔⼒発電向け保険
  • ・テレマティクス技術を活⽤した⾃動⾞保険
  • ・⾷品・農業関連ビジネス向け総合保障プラン
  • ・ドローンのリスクを総合的に補償

比較③:SOMPOホールディングス

国内損害保険事業を中心に介護なども手掛けている

SOMPOホールディングスは、国内損害保険事業を中心に介護やヘルスケアも手掛けています。国内損害保険事業を手掛ける関連会社と、介護・ヘルスケア事業の関連会社は以下のとおりです。

国内損害保険事業の関連会社

  • 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
  • セゾン自動車火災保険株式会社
  • そんぽ24損害保険株式会社
  • 損保ジャパン日本興亜DC証券株式会社
  • SOMPOリスケアマネジメント株式会社

介護・ヘルスケア事業の関連会社

  • SOMPOケア
  • SOMPOケアメッセージ株式会社
  • SOMPOケアネクスト株式会社

リスクの多様化に対して商品やサービスを提供している

SOMPOホールディングスの国内損害保険事業では、多様化するリスクに対する商品やサービスを提供しています。昨今、人と人を繋ぐコミュニケーションツールとして、SNSが大幅に普及してきました。そこで、損害保険ジャパン日本興和株式会社は、2016年12月にネット監視サービスに緊急対応機能をセットした、「ネット炎上対策パッケージ」の販売を開始しました。

「ライフ&キャリア応援休暇」を新設した

損害保険ジャパン日本興亜株式は、2016年12月に「ライフ&キャリア応援休暇」を新設しました。社員のライフスタイルとキャリアの充実を、企業の成長に繋げるのが目的です。特別連続休暇(年間5日)および指定休暇(年間4日)に加え、年間5日の有給休暇の取得を必須と位置付けて推進します。ライフ&キャリア応援休暇は、不妊治療や養子縁組、資格取得やアニバーサリーなどで取得可能です。性別による制限はなく、社員ひとりひとりの多様なライフスタイルとキャリア構築を後押ししています。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

損害保険会社の内定者達の就活体験

損害保険会社に内定が決まった人達は、どのようにして内定を獲得したのでしょう。ここでは、その就活体験をご紹介します。

損害保険会社の就活体験談

私は保険業界に興味があったので、損害保険会社を志望しました。しかし、大手の侵害保険会社はとても人気が高く、倍率も20倍以上だったため、競争倍率の低い会社を狙いました。 いざ企業研究してみると、小さな企業でもとても精力的に取り組んでおり、大手の損害保険会社にも負けないくらいの熱量を感じました。保険業界は離職率が高く、面接でも「どれだけの熱量があるのか」を中心に見ているように思いました。 自分がどれだけ保険業界に入りたいのか、なぜその損害保険会社を選んだのかをより具体的に伝えることで、面接官の印象に残り、無事内定を獲得できました。

損害保険会社の比較は3メガと呼ばれるグループをおさえて就活に役立てよう

いかがでしたか。損害保険会社を目指している就活生は、3メガと呼ばれるグループについておさえておきましょう。東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングスの3つは、さまざまな企業からなるグループです。3つのグループをはじめ、さまざまな損害保険会社を比較した上で、就活を進めていきましょう。

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