2016年11月25日(金) 更新

就職浪人が就活で不利な理由

就職浪人は選考基準が全然違う

就職浪人をすると就職に不利になり、きつい…などと聞くと、前回の就活の反省を活かして自己PRや企業に対しての研究も前回よりもずっとレベルが上がっているはずなのに、と納得できないかもしれません。しかし、就職浪人というものは、それでも不利であり、きついのです。まず、「就職浪人」とは、言葉からして大学を浪人するのと同じ感覚であると勘違いしがちですが、実際には全くの別物であると認識しておきましょう。

就職浪人は「人」が判断基準となっている分、きつい思いをする!

その違いというのは、大学というものはどれだけ時間をかけても入試の点数がとれれば進学が可能です。つまり、点数が全てなのです。しかし、就職活動は、各企業が作った評価が基準となります。そして、特に人としての部分が大きな判断基準となるのです。なので、就職浪人を大学浪人と同じように捉えて、安易に選択してしまうと非常にきつい思いをし、就活で不利になるのは必至です。

必ず聞かれる就職浪人の理由

まず、就職浪人をしていると、面接で必ずと言っていいほどその事について触れられ、聞かれます。例えば、就職浪人をしようとした理由や、そのブランクの中でどのような事を学んだか、などです。そして、この質問に対し、就職浪人を決意する人のほとんどである「自分の思うような結果が出なかった」という本心を伝えたところで、良い印象を持ってもらえるどころか、自己中心的な考え方であると判断され、就活において不利になってしまう事が多いのです。

こんな面を見てもわかるように、やはり企業側に自己中心的と捉われかねない理由で就職浪人をした人よりも、新卒の人の方を採用しやすくなってしまい、不利となってしまうのです。

就職浪人を選択した根拠=ゼロは評価がきついものに

また、就職浪人の理由に説得力のある内容を用意できたとしても、企業には、あくまで「就職先を1年で決定出来なかった人」というレッテルを貼られてしまいます。業界や職種、会社の規模にもよるのですが、そのように就職浪人に対してとにかく厳しいという企業もあれば、就職浪人に対して比較的寛大な企業もあるにはあります。

自分が希望する業種や企業が、就職浪人に対して寛大なタイプであれば就職もそこまできついわけでもないですが、その逆の企業もあるため、就職浪人の決意は、慎重に考えなければいけません。

面接の最終段階で来る、きつい質問攻め

それでは、どのような業種や企業が、就職浪人に対して厳しいのかというところですが、就活塾などでは、企業の傾向はある程度把握しているはずではあります。しかし、就活をしている本人が実際にそこに気付けるのは、選考が最終段階に入った、最終面接の時なのです。

企業によっては、前段階の面接では就職浪人について一切触れない場合もあります。しかし、そこで油断は禁物なのです。なぜなら、そのような企業に限って最終面接になってから就職浪人についてのきつい質問攻めが来るからです。場合によっては就職浪人の質問攻めだけで面接が終わってしまうケースもあります。

面接官からのきつい質問を乗り越えられる程の理由が必要

そして、最終面接の段階では本当に優秀な応募者しかいないわけなので、基準もかなり高いものになってきます。最終面接の段階でライバルが新卒であった場合には、スタート地点が違うと考えたほうが良いでしょう。このような場合、自力で答える内容を最大限にまとめた程度では、内定を取るには非常に困難です。さらに、最終面接の段階に入った時期には、他の企業も応募を締め切っている場合が多く、後がないのです。

就職浪人が就活に不利な理由=自己中心的と判断される可能性が高い!

今回は、就職浪人が就活で不利な理由についてみていきましたが、いかがでしたでしょうか。

就職浪人は、立場的に不利です。大学浪人と同じようなものだと考えてはいけません。内定をもらうには、就職浪人をしていた理由を上手に伝えるだけではなく、新卒に勝る部分を企業側に納得させなければならないのです。そうでないと結果、きつい思いをするのはあなた自身の身に降りかかってくるようになります。就職浪人を考える際には是非今回のポイントを参考に決められてみてはいかがでしょうか。

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