2019年10月31日(木) 更新

就職活動を始める前に知っておきたい名刺の渡し方・受け取り方

名刺交換の基本マナー3つのポイント

就職活動では日常的にさまざまな人と会うことになります。ほとんどは初対面の人ですから、そこで名刺が活躍するわけです。渡し方と受け取り方を説明する前に、名刺交換の基本的マナーをお話ししておきましょう。ポイントは3つあります。

①:必ず名刺入れを持つこと。

就職活動で初めて名刺を作る際は、同時に名刺入れを用意するのが、大原則です。いくら学生だからと言って、名刺を直接ポケットから出したり、財布などから出したりすることは許されません。

②:必ず起立して交換すること。

椅子に座ったままの名刺交換はマナー違反です。就活のシーンの中で、たとえばこちらが待つ部屋に先方が入ってきた場合は、すぐに起立して、名刺交換の用意をするようにしましょう。

③:目下の人から先に渡すのが大原則

名刺交換は目下の人から先に目上の人へ渡すのが基本マナーです。ですから、就職活動の際の名刺交換は、「自分から先に渡す」といっていいでしょう。しかし、就職活動において学生の身分である自身が名刺を求められることは滅多にありません。名刺を渡す際は空気を読んで行うようにしましょう。

名刺の渡し方:テーブルを避けて挨拶とともに

では、具体的な名刺の渡し方と受け取り方について説明しましょう。まずは渡し方から。

・テーブル越しの名刺交換はマナー違反です。ですから、応接室や飲食店など、テーブルのある場所では、相手のほうへまわりこむようにして、テーブルを避けた場所で行うようにしましょう。

・姿勢よく起立し、名刺入れから名刺を取り出します。名刺を胸の高さで持ちましょう。両手で持つのがマナーです。

・新卒の就職活動の場合は「○○大学△△学部の××××と申します。どうぞよろしくお願いいたします」と名乗り、一礼してから名刺を差し出しましょう。

名刺はきれいなものを渡すように

気を付けたいのが、名刺の状態。就職活動で初めて名刺を持つという人は、名刺のあつかいに慣れていませんから、折れたり汚れたりした名刺を渡してしまうこともありえます。「名刺は顔」です。汚れた顔で就職活動する人はいないでしょう。名刺も常にきれいに保つよう、気を付けてください。

名刺の受け取り方:挨拶と一礼が大事

次に名刺の受け取り方の手順です。実は名刺は渡すよりも受け取り方のほうがむずかしく、特に初心者はまちがいを犯しがち。受け取り方は最初にしっかり身に着けるようにしてください。

受け取ったら名前の確認をしてテーブルの上に置く

受け取り方①
・相手から名刺を差し出されたら、「頂戴いたします」と一礼、必ず両手で、胸よりも少し高い位置で受け取るようにします。

受け取り方②
・その際、相手の名刺の会社のロゴなど、印字の上に指がかかるのはマナー違反です。

受け取り方③
・名刺を受取ったら必ず目を通し、もし読み方がわからなければその場で質問しましょう。後になって聞いたり、名前を間違って呼んでしまうのはNGです。「失礼ですが、なんとお読みするのでしょうか」と、この段階で確認するようにしましょう。

受け取り方④
・受け取った名刺は、テーブルの上に置くのが一般的です。その際、テーブルの上に自分の名刺入れを置き、その上に先方の名刺を乗せるようにしましょう。
以上が、正しい名刺の受け取り方と、押さえておきたいマナーです。

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就職活動における名刺の渡し方・受け取り方は挨拶と管理が大事

就職活動で名刺を活用するための、渡し方と受け取り方を説明しました。名刺交換のような儀礼は、最初に正しい手順やマナーを身に着けておかないと、のちのち恥をかくことにもなります。実際に、ベテランのビジネスマンでもきちんとした名刺交換ができていないことがあるのです。「名刺は社会人への第一歩」と自覚して、正しい渡し方、受け取り方をするよう心がけてください。

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