2017年06月29日(木) 更新
【休学による就活への影響】面接でも就職が不利にならない理由と有意義な時間の使い方3つ【留学・病気】
目次
休学は就活に影響する?
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「「休学」が就職活動に与える影響は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 印象を悪くする
- その間に何していたか懐疑心を持たれる
- 休学理由がしっかりとしていれば影響はないと思う
- しっかり説明できるかが試される
- 社会に馴染めない印象を与える
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「「休学」が就職活動に与える影響は何だと思いますか?」
ほとんどの就活生が、休学が就職活動に与える影響について意見を持っているようです。具体的には「何をしていたのか懐疑心を持たれる」というネガティブ寄りな意見があるなかで、「休学理由がしっかりしていれば影響はない」など特に影響はないと考えている就活生もいました。 では、休学は就活に何かしらの影響を与えるのでしょうか。ここでは、休学している学生の実態と就活で不利になるのかどうかについて見ていきます。
毎年約7万人の学生が大学を休学している
留学や家庭の都合で休学を考え始めた時、「就職に不利となるのでは」と心配する人は多いです。しかし、文部科学省の調査結果[PDF]によると、実際には毎年約7万人の学生が大学を休学しています。その理由として一番多いのは「経済的理由」となっていますが、他にも海外留学や病気などがあるようです。休学を選択する理由は人それぞれですが、決してその存在が珍しいわけではないでしょう
休学に対して親や友人は否定的
休学に対して、家族や友人は否定的な意見を持っていることが多いです。どうしても避けられない休学なら仕方ありませんが、自分の意志による休学だった場合、多くの大学生が周りから止められるようです。世間的にも、休学すると就職に響くという印象が強いといえるでしょう。しかし、実際に休学が就活に影響することはあるのでしょうか。
就職に対して休学が不利になるというわけではない
「休学は就職に不利になるのか」というと、必ずしもそうではありません。「一定期間海外に留学するため」であれば、留学で得た経験をプラスに生かせます。経済的理由であれば、仕方がないと捉えられる場合の方が多いでしょう。就職の際には「休学に至った理由」をしっかりと述べられるように、準備しておきましょう。
単位さえ修得できていれば就職で不利とならない
大学の中には単位さえ習得していれば、通わなくても問題ないというケースが多くあります。そのため、休学したとしても卒業に必要な単位を修得できているのであれば、就職に対しては問題ありません。就職活動の際に休学した旨を記載する必要もなく、不利になる心配もないでしょう。ただ、大学によっては履修方法や単位の制度が違うので、注意が必要です。
留学等の理由があれば評価が下がることは無い
休学するとしても、相手を納得させられるような理由があれば、評価が下がる可能性は低いといえます。留学等のタイミングで休学せざるを得なかった場合は、その理由を面接官に説明するようにしましょう。語学力を上げるという目的のための留学であれば、意欲的な姿勢がうかがえますので、場合によっては高評価を得られることもあります。
特に理由のない休学は反省している姿勢を見せる
それでは、留学等の明確な目的のない休学については、どう説明すれば良いのでしょうか。特別な理由もなく、「勉強不足だった」「学校に行きたくなくなった」というような理由で休学してしまった人は、反省している姿勢を見せることが大切です。休学した理由でネガティブな印象を与えないように注意しながら、今後はどうしていきたいのか、今はどのように変わったのかを説明しましょう。
休学理由として病気を伝えると不利になる可能性がある
体調を崩して休学するのは仕方がない面もありますが、企業側には「就職後も仕事を休む必要があるのではないか」と思われてしまい、就活が不利となってしまいやすいようです。しかし、すでに病気が完治している場合に、熱意や今後の自己管理能力を述べることができれば、その限りではないでしょう。しっかりと正しい伝え方をすれば、必ずしも休学が不利となるわけではないのです。
休学理由をはっきりと伝えられないと就職で不利となる
休学後の就職活動時には、臆病になってしまいがちです。そして、それが原因で休学した理由や経緯などを述べられない場合は、間違いなく就職で不利となります。しかしそれは休学したから不利になったのではなく、自分の意見を伝えられなかった弱さが原因です。就職したいという強い意志があるのであれば、休学についても臆せずしっかりと伝えましょう。そうすれば、不利にならないはずです。
休学を気にしない企業も増えてきている
企業によっては、就職活動での休学を対して気にしない場合もあります。就職活動時の面接で休学の理由などについて質問しないケースも、増えてきているのです。企業としても休学したから良くないという固定観念で決めつけるのではなく、学生の本質を見抜き、より良い人材を採用することに注力しています。この時代の動きから見ても、就職に対する休学はそこまで不利にならないと言えるでしょう。
休学期間中の時間を意味のあるものにすることが大事
もし休学するのであれば、その時間を有意義なものにすることが大切です。自由な時間を使って何かしたいことは無いか、熱中して取り組んでみたいことはないか、よく考えてみましょう。休学中の期間を有意義に過ごすことができれば、面接で休学中の過ごし方を聞かれたとしても、自信を持って答えることが可能です。
休学中の過ごし方①:フリーランスで仕事をする
何か専門的な技術を持っているのなら、休学中はフリーランスで仕事をしてみるのがおすすめです。Web関係の仕事であれば、インターネットを使って依頼を受けることもできます。休学中にフリーランスで仕事をしていた経験があれば、面接の際にも具体的なエピソードを添えた自己PRをすることが可能です。自分の興味のある分野について、スキルを上げるために挑戦するのも良いでしょう。
休学中の過ごし方②:大量の本を読む
休学中には、大漁の本を読んでみるというのもおすすめです。読書なら誰でも取り組みやすいですし、図書館を利用すればお金もかかりません。社会人になると、仕事や生活に追われてゆっくり本を読む時間も減ることが多いです。「休学中に300冊本を読む」など目標を決めて、様々なジャンルの本を読んでみましょう。読書をすれば教養を身につけることができますし、人生観が変わるような本との出会いがあるかもしれません。
休学中の過ごし方③:目的を持って旅に出る
休学の理由に海外留学があるように、何か目的を持って旅に出かけるのも良いでしょう。日本国内でもかまわないので、何のための旅なのかを明確に決めてから、計画することが大切です。日本や世界を旅してまわりながら、ノートやSNS等に記録を残しておくと、就活の場でアピール材料にすることもできます。思い出を増やすだけの旅にならないように、注意して計画を立てましょう。
休学は就活で不利とならないので落ち着いて面接で伝える理由を整理しておこう
休学を選択する理由は人それぞれです。休学をしたので就職で不利だと決めつけてしまっていては、何もはじまりません。いかに自分自身を伝えられるか、ありのままの自分でいられるかが就職活動において必要です。どういった質問があっても、臆せず述べる強さが求められています。休学した人にとって不利かどうかはとても気になる点だと思いますが、あまり気にする必要はないでしょう。落ち着いて就職活動に打ち込んでください。
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