2019年09月19日(木) 更新

【新入社員に初任給が高い企業TOP10】大卒者及び業界別の平均年収・給与を決めるポイントを大公開

就活生へ先輩から一言!

先輩から一言

国税庁の民間給与実態統計調査結果によると、2015年時点のサラリーマンの平均年収は420.4万円となっています。これは昨年と比べると約+15万円で、3年連続で上昇しました。新卒の平均年収は、やはり景気に大きく左右されます。
例えば2009年は、リーマンショックの影響でそれまでの430万円大きくから減少し、406万円となりました。 その後一旦持ち直したものの、2011年の東日本大震災の影響で再び減少。その後景気とともに徐々に上がりつつあるという状況です。

このように収入状況は市場の動きに合わせて変わっていきますが、ここで紹介するのはあくまで傾向値です。 収入は入社後の頑張りによっても大きく変わりますから、目安として参考にしてください。 また、もちろん収入が大いに越したことはないですが、大切なのはその状況を理解したうえでどの選択肢を選ぶか、ということです。 収入にとらわれすぎで自分の選択肢の幅を狭めないように気を付けましょう。

現役就活生は初任給についてどう考えている?

では、現役就活生は初任給について、どのように考えているのでしょうか。キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:新卒の初任給・年収はいくらくらいだと思いますか?また、あなたは就活でどの程度給料を重視しますか?加えて、給料が高そうだと思う業界or企業を教えてください。

就活生の回答

新卒の初任給はだいたい20万円で、年収はボーナスと合わせると300万円ほどなのではないでしょうか。ライフプランに合わせて貯蓄していきたいので、私は人生計画を練っています。そのため、給料はやりがいの次くらいに重視して企業選びをしています。また、新卒の給料や年収が高そうなのは商社で、安そうなのはサービス業だと考えています。商社は実績次第で給料が増えるうえに、福利厚生がしっかりしていそうなイメージです。サービス業の中でも、特に飲食店や清掃業者などが給料が低いイメージがあります。大手企業になれば高いのかもしれませんが、やはり商社や金融などの業界に比べると低いほうなのではないでしょうか。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

新入社員の初任給が決まる要素①住んでいる場所

大卒・新入社員の平均年収や初任給・月収また、ボーナスなどは業界・企業によって千差万別。また、新卒であっても地方在住か首都圏住みかといった、新入社員個人の違いによっても平均年収・初任給などは変わってくるようです。

平均年収や月収は地域によって物価や制度の違いがあるので、大卒・新入社員の平均年収・平均月収や初任給に違いがあるのは仕方のない事ですが、具体的に新卒の平均年収や月収・初任給はどれ位の差があるのでしょうか。

大卒新入社員の全国平均年収は地域によって80万円も差がある

大卒で入った新入社員の全国での平均年収は、200~230万円前後で平均月収が19万円ほどです。ただ地方によって新卒であっても、平均月収の最低賃金が異なるため、同じ大卒の新入社員であっても、大卒で入った新入社員の平均月収は13~15万円ぐらいが相場のところもあります。

これは大学卒業の平均年収・月収なので、高卒・専門卒の新卒だと平均年収・月収はもう少し下がります。高齢化が進んで団塊の世代が引退していくなか、新しい人材をいれていこうと新卒の初任給をあげる企業もあるようですが、平均年収となるとそこまで上げるには難しいようです。

ちなみに独自調査によると、新入社員の初任給・全国平均年収の上位が東京や神奈川で約230万円。新入社員の初任給・平均年収の下位が秋田や沖縄で150万円~160万円となっています。

新入社員の初任給が決まる要素②学歴

同じ新入社員でも学歴によっても平均年収・月収や初任給に差がでてくるようです。企業や業界によっては大卒しか募集していないというところもあるので、新卒の平均年収・月収に差が出てしまうのはしょうがない事なのかもしれません。

同じ新卒でも月給が2万円違うと、年収は単純計算で24万円変わってきます。高校卒業と大学卒業では初任給や平均年収にもそこそこ差が出るのが現状です。ここでは学歴別の初任給や平均年収について見ていきましょう。

高卒新入社員の初任給と平均年収

こちらも独自調査によると、新入社員の初任給は平均で短大で17万円、高校卒業だと16万円程度だそうです。新卒の平均年収という点で見てみると、短大や専門卒で170万円、高校卒業で160万円弱で、男女別で見ると短大卒・高卒ともに平均年収は4万円から5万円ほど男性の方が高い傾向にありました。同じ新卒であっても高卒や短大卒の平均年収・月収は決していいとは言えませんね。

4大卒の初任給と平均年収

では次に、4大卒の新入社員の初任給と全国平均年収・月収をみていきましょう。厚生労働省が公表しているデータによると、大卒の平均初任給が概ね20万円程度になるようです。

男女別でみると、男性の方が女性よりも月収ベースでみると5千円と僅差ですが高い傾向にあります。平均年収でみると約240万円ほどになるようです。これに別途ボーナスが加算されます。

大学院卒の初任給と平均年収

最後に大学院卒の新入社員の初任給と全国平均年収・月収をみていきます。厚生労働省が公表しているデータでは、大学院卒の平均初任給は概ね22万円程度となっていますが、ここで大卒との大きな違いがあります。

それは男女別での比較です。大卒では男性の方が初任給が高かったのが院卒となると一転、金額の差は僅かながらも女性の方が高い傾向にあるようです。平均年収でみると約264万円ほどになります。

新入社員の初任給が決まる要素③業界

新入社員の全国平均年収や初任給は、働く場所や大卒か高卒かといった要因で差がでてくるようです。平均年収・月収や初任給に違いが出る要因は他にもあり、同じ大卒でも業界別や企業別によって年収や月収・初任給は大きな差があります。

業界別や企業別での新卒の平均年収・初任給の差は、そのまま就活での仕事選びでも重要になってきますよね。ここでは具体的に業界別・企業別の大卒平均年収や初任給を見ていきましょう。

大卒新入社員の年収が最も高い業界は石油・石炭製品

大卒新入社員の年収に違いがあることはわかりましたので、次に業界別の平均年収をみていきましょう。独自調査によると、平均年収が高い業界第1位は石油・石炭製品、2位は出版・印刷業という結果が出たそうです。

一方、下位の業界はでは、金融・保険、インフラ業が挙がりました。しかし、インフラ業界は、新卒時は比較的低年収なのですが、勤続年数が上がるにつれ金額が上がり、30代後半~40代になると一気に上昇する傾向があるのだそうです。

他、情報通信業・教育業界は240万、製造業が220万、小売業が200万円、金融・保険業、医療・福祉業が190万円となります。業界によって平均年収はも大きく変わってきますね。

新入社員の初任給が決まる要素④企業

では次に気になる大卒新入社員の初任給が高い企業をみていきたいと思います。独自調べによる大卒の初任給ランキングによると、以下のような結果が出たようです。ここでは上位10位をみていきましょう。

初任給ランキング

1位 サイバーエージェント 34.0万円
2位 ニイウス コー 31.9万円
3位 ドウシシャ 30.2万円
4位 サイボウズ 30.0万円
5位 セレブリックス・ホールディングス  30.0万円
6位 陽光都市開発 30.0万円
7位 サイバードホールディングス 29.5万円
8位 日興コーディアルグループ 28.5万円
9位 プライム・リンク 28.3万円
10位 アドミラルシステム 28.0万円

大卒新入社員の初任給が最も高い企業はサイバーエージェント

企業別で見ると、サイバーエージェントがダントツで大卒新入社員への初任給が高いですね。業界別だとインフラ系の平均年収は新入社員の頃から高いようでした。経歴によって平均年収が上がっていく業界もあるので、一概には言えませんが生活必需品を扱っている業界では平均年収や月収・初任給も高い傾向にあるようです。

初任給が高い企業の特徴としては、ベンチャー企業ということもあるようです。ベンチャー企業は優秀な人材を求めて初任給を高く設定しているようです。

大手企業や人気の業界は初任給が安く抑えられる事が多く、初任給だけを見てしまうとがっかりしてしまいますが、そのぶん福利厚生が良かったり、年功序列で平均年収が上がっていったりという特徴もあります。初任給の良し悪しだけでなく、未来を見据えた将来性のある企業という見方もできますね。

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業界・企業によって大卒新入社員の平均年収や初任給に差がある

業界別・企業別の大卒新入社員の全国平均年収や初任給を中心的に見てきましたが、いかがでしたか。新卒の平均年収・平均月収の差が出る要因は色々あるようでした。大企業では若いうちの給料をおさえて中高年になってからガッと年収が上がる年功序列、一方外資系企業や新興のIT企業の大手などは最初から破格に高い初任給を提示して優秀な人材を集めようとしているようです。

ただし、見せかけの給料の高低を理由に業界や企業を選ぶのは危険でしょう。月収や年収は、あくまでも一つの目安として参考になさってみてください。

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