日清食品に採用されるための志望動機の書き方と回答例【理系向け】

日清食品対策：理系学生の志望動機作成のポイントとは？

日清食品を受ける就活生が志望動機を作る際にまず知るべきなのは、日清食品の企業理念です。日清食品が企業理念として掲げているのは以下の4つです。

食足世平「食が足りてこそ世の中が平和になる」
食創為世「世の中のために食を創造する」
美健賢食「美しく健康な身体は賢い食生活から」
食為聖職「食の仕事は聖職である」

日清は「食を以て”日本を清いもの”にする」

日清食品の創業者である安藤百福氏は戦争を体験し、食糧の乏しい時代の苦しさというものを肌で感じました。そうしたなか、戦時中の闇市でラーメン屋台に行列を連ねる人々を見て、「食糧が足りれば人々の心は豊かに、国は平和になるのではないか」「そしてその中でも特にラーメンにはその力があるのでないか」そう考え、家庭でも手軽にラーメンが食べられるようにと、チキンラーメンを開発したということなのだそうです。企業名が“日清”ということからも「食を以て日本を清いものにする」という企業の精神が垣間見えます。

理系学生に日清が求めるのは「食の安全」

日清のみならず食品化学グループがミッションとして力を入れているのが、商品である食品の安全を守るために、残留農薬、医薬品、アクリルアミドなどの危害物質や臭気を分析、排除することです。食品による事故を徹底的に回避するため、科学的側面からの原因解明が求められるのです。理系学生で大学での研究内容が食品の安全に活かせるというものがあれば、志望動機に盛り込んで徹底的にアプローチしましょう。

日清食品対策：志望動機の回答例①

【回答例】
大学院時代に専攻として研究していた食品や野菜の成分分析の経験を活かして、大好きな企業である日清食品の食の安全に貢献したいと考えたため志望しました。食品安全研究所において、各工場製品の品質管理、危害物質のリスク評価および管理、新規化学物質の分析方法の開発に携わりたいと考えており、そのなかでも貴社は残留農薬分析体制の構築で、拠点を上海に置いているので、国際的な業務にも携われるという面もあって、強く志望しております。

日清食品対策：志望動機の回答例②

【回答例】
食品中に含まれる危害化学物質の管理や食品の品質管理における管理法の開発などの課題を解決していきたいと考えたためです。私は幼いころ、他社の食品企業が起こした異物混入事件の被害にあい、そのトラウマで大好きだったスナック菓子が食べられなくなりました。それをきっかけに大学で食の管理と科学的な検査体制についての勉強に尽力し、原材料の調達や製造などの安全を守る仕事に携わりたいと考えるようになったのです。「私のような被害者を二度と出したくない」、そしてその中でも特に大好きな商品であるカップヌードルを販売している日清食品でその希望をかなえたいと感じ、志望しました。

日清食品対策：志望動機の回答例③

【回答例】
日清食品が行っている食育などの食文化活動やスポーツ振興支援、インスタントラーメンによる災害支援などを通じての社会貢献活動などに強く共感したためです。特に印象的だったのが、むかしテレビで、あさま山荘事件で機動隊が極寒の現場でカップヌードルを食べている姿や、宇宙飛行士が世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を食べている姿を見たときでした。私は東日本大震災などのボランティアに参加した際に、食を届けることの難しさを肌で感じました。そうした中で、食を届けることの難しい環境でも温かい食べ物を届けることのできた日清食品の商品に強く感銘を受けたのです。ぜひ貴社で、全世界の人々を幸せにする食品というのを開発していきたいと考えております。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

日清食品の志望動機の書き方は回答例を参考に大学での研究や食のエピソードを交えて作成する

理系学生向けに、日清食品に採用されるための志望動機の書き方と回答例を紹介してきました。冒頭にも記載しましたが、日清食品は日本を代表する大手食品メーカーです。日清食品の主力商品はインスタントラーメンで、その知名度は今や世界中に広まっています。書き方の例は、あくまでほんの一例です。自分なりの書き方で志望動機をまとめることが、何よりも重要です。