就活の際に名刺を持つ必要がない3つの理由

就活生の名刺へのイメージ

就活生に名刺は必要なのでしょうか？キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:就活生に名刺は必要だと思いますか？そう思う理由を教えてください。また、実際に名刺を使用したエピソード、使っている名刺入れなどがあれば教えてください。

※上記は就活生から取得したアンケート回答を基に、編集部で独自に加筆した代表的な学生の声の一例です。

就活で名刺を持つ必要がない理由①学生はビジネスマンではないため

就活で名刺を持つ必要がない理由の一つ目は、採用担当者やＯＢの不興を買う可能性が高いからです。名刺は、ビジネスの場面では必須のアイテムですが、就活生はビジネスマンではありません。ビジネスマンでもない就活生が、一人前の顔をして名刺交換を求めてくる行為に採用担当者は不快感を持つのです。

採用担当者は就活生の名刺をもらうメリットがない

また、名刺には相手の連絡先を手に入れるといおう役目がありますが、採用担当者は履歴書などの応募書類であなたの連絡先はきちんと把握しているので、改めて名刺をもらう必要性やメリットは全くありません。ＯＢ訪問での名刺交換も同様に、ＯＢ側からあなたに連絡することはないのですから、名刺をもらう理由がないのです。名刺交換をしたいのはすべて、あなた側の都合なので、相手が不快に思うのは当然です。就活で相手の連絡先を知りたいときには、名刺などという小賢しい手は使わずに、素直に「連絡先を教えてください」と言った方がよいです。

就活で名刺を持つ必要がない理由②会社にとって有益な情報がないため

就活で名刺を持つ必要がない理由の二つ目は、名刺が藪蛇になる可能性があるからです。就活生の中には、自分をもっとアピールするために、採用担当者やＯＢに渡す名刺にＳＮＳのＵＲＬを書いている方がいます。たしかにフェイスブックやブログには、エントリーシートには書ききれなかったあなたの魅力が詰まっているかもしれません。ただし、採用担当者はSNSを見てあなたの評価をあげることはありません。一方でSNSに採用担当者に見られてはまずい情報や書きこみをしている方はとても多いです。

名刺から就活生のマイナス情報が採用担当者に入った

昨今、SNSによって内定を取り消される就活生は後を絶ちません。SNSのプラスの情報は採用されませんが、マイナスの情報には採用担当者は目を光らせているのです。つまり、SNSのURLを採用担当者に教えるメリットは0であり、デメリットはとても大きいです。名刺なんかで就活に失敗したり内定を取り消されるのは嫌でしょう。なので、就活で名刺を持つ必要はないのです。

就活で名刺を持つ必要がない理由③会社の情報を学生に渡さないため

就活で名刺を持つ必要がない理由の三つ目は、名刺は相手に渡した途端、何に使われるかわからないからです。名刺を採用担当者やＯＢではなく、就活生同士の横のつながりを作るために使いたいという方もいるでしょう。ただし、気を付けなければならないのは、名刺に載せているのはあなたの大切な個人情報だということです。電車やバスで偶然隣に乗り合わせた人間に、名前や住所を教えますか？

合説やセミナーに名刺交換がない理由を考える

合同企業説明会やセミナーでの名刺交換はこれと変わりないのです。名刺交換をしたがゆえに、ストーカーや嫌がらせの被害に遭う可能性もあります。なので、就活生同士の安易な名刺交換は控えた方が身のためです。それでも、名刺交換をしたい方は、就活生用の名刺を作りましょう。そこに載せるのは名前とメールアドレスだけにします。メールアドレスも、よくないことが起きたときにすぐに使うのをやめられるように、企業などに連絡先として提出するメールアドレスとは違うものを用意するのがおすすめです。

企業に連絡する際のマナーを確認

就活中は、企業にメールを送ることや電話をかける機会が多くあります。これらは、ビジネスマナーをきちんと守ることが大切です。メールや電話のマナーは社会人として必要なスキルでもあるため、就活中から身に付けておくといいでしょう。マナーを身に付けるために目を通しておきたいのが「就活マナーマニュアル」です。就活に必要なマナーが網羅されており、メールや電話のマナーについても詳しく掲載されています。日程調整などのメール例も紹介しているため、確認しておくと役立ちます。 無料でダウンロードして、電話やメールでの失敗をなくしましょう。

デメリットの割合が大きいため就活生に名刺はまだ必要ない

就活での名刺は、使いようによってはプラスに働く場合もあるでしょう。ただそれは本当にまれなことで、それ以上にマイナスに働くことの方がはるかに多いのです。なので、名刺を作るひまがあるなら、その時間をエントリーシートの練りこみや筆記試験の準備にあてた方がはるかに就活のためになります。