2021年09月27日(月) 更新
【ESの通過率は?】難関企業ランキングと通過するための施策
ES通過率の平均的な数値は?
ES通過率を公表している会社はあまり多くないので一概には言えませんがESの通過率が低い会社では5人に1人、20%程のようです。
ESの通過率は会社だけでなく業界でも違いがあり、食品業界やマスコミ・出版関係は全体的にESの通過率が低いようです。
平均送付は26社程度
マイナビニュースによると、エントリー社数は平均26.3です。前年は25社が平均だったそうで、数値としては上がっています。今後のエントリー予定社数は、前年比で下回っています。
26社全てにESを送るのは、時間がかかります。会社ごとに、ESの項目や内容が異なるためです。早めの準備を心がけてください。
平均通過率は50%前後
ESの通過率は、企業によって差が大きく正確な数字を出すのは難しいです。しかし、ESの平均通過率は50%前後と考えておくとよいようです。また、いわゆる大手企業や人気企業にばかりESを送っている学生だと、多少低いようで、通過率は30%台となるようです。
ただ、自分のES通過率が良くても面接の通過率が低いと意味がありませんので、ES通過率が良くても安心はできません。
大手内定者のESを参考にしよう
不安な人は、大手企業に内定した先輩就活生のエントリーシートを参考にしてみましょう。
「内定者ES100社まとめ」では、なかなか見ることのできない他の就活生のESを100社分掲載しています!
ANA、トヨタ、三菱東京UFJ銀行、伊藤忠商事、サントリー、資生堂など、就活でも人気が高い企業のESを見ることができるため、非常に参考になるはずです。
通過率が低くなる原因
ESの通過率が低くなる原因は大きく3点あります。1点目は、「大手ばかりに送っている」です。大手企業の場合、10,000枚以上のESが届くこともあります。そこから9割に絞ることになれば、1,000枚は通過しますが、9,000枚は不採用です。確率論でも低くて当然でしょう。2点目は、「ESが送る企業に合っていない」です。企業はチャレンジ精神を持ったバイタリティー溢れる学生を求めているのに、地道にコツコツ努力することなど、企業が求める人物像と乖離したエピソードになっていれば、通過率は低くなります。3点目は、「ESの質より量に価値を見出してしまっている」です。下手な豆鉄砲も数撃てば当たるにはなりません。
大手ばかりに送る
今の就活生は、大抵20~40社程度のESを送っています。これは平均値なので、もちろん、10社に満たない学生や50社以上の企業にESを出す学生もいます。もし、30社のES全てが、何千枚も届くような大手企業ばかりでしたら、確率論的にも、通過の可能性は低いでしょう。マスコミの大手しか受けませんという学生がよくいます。まだまだ根強いマスコミ業界。華やかなイメージがあります。テレビも出版も広告もマスコミの大手は応募者が殺到します。出版社なども現状は厳しい業界ですが、人気が高いです。某民放キー局5位のテレビ局ですら、約5,000人がESを出します。その年、最終内定者は20人程度でした。他の業界も同様です。大手ばかりに捉われすぎていると、通過率は低くて当たり前ということです。
ESが送る企業に合っていない
企業に送っているESの内容が、合っていないということもあります。企業のホームページや就職活動支援サイトには、採用の概要のところに、必ずのように「求める人材」や「求める人物像」などが記載されています。ある食品メーカーの求める人材には「チャレンジ精神を持ち、自ら考え、本気になって行動できる人、責任が取れる人」とありました。また、別の食品メーカーの求める人材には「創意工夫できる、積極果敢に挑戦する人」とあります。抽象論が多いのも確かですが、つぶさに比較していくと、業界や企業のカラーが出ています。ESのエピソードがその企業に沿ってなければ、通過率は低くなります。会社説明会やインターンシップ、OBOG訪問などで、社風を感じることも大切です。
ESの質より量に価値を見出してしまっている
時間に追われてしまい、質よりも量に価値を見出してしまうのも危険です。大手企業にESを出し続けて、落ち続けた結果、このパターンに陥る学生もいます。そうなると悪循環にはまってしまいます。就職活動や人生にはある程度、戦略観を持って臨むべきでしょう。狙いも定めずに、むやみやたらにESを出すことはおススメしません。なぜならば、面接では「なぜか?」と理由を問います。選考が進めば、さらに掘り下げて突き詰めて答えなければなりません。仮に、質を高めることもなく量を多く出して、ESが通過したとしても、それは運よくヒットを打てただけのことです。長い目で見たときに、吉と言える結果に結び付くかどうかは疑問があります。就職活動は、自分の人生の一つの岐路です。質を高めて、確実にヒットを打ちましょう。就職活動はそれでも、なかなか最終的にホームランを打って内定を得るのは難しいのです。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある業界を選ぶことが大切です。向いていない業界に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する業界と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの業界を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな業界に適性があるのか診断してみましょう。
ES通過率が低い企業ランキング
就職四季報プラスワンのデータをもとにESの難関通過ランキングを見ていきましょう。
自分の気になる企業がランキング内にあったら、通過率が低いわけですから気合をいれてESを作成しなくてはいけません。
難関企業は大手が多い
1位 エイベックス・グループ・ホールディングス
2位 カルピス
3位 資生堂
4位 キャノンファインテック
5位 明治
6位 ヱスビー食品
7位 味の素ゼネラルフーヅ
8位 アサヒビール
9位 エフ・シー・シー
10位 ワタベウェディング
ランキング上位の企業はES通過率が10%を切る
ES通過率の低い難関企業ランキング1位のエイベックス・グループ・ホールディングスはES受付数9.190、ES通過率7.0%であり、2位のカルピスはES受付数10.400、ES通過率9.6%、さらに3位の資生堂はES受付数は12.400、ES通過率10.5%でした。
ランキング上位の企業はES通過率が全体の10%にも満たないなんて、とても狭き門ですね。人気企業のES対策は外せない就活対策と言えます。
ES通過率100%の企業もある
最もES通過率が低いと言われるところでは7%というデータもあり、ESでかなり学生を絞っているのが見て取れます。
しかし、その一方で、ESを提出すれば面接に進める会社も増えてきています。
ESだけでは読み取れない就活生の魅力を確かめられますし、人を大切にする企業というのをアピールできるメリットがあるのです。四季報2014年度のデータによると、216社がESを全員通過させています。
ESの書き方も面接も同時に上達したいのであれば、これらの企業の選考も受けてみるといいでしょう。
ESの通過率をあげるには?
ESの通過率をあげるために必要な工夫を押さえましょう。ここでは、4つポイントを挙げます。第一に、「企業ごとにESの内容を変える」です。自分の引き出しを巧みに使い分けましょう。第二に、「自己分析を徹底させる」です。ミスマッチも防ぐことができます。第三に、「企業研究を徹底させる」です。相手を知らなければ、選考は進みません。最後に、「大手企業だけに志望企業を絞らない」です。せっかくの就職活動ですから、大手企業以外の中堅・中小企業にも視野を広げてみることをおすすめします。
企業ごとにESの内容を変える
企業ごとにESの内容を変えることも通過率を上げる方法の一つです。特に今まで真剣に取り組んだことが多くある学生は、潜在的なアピールポイントが眠っている可能が高いでしょう。わざわざ自分のキラーエピソードだけで、戦う必要はありません。企業には「求める人材像」や業界・企業の特色があります。引き出しが豊富にあるのなら、使わない手はありません。アルバイト、部活・サークル、ゼミやボランティア、学生によっては高校や中学のエピソードにまで及ぶこともあります。相手がどのような人物を必要としているのか見極める必要があります。引き出しがあまりないという学生も、意外とキャリアカウンセリングを受けてみると、実は自分では忘れていた、あるいは気づいてない長所が見つかることもあります。
自己分析を徹底させる
自己分析を徹底させましょう。自己分析が不十分だと、自分の中にないものを無理に作り出して、企業に売り込むことになりかねません。自分を知ることは、本当にその企業を受けるべきなのかという判断材料にもなります。大学3年生の春に志望業界を尋ねると、出版、広告、食品、公務員、旅行は人気が高い回答です。では、実際に出版社を目指している学生が読書をしているかといえば、していないことが多いのです。あるいは、作ってみたい雑誌があるかといえば、なかったりします。安定していそうだから、楽そうだから何となく公務員という短絡な志望理由に始終してしまうことも同様です。自己分析を徹底させることで、自分ときちんと向き合ってみましょう。自己分析から将来のビジョンを持ち、就職活動を進めて行けば、自ずと精度の高いESになってきます。
企業研究を徹底させる
企業研究を徹底させましょう。どのような企業で、どのような人物を求めているのか。相手を知ることで、なぜその業界・企業なのか、入社して何がしたいのかを明確にすることができます。数多く送られてくるESの中から選ばれるためには、一歩抜きん出たアピールをする必要があります。他のESとの違いを見せることが肝心です。自己PRの完成度を高めてライバルと差をつけることも考えられますが、徹底した企業研究を活かしたESを作成することで、企業に良い印象を与えることができます。なぜ数ある企業からこの企業を選んだのかがはっきりと伝わるESには、志望度の高さと活躍できるイメージを採用担当者に感じさせます。志望する企業により強くアプローチできるように企業研究に力を入れましょう。
大手だけに志望企業を絞らない
大手企業だけに志望企業を絞るのは、極めてもったいないことです。数万社が大学の新卒募集を行っています。大手企業やネームバリューだけで就職活動を行い、ESが通らないのは確率論からいっても低いのは明白です。自己分析や企業研究をした結果、本気で目指したい企業が大手であれば、目標に向かって頑張るべきでしょう。一方で、人生の選択肢、特に就職活動においてはオプションもあった方がよいでしょう。世界シェア1位の企業であっても、数百人しか集まらないところもあります。数百人の応募なら、人事部数名でも、ESに目を通して、全員と会うことも可能です。その企業は規模も大きいので、内定者も多く、最終的に数倍にしかなりませんでした。知っているか、知らないかで大きく人生を左右します。大手だからといって、10,000人と会うことは、物理的に不可能です。大手のESで落ち続けて、自信を喪失しないように注意してください。
平均的なエントリーシート通過率は50%前後!通過率をあげるための対策をしよう
内定に向けた初めの一歩はESの提出です。自分を見つめ直すきっかけとなりますのでぜひ書き方を学んで通過率の良いESを作り上げてください。また、通過率も含め企業研究も十分おこないましょう。難関企業のランキングも要チェックです。
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