2021年10月15日(金) 更新

説明会と同時に一次選考が行われる場合の対策【同時開催の目的とは】

説明会後に一次選考をするのは学生を確保するため!?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「説明会と一次選考を同時に行う企業の狙いはなんだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • そんなに対策してない人は落とされる
  • 時短、経費削減
  • いい学生をよそに行かないようにする
  • 興味のある学生の確保とスケジュールを簡易にする
  • 手間を省いている

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「説明会と一次選考を同時に行う企業の狙いはなんだと思いますか?」

説明会と一次選考を同時におこなう企業の狙いについて、就活生の多くは学生の確保と時間や手間、経費を削減するためだと感じているようです。

「そんなに対策してない人は落とされる」など、準備をしっかりしなかった学生を振るい落とすために、説明会と一次選考を同時にしているという意見もあります。実際はどうなのでしょうか。この記事では、説明会と一次選考を同時にする目的と対策についてご紹介します。

説明会後に行われる一次選考の内容

就活では、会社説明会を行った後にそのまま一次選考に移るケースもあります。

説明会後に選考があるのは就活生にとって不安でしょう。あらかじめ発表され、履歴書の持参が必要なケースが多いといえます。この際に準備をしていないと、一次選考を突破できない可能性があります。どんな内容が行われるのか、知っておきましょう。

集団面接や筆記試験が行われるパターンが多い

企業の説明選考会では、筆記試験や集団面接が行われるパターンが多いです。

筆記試験は適性検査などのペーパーテストもあれば、企業ごとに課題が書かれた問題が出題されるケースもあります。例えば、事業内容や会社の概要、新商品の提案、作文といった内容です。

また、企業説明会後に行われる集団面接は学生の待ち時間もあるため、持ち時間は少ないと考えておきましょう。質問もそこまで多くないですが、それぞれ結論から述べ端的に説明できるようにしておくことが大切です。

特に志望動機、自己PRは確実に言えるようにしておいてください。では、企業側はなぜ説明会後に一次選考を行うのでしょうか。

志望動機が思いつかない時は、ツールを使うのが一番オススメ!

志望度はあっても、上手い志望動機が思いつかいなくて悩んでいる就活生は多いです。「その会社じゃないといけない理由」なんてなかなか思いつきませんよね。

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ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

個人面接に備え最低限の企業研究が必要

説明会後の一次選考では集団面接だけではなく、個人面接がおこなわれる場合もあります。個人面接の場合は集団面接とは違って、一人あたりにかけられる時間は多いですし、細かい部分まで見られることになるので注意が必要です。

しっかりと対策をしておかなければ選考を攻略することはできませんし、最低限の企業研究はおこなっておく必要があります。

会社説明会で説明された内容はしっかりと理解しておかなければなりませんし、プラスアルファで企業への理解を深めておくことが大切です。

企業研究がしっかりできていることが伝われば、志望度の高さが伝わり好印象を与えることができます。説明会だからと油断することなく、企業研究は事前におこなっておきましょう。

会社説明会後に一次選考を行う目的①:コスト削減

会社説明会と一次選考の面接を同時開催する企業の目的として、まずはコスト削減が挙げられます。

例えば、ビルの大会議室やホテルのホールを大々的に使って会社説明会や一次面接を行う会社がありますよね。こういった施設を利用するにはたとえ1日であってもかなりの費用が掛かります。これを別々に行うと費用は倍です。

また参加人数が多いと、それだけ担当者の数も必要となり、これを別々に分けると人件費もばかになりません。交通費のこともあり、学生の交通費を負担する企業もありますが、これも複数に分けると交通費出費も2倍となってしまいます。

企業側の都合だが学生にとって有利な場合もある

規模が大きくなればなるほど、こういったコストは馬鹿にならない額になります。会社説明会は1度きりではなく、採用時期には何度も開催されますので、総計ではかなりの額になるでしょう。ですからコスト削減のため、企業としては説明会と一次選考の面接を同時に行った方が割りが良く助かるのです。

しかし、学生にとっても同時開催が有利にはたらく部分もあります。本来であれば一次選考の面接まで辿りつけない場合もあるのに、同時開催であれば無条件で一次面接をしてもらえるからです。同日開催で手間も省けますので、ポジティブに考えましょう。

学生側も交通費の節約ができる

会社説明会後に選考がおこなわれることで、学生側も交通費などの節約できるため、企業と学生双方にメリットがあると言えます。

就活では何かとお金が必要になりますし、アルバイトをしている余裕がない場合も多いです。学生側も説明会や選考にかかる費用は大きいですし、交通費であっても積み重なればかなりの金額になってしまいます。

金欠に悩まされる就活生は多く、交通費が節約できるだけでもありがたいと感じる人は多いです。本来であれば会社説明会と選考それぞれで交通費が必要ですが、まとめておこなうことで出費を少しでも抑えられます。

企業としてもコスト削減の意図がありますが、学生側でも同じようにコスト削減ができますので、悪いことばかりではありません。

会社説明会後に一次選考を行う目的②:スケジュール調整

会社説明会と一次選考の面接を同時に行うのは、スケジュール的な目的もあります。採用担当といえども、説明会や面接だけが仕事ではないので、分割されるとその度にスケジュールを合わせなくてはならないので忙しくなるのです。採用時期は特に採用担当が忙しい時期で、他にも多くのタスクを抱えています。

できれば説明会と一次選考の面接は同時に行いたいと考えるのでしょう。また採用活動全体のスケジュール合わせという理由もあります。

就活の絶頂期である4月~6月を越えると、会社説明会と一次選考面接が同時になってくる企業が増えてくるのはそのためです。

スケジュールを急いでいる企業は内定も出やすい傾向にある

これはすでに内定の出ている先行組が出はじめ、先行組に設定した内定式や事前教育などのイベントスケジュールに後続組も合わせるために急ぎ足にしている影響です。

終盤でスケジュールが圧している会社などですと、説明会+一次面接+二次面接を同時に行うというところもあります。そういう所は、通常よりも内定が出やすいといえるかもしれません。

直接社長と面談できる場合もある

説明会と選考が同時におこなわれるとき、直接社長と面談できる場合もあります。

企業によって社長と面談ができるかどうかは異なりますが、社長が説明会に参加しているときは、その後の面接でも社長が在席するケースがあります。社長と面談できる機会はなかなかありませんし、非常に貴重な機会です。

社長に気に入ってもらうことができれば、その後の選考も有利に進められることも多く、内定の獲得にもぐっと近づくことができます。基本的には面接が進むにつれて面接官の役職も上がる傾向にありますが、必ずしも最終面接が社長とは限りません。

場合によっては役員面接などで終わることもありますので、社長が同席している場合はしっかりと対話をし、有益な情報の獲得を目指しましょう。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

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会社説明会後に一次選考を行う目的③:学生を逃がさないため

最後に、学生を逃がさないことも会社説明会と一次面接を同時に行う目的の1つです。会社説明会には参加したが、後日の一次選考面接では数が減るというのは必然的なことでしょう。

特に就活の激戦期などは、他の企業の選考と一次選考の面接日程が被ってしまい参加を辞退されたすることもあります。引く手数多の優秀な人材ですと、日程が変わっただけでも参加意欲を無くすという方もいるのです。

説明会と一次選考を同時にすると参加の絶対数が増える

会社説明会と一次選考の面接をセットにすれば、選考に参加する絶対数が増えます。これによって企業はより多くの人材と会うことができ、選べる幅が広がります。

こういった学生を逃がさないといった目的も、会社説明会と一次面接を同時に行う理由の1つといえます。優秀な学生が欲しい企業側の都合を考えたら、合理的なのかもしれませんね。

説明会後の面接は学生の意欲が高まる傾向がある

説明会後の面接では学生の意欲が高まる傾向があり、より良い人材の獲得を目指しやすくもあります。

説明会によって企業の魅力などを知れば、その企業に就職したいと意欲も湧いてきますし、モチベーションが高くなる場合も多いです。仕事をする上ではやる気は非常に重要ですし、どれだけ能力があってもやる気がなければ採用しないと考えている企業は多いです。

モチベーションが高いことで学生側もアピールになりますし、企業としても採用活動を進めやすく、お互いにメリットがあると言えます。意欲が高まれば学生を獲得しやすくなりますし、内定の辞退なども防ぐことができます。

辞退者を少しでも減らそうと考え、説明会の後にあえて選考をおこなう企業も少なくありません。

会社説明会後に一次選考がある場合の注意点

会社説明会後に一次選考がある場合はしっかりと対策をしておかなければなりませんし、事前の準備は必須です。

準備をしないままに臨んでしまうと、選考で力を発揮することができなくなりますし、内定も遠のいてしまいます。また注意点もいくつかありますので、それらを知っておくことも大切です。

注意点が正しく守られていなければ印象は悪くなりますし、高評価を得られなくなります。会社説明会後に一次選考がある場合は何に注意すればいいのかを知り、上手に選考を進めていきましょう。

身だしなみやマナーを意識する

会社説明会後に一次選考がある場合は、身だしなみやマナーを意識することが大切です。就活では身だしなみやマナーも重要な評価のポイントのひとつですし、それが守れていなければマイナスの印象を与えてしまいます。

説明会でも身だしなみなどは見られていますので、しっかりと整えておかなければなりませんが、時間の経過とともに身だしなみが乱れてしまうことも多いです。

選考がある場合はもう一度身だしなみを見直し、乱れている点がないか確認しておく必要があります。また説明会が終わったことでほっとしてしまい、油断することのないように注意しなければなりません。

油断するとマナー違反もしてしまいやすいので、選考前にはしっかりと気を引き締めておくようにしましょう。

説明会の感想や印象も答えられるように準備しておく

会社説明会後と選考が同時におこなわれる場合は、面接で説明会の感想や印象などを聞かれることも多いです。説明会にどのような気持ち・姿勢で臨んでいたか、しっかりと話を聞いていたかなどが見られていますので、答えられるように準備しておく必要があります。

説明会の感想を答えることができなければ、真面目に取り組んでいないとしてマイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。

やる気がない、企業への志望度が低いと判断されてしまいますので、説明会ではしっかりと担当者の話を聞いておく必要があります。ただ話を聞くだけではなく、自分なりに意見を言えるように内容をまとめておき、感想や印象などを聞かれても困らないように準備しておきましょう。

会社説明会後に一次選考を行う目的はコスト削減・スケジュール調整・良い人材の確保

会社説明会と一次面接を同時に行うのは上記のような目的が考えられますが、遠方地からの就活生への配慮など他にも理由はあるといえます。

いずれにせよこの二つがセットになっていることは、学生側から見ても時間短縮にもなりメリットとなってくるでしょう。

会社説明会後の一次選考では、筆記試験や集団面接が行われます。対策をして挑みましょう。ただ説明会後、直ぐに選考ですので志望動機などは事前情報からしっかり練っておく必要はでてきますね。就職活動は今後の人生を大きく左右する事ですから、焦らずジックリと検討して決めなければいけません。

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